人は1人では生きていけません。馬や牛が生まれてすぐに立って歩けるのに、人は1歳くらいまでそれができません。1人で立って歩けるようになるまで、母親をはじめとする多くの人に助けられながら成長していきます。ようやく1人で歩けるようになっても、十数年、誰かと一緒に遊んだり学んだりしなければ一人前になれません。独り立ちできたと思っても、社会的動物である人は、生きている限り何らかの形で人とつながり続けます。 そのため、どんな人にも死んだら必ずと言っていいほど悲しんでくれる人がいるものです。孫策(そんさく)が殺したある人物にも、復讐に臨むほど死を悼んでくれる人がいたのでした。 監修者 kawauso 編集長(石原 昌光) 「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄