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この前の記事で、子がいきなり小児科にかからないかんようになってっていうんで心配させてしもてごめん。もう大丈夫やきん。母乳とミルクガブガブ飲んでうんこブリブリしてしっこジャージャーしてぅおぎゅおああああって泣っきょる。 ほんでもちょっと難産やったんな。両親ともに頭がでかいきんかしらん、子も頭がでかくてなかなか出てこんであずって母子ともにエラい目してちょっと最初のほう保育器に入ったんな。でも前の記事のまんのう町の子ども医療費無料のおかげで保育器のお部屋代だけで済んだがー。一泊500円とか。カプセルホテルみたいなもんやな。 そんなこんなでホッとしとる中、こんな記事読んだ。 死は悪いことではない!?「自然出産」に違和感 : 宋美玄のママライフ実況中継 : yomiDr./ヨミドクター(読売新聞) ここで採り上げられてる吉村医院のことは以前から知ってて、数年前に近所のとある名のあるお寺さんで『玄牝』
最近やたらぬくい日があったり雨が降ったりして、ブロッコリーがようけ採れるようになってきた。3番手品種の収穫がほぼ終わって、遅れていた2番手を収穫中。4番手ももうすぐ収穫開始できそうやが。 この2番手くんがな、ちょっと個性的な品種でな、ブロッコリー最大の敵である根こぶ病に強くて、根ががいに張る。その割に茎葉はそんなに大きうならん。実に管理のしやすい品種やな。ところが収穫の段になってちょっと難点があって、花蕾にデコボコができやすいんやが。デコボコのなにが困るか。見栄えが悪いきん等級が落ちる。それはまだええんやけど、デコボコのボコのところにな、雨水が溜まって花蕾腐敗病という病気を招きやすいんやが。ほんの一部でもこの病気になるともう出荷できんようになる。例えばこんなん。 くぼんだところに水がたまってな、そこが黒く腐ってしもうたんが分かるやろか。状態によっては病気が中のほうまで進んでしまうこともある
レタスを巻くフィルムをな、切らしとることに気づいたきん、夕方慌てて買いに行ったんやが。急いどったきん、いつも包装関係を調達しよるとこでなしに近場の開いとるお店で買うた。帰って使うてみたらフィルムのデザインがこんなん。 清浄野菜!! 話には聞いてたけど、ディスプレイや本じゃなくて現場の包装資材にこの文字列は初めて見たがー。聞いとった話はこんなん。…戦前までこの国では人糞尿が肥料として畑に使われとって、寄生虫がうじゃうじゃしとるきん野菜の生食などできたもんでなかった。戦後、化学肥料がわりあい安く使えるようになって人糞尿に頼らなくてええようになったところ、寄生虫の心配をせんでええとのことでこのキャッチフレーズを使って野菜を売出したとさ…。 ということはこのフィルムは何十年も前からこのデザインなんやろうか。ふむ、ちょっと気になってググってみた。そしたらちょっとわし思い違いしとったのが分かったし、も
ブロッコリーとレタスが相変わらず高いなあ。正確には、クリスマスを第一のピークとして12月の終わりから1月頭にかけて少し安かったんやけどまた第二のピークがやってきて高止まっとるなあ。 寒いんやが。なんとて寒い。雨はそれなりに降ってくれとるんやけど、とにかく寒い。そらブロッコリーはふくれんし、レタスは巻かん。ここ2~3年の厳しい冬になる傾向やけど、今年が一番寒いんとちがうん。え、そんなことないって?それは最近流行りのヒートテックなんかの発熱系のシャツのおかげさまを疑ってみてもええかもしらん。わしもあれ着て仕事するやろ。ほんだらちょっと動いただけでぬくんなって、気温の感覚がおかしくなるんやが。今日はぬくいな10℃はあるなと思って気温計みたら6℃とかな。ちょっと気をつけとかなトンネルなんかの温度管理で下手打つことになるかもしらん。 ちょっとブロッコリー産地の今の様子について説明するわな。わしらも大
前にも書いたけど(参照)、原発事故後、百姓のことを人殺しみたいに言うひとたちが現れて、まあそこまででなくても、それを田んぼや畑で作った人がおることを知ってか知らずか、わしみたいな西日本の百姓から見てもちょっとまってつかよというような東日本の作物に対する仕打ちがあったわけやな。それはそういうことを言う人だけが悪いんじゃなくて、ざっくりと言うと行政やなんやらのリスクコミュニケーションの失敗もあったわけやけど。 ここ香川県でも、ぼんやりとSNSなどを眺めておりますとですね、自称八百屋さんが「◯◯県と〇〇県のりんごはダメだな」などと鳥のさえずりのように軽やかにダメ出ししたり、自称反原発活動家の(しかもリーダーっぽい)方がですね、福島第一原発から遠く離れた岩手県の震災瓦礫の受け入れを検討していると報じられた県の米を指して、これまた朝日のようにさわやかにダメ出し。そら腹立ちますわ。 これは香川県の話や
忘れないうちに去年のカメムシの記録をしとくで。 去年は1月下旬の大寒波を除けばエルニーニョ現象で暖冬傾向が続いてカメムシの越冬世代が動き出すのも早かったな。越冬世代の活動は目立たんのやけど、スタートが早いぶん第一世代の出現も早くなる。例年、ミナミアオカメムシ第一世代が成虫になる寸前に終わるようにスイートコーンの作付けをするんやけど、カメムシの前進、そんで運の悪いことにスイートコーンのほうが梅雨前半の長雨で遅れてしもうて成虫が多数飛来。最後のミルキースイーツ88STは久しぶりに悲惨なことになった。 今年は一番遅いぶんのスイートコーンにおとりのゴマかクレオメを並べておこうと考えとる。 タバコカスミカメの第一世代出現も早かった。7月5日頃にはクレオメに飛来してた。 どっかの資料にも書いてたけど、タバコカスミカメはクレオメが好きすぎて露地だとアザミウマやコナジラミなんかの動物性の餌があるところへ積
それは百姓が寄ってきよるだけやがな。 いつもわしが言いよることやけど、ひとくちに百姓・農家言うても北海道や北陸でがいに米作ってる農家と香川でイチゴ作ってる農家は全然違う。もちろんブロッコリー作ってる農家も違う。みんな違ってみんな農家。一緒くたにはできんのよな、ほんま。 そんでもそんな農家に共通する悩みというものがあるんやけど、なーんや。腰が痛いとか違うで。香川県の誇るイチゴのらくちんシステムを見よ。 それはやな、作業用の長靴がすぐに裂けたり破れたりして使えんようになることやが。ホームセンターや農材屋さんに行くとだいたい980~2980円くらいで長靴売っりょんやけど、どれを試してもまあ三ヶ月くらいでどっかから水が入るようになる。値段はあんまり関係ないみたい。ゴム長靴の宿命なんやろうか。そりゃ値段がええほうが、機能性は高いんやろうけどなあ。そんな話をたまにTwitterで各地のお百姓さんとする
お盆用の小菊の一部というか半分くらいが、今年背が伸びなんだんやが。去年からの傾向。今年はもっと伸びなんだ。組み花の下の方につかってなんとかしのいだんやけど、組み花は手間がかかる。今年はえらい(しんどい)お盆商戦やったなあ。 背が伸びんうちにつぼみがついてしまうんや。つぼみがついたらもうそんなには背は伸びんきんな。尿素の葉面散布などでなんとか伸ばしてやろうとする。しかし無理に窒素を吸わせると当然病気にやられる。なんとか殺菌剤でごまかす。これはあれですよ。典型的なdisられやすい慣行農法ですよ。情けないなあ。 原因はなんやろうか。去年は元肥不足を疑った。ところが今年はブロッコリー跡の残肥があるところに元肥も追肥もしっかりとやった。それでも去年よりさらにこんまい。これはおかしいなと思ってな。調べてみたらわい化病というのが引っかかった。後は初期に低温にさらされたり乾燥ストレスにあたって花芽分化した
レイチェル・カーソンをちゃんと読もうでの続き。予告通り、『沈黙の春』の最後の章「べつの道」を読んでいくことにするが。その章では化学農薬大量使用に頼らない、新しい「生物学的」(新潮文庫版p323)防除方法を探っとる。それらが今現在の日本でどうなっとるか、順番に見ていくよ。 まずは「雄不妊化」による害虫の根絶(p324)。雄だけの不妊化とは違うけど、沖縄で行われたウリミバエの根絶計画を知っとる人も多いんと違うやろか(参照)。これは放射線を照射して生殖能力を喪失した個体を大量かつ継続的に放って、普通に生殖能力を持っとる虫どうしの交尾を減らして、しまいにおらんようにしてしまおうという荒業やが。最近は不妊化の方法として、遺伝子組換えを利用して、マラリアやテング熱を媒介するネッタイシマカを根絶しようとしとる。微妙に不妊化とは違うけどつい最近、ブラジルでの同様の事例が紹介されて話題になっとったな(参照)
春先に農薬の話を集中的にしようとしてて(参照)、いや、草コミュニケーションやがーとか寄り道してるうちに忘れとったんやけど、ひとつの叩き台としてレイチェル・カーソンの『沈黙の春』を使おうと思っとったんやが。思い出したのは、今でもこの本を巡る論争があるんやけど、その一端を目にして、みんなこれちゃんと読んでるのかなあ、読まないで空中戦してない?と感じたのが原因やが。 これ、アメリカで最初に出版されて今年で50年経った今でも環境問題のバイブルみたいな扱いで、大学生が読むべき100冊なんかにたいてい入っとるんやけど、環境問題に関心の高い人たち、もう一度書くけどちゃんと読んどる?わしは読んだよ。百姓を本格的にはじめて2~3年経った頃やったかな。風呂で一ヶ月くらいかけて読んだ。ちゃんと読んだ人は分かると思うけど、いろんな化学薬品の名前と共に繰り返し同じような環境破壊の話が出てきて結構苦痛なんよね。でもま
この前 #AKBのCDの使い道 というハッシュタグを見てたら鳥よけというマジレスが多いですね。以前畑で実験したところ、CD-RやDVD-Rは風雨にさらすと数ヶ月で透明プラ板に返っちゃうのですが、プレスしたCDは断然耐久性が強いです。聞けなくなったプレスCDは菜園・果樹園へ。 — TOYOSHIMA Kazutoさん (@zevonkeirin) 5月 29, 2012 というツイートしたら割といっぱいリツイートされたんやけど、NAVERまとめのほうでもAKBのCDはえらい話題になっとるんやな。 大量買いされた『AKBのCD』のヒドい末路 - NAVER まとめ CDの投票券や握手券を目当てにいっぱい買うファンの人がおるんやなあ。なんだかわしらの子供の頃のビックリマンチョコみたいやな。ちなみにわしはお友達のみんなからチョコもらって食べる係だったよ!喉渇くけどおいしいよね。 CDはチョコと違っ
はーるだーいこーん! ウチのオヤジが寒さをしのぐトンネル張って作りました。農大の1年コースをなぜか2年間通って作った集大成。言わば卒業制作。どうも座学はサボりがちのようやけど、畝立てるのとマルチやトンネル張るのはほんまうまくなったきんなー。わし、教えてもらいよる。春大根やきんちょっと辛いけど、みずみずしくておいしいよ。 根菜は抜いてみな分からんきん、おもっしょい。奇形作物の話でも書いたけどな。未熟堆肥や石なんかの障害物があるとするっと避けたり、じゃあなとばかり二股に分かれて伸びる。植える前にやれることやったらあとは土の中でなにしよるのかは分からん。オヤジの作った大根みたいに短足ながらも太ましく伸びよるかもしらんし、ひょっとしたら虫の幼虫や線虫が食いよるかもしれん。 土はおもっしょいな。ドキドキするな。ワクテカするな。ところがどいや、一年とちょっと前、福島県で原発からセシウム134とセシウム
とある栽培技術をうちの畑で実験してみたいなーと思って、とあるところに相談しに行ったんやが。実験に必要な資材を取り寄せてもらわないかんし、実験して得られた知見はなるべくみんなで共有したいきんな。 ところが担当者さんはその技術をあんまり評価しとらんようやが。そんなわけで担当者さんが考える代替技術とかも交えながら小一時間ほど議論して、いろいろ有益な話も聞けたし、まあこれは最後の手段にしとこうかということでわしのほうが折れたんやけど、最後にこんな捨て台詞を言われた。 「頭の固い偉い先生の言うことなんか信用したらいけませんよ」 これにはちょっとぽかんとしてしもうた。実は何年か前に同じ話を違うところに持っていったときにも最後に一字一句同じことを言われた。まあ昔からよくあるステレオタイプというか慣用句だよね。でも、その慣用句にピンとこん自分に気づいてしまったんや。ちなみにその栽培技術を最初に発案して実証
テレビ(『ウソでっせTV』やったっけ?)で堂々と東北の作物をいっしょくたに毒扱いした大学教授の武田邦彦先生が最近のブログ記事でこんなことを書いとる。 最近、食材はますますひどい状態になってきました。無理矢理、関東、福島の野菜を食べさせるために、汚染されていない各地の野菜を出荷しないように圧力がかかっています。こんなことが起こるなんて、自由で明るい国、日本とは思えないですね。 (世田谷の高線量率と福島の新米(緊急)) そんな圧力どこにあるの?誰が誰にかけてるの?わし知らんけど。言うに事欠いて陰謀論な。アカデミズムの人間として恥ずかしくないんな。以前、一関市長がこの人の発言に抗議したことがあったけど、JA全農はこの大学教授に厳重に抗議し、説明を求めるべきや。もし圧力の主体がJA全農であれば悪者にされとるということになり、圧力をかけられているのがJA全農ということであれば圧力に屈しているとバカに
その1のほぼワンフレーズに対する大反響にビビりつつその2を書くことにするが。 うちは有機肥料も化学肥料も農薬も使う普通の農家やきん、有機~や自然~を推奨するマクロビオティックを批判するのはポジショントークと思われるかもしらん。でも同時にわしは直売所にも積極的に出荷しよるきん、身土不二のキャッチフレーズの下、近隣で採れた作物をこれまた推奨するマクロビオティックの人はお客さんになりうる。この時期出っしょる軟弱葉物なんかは法律上表示してないけど使う必要がないきん農薬使ってないしな。 そんなわけで難しいところなんやけど、やっぱりなあ、意味なくというかちゃんとした根拠なくこれがエエあれはイカンというのはその1にも書いたけど偏食やで。百姓やってるからには食品リスクとか勉強しとかないかんと思ってそれなりに勉強したけど、意味なく食う物に枠をはめるのが一番リスク回避の観点からはよろしくないんやが。詳しくはこ
この前とある手作り系イベントのチラシを見ていたら恐ろしいことに気づいたが…。食いもんの出店が、マクロビむすび、マクロビスイーツ、マクロビたこ焼き…全部マクロビとついておる。気持ち悪いが…。 気持ち悪いと感じるのはわしだけかもしらん。表題にもある通り、わしはマクロビオティックが嫌いである。大嫌いである。ニセ科学批判界隈ではあれは「間違った栄養学」と言われるけれども、わしに言わせれば「中二病的世界観に基づく著しい偏食」やが。 陰! 陽! 無双理論! …かっこええでないか。しまった!感心してしもうたが!わしも中二病の気があるきんなー。中二病というのは14歳くらいの男の子が陥りやすい妄想癖のことやが。言葉の響きがそんな感じやろ?妄想やきん当然そこに科学的根拠などない。そこがニセ科学批判界隈から問題視される所以やが。 妄想だけで害がなければええでないかと言う人もおるかもしれんけど、残念ながらなんちゃ
「ありがとなー」と毎朝声をかけて育てたストック。 「このくそぼっこ!」と毎朝声をかけて育てたストック。 モーツァルトを聴かせて育てたニンニク。 ヘビメタを聴かせて育てたニンニク。 うーそーやーがーなー(笑)。 ストックは単なる健全株と菌核病にやられた株。ニンニクはマルチングで促成栽培させたものと遅植えしたものやが。 いやね、昨日ブックオフの100円コーナーでこれ↓を見つけて思わず拾うてしもうたんやけど、大笑いさせてもろたきん、わしもインチキごっこしたくなったんやが。
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