織田信長は本当に「無神論者」だったのか？比叡山を焼き討ち本願寺と戦った男の真実 ｜ 和樂web 美の国ニッポンをもっと知る！

服装や髪は乱れたまま。全くもって礼儀正しくない。 さらにその上、悲しみで途方に暮れる親族の集まりの中。つかつかと、仏前まで歩き。なんと、抹香を鷲掴みにしたかと思うと、そのままぶちまけたのである。 これは、織田信長を語る上で、必ずといっていいほど取り上げられるエピソードの1つ。言葉を失うほどの「規格外」とでもいえばいいのだろうか。このエピソードをもとに、「無礼者」や「うつけ」といった若き日の信長像が定着する。 だが、最初に下った最低最悪評価は、いつの間にか姿を変える。信長が勢力を拡大するにつれて、「無礼者」が「天下を狙うほどの器量」へと実を結ぶことに。この始めと終わりのギャップが大きいほど、人は畏怖の念を抱く。 そして、いつしか。周りの者は、静かに納得するのである。 ああ。 信長の如く、天下人になりうる一握りの人間は、結局、自分たちと違うのだと。 到底、凡人の我々には理解できなくても仕方ない

[Midas]

(承前)いまの日本人が(曲がりなりにも)『宗教』というものに懐疑的でいられるのは間違いなく織田信長がいわゆる信心狂いの連中を皆殺しにしてくれたおかげ(南京大虐殺につながる日本人のプロトタイプは比叡山焼き討ち