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IT企業のM&A戦略
バリュエーション(企業価値の評価)というのは不思議な仕事だ。1990年代、投資銀行では表計算ソフトを... バリュエーション(企業価値の評価)というのは不思議な仕事だ。1990年代、投資銀行では表計算ソフトを最大限に利用して評価を正当化する努力を続けていた。時には驚くような考えもあったものだ。 例えば2000年12月、通信機器メーカーのCienaはオプティカルスイッチングシステムの開発会社であるCyras Systemsを26億ドルで買収した。当時Cyrasに収益がなかったにもかかわらず買収に踏み切ったCienaだが、これは同社が将来的な収益を期待してのことだった(現在もその期待の結果が出るのを待ち続けているようだが)。 ここ数年で評価はかなり妥当なものになってきた。実際のところ、バリュエーションという振り子は両極端に揺れ動いていた。上記の例も極端だが、逆にしっかりしたビジネス基盤を持った企業を評価額以下で売るというのもどうかと思う。 株式市場というものは、必ずしも常識のある場所ではない。経済学

