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大谷翔平
kaneco.hatenablog.com
ハイカラさんの苦悩 料理家、飯田美雪の自伝、『食卓の昭和史』(講談社)を読んでいると、大正の初め、父親の仕事の関係で、平壌にいた飯田が女学校を卒業して東京に戻り、兄たちの食事の世話を始めた頃の感想に目が留まった。「この頃の生活で私がいちばんいやだったのが、食事のための買い物です。日本は階級差別のない国といいますが、それでも昔は、ある程度の家の娘が八百屋や魚屋の前に立つというのは、身を切られるほど恥ずかしくつらいものでした。そのころは両親の元ではみな、注文で依頼する習慣でした。料理をつくることは大好きで、昔から母の手伝いをしていましたから、とても楽しいことでしたが・・・。」というものだ。 以前、原敬の家族が書いた伝記に、原家には「台所の奥様」と呼ばれる食事全般を預かる人がいて、家の主婦にも台所に入られるのを嫌ったとあったが、ある時代までは炊事、洗濯、育児が分業になっていたために、「買い
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