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アメリカ大統領選
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君、時というものは、 それぞれの人間によって、 それぞれの速さで走るものなのだよ。 (ウィリアム・シェイクスピア『お気に召すまま』より) いつ頃からだっただろうか。「速さ」が異常にもてはやされるようになったのは。 最近の動画配信サイトにはデフォルトで「1.4倍速」「1.7倍速」のように、「高速で観る」ための機能が実装されていることが多い。U-NEXTにもAbemaTVにもHuluにも当たり前のように高速にするボタンがある。それだけ高速で観たいという需要が高まっているのだろう。 シェイクスピアはかつて、戯曲『お気に召すまま』の中で「時というものは、それぞれの人間によって、それぞれの速さで走るものなのだよ」というセリフを書いた。それから、400年以上の時が経った。 この400年で、シェイクスピアの指摘した「それぞれの速さ」は更に極端になっているに違いない。 なにしろ、西暦1600年にシェイクス
詩の言葉はあまりに密集し、様々な意味を持つため、集中的な意識を払うことが求められる。 そして、再読をする者にだけ最大の報酬を提供するのである。 (エズラ・パウンド) エズラ・パウンドは、20世紀初頭のモダニズム運動の中心人物である。彼の作った多くの実験的で挑戦的な詩は後世に大いに影響を与え、自由韻律詩を普及させることとなった。 現代のおよそ一切の詩も、エズラ・パウンドの影響を受けていると言っていいだろう。 そして、そんな偉大なる詩人は、詩に対して集中的な意識を払うことを求めている。 さて、ここで問いかけたい。J-POPの歌詞に対して、あなたは集中的な意識を払っているだろうか? 多分、ほとんどの人がJ-POPの歌詞に無頓着である。サビは口ずさめるが、AメロやBメロの歌詞は全く知らないという曲が多いのではないだろうか。 例えば、この曲。アンジェラ・アキの『手紙~拝啓 十五の君へ~』。誰もが一度
「シグルイ」というマンガがある。 シグルイ 1 (チャンピオンREDコミックス) posted with amazlet at 19.09.08 秋田書店 (2013-09-13) 売り上げランキング: 1,050 Amazonで見る たいへんに面白いマンガなので、僕はかれこれ10年ほど「一番好きなマンガは?」と聞かれたときに「シグルイ」と答えている。 今日はこの「シグルイ」の魅力について語りたい。このマンガ、一言で言うとビビりすぎて笑ってしまうマンガなのだ。 これは本来正しくない。このマンガはギャグ漫画とかではなくシリアスものなので、読者は手に汗握りながら登場人物の戦いを見守るのが正しい。そこに笑いの介在する余地はない。 だけど、僕は笑ってしまう。それも、ビビりすぎて笑ってしまう。 うん、何言ってるか分からないと思う。ここから詳述するので安心してついてきて欲しい。 「命のやり取り」が主題
「う~ん、どっちかなぁ……」 裸のオジサンが、ウエディングドレスを注視している。 これは新しい変態の形ではない。一人の男が戦いを続けた結果、たどり着いた場所なのだ。 始まりは「ごみ分別クソ食らえ人間」 よく晴れた秋の日。僕の家に、一人の芸人が訪れた。 彼。マシンガンズ滝沢さんである。 僕は小学生の頃、「エンタの神様」などのネタ番組に彼らが出ているのをよく見ていた。腹が立つものに対して2人で怒りまくるといった芸風で人気を博していた。 あれから、10年以上の時が流れた。彼は今、全く違う形で人気を博している。 『ゴミ清掃員の日常』がまた重版になりました。こんなに早いペースで増刷になるなんて、本当にみなさんありがとうございます! pic.twitter.com/qAWLZ9qm1i — マシンガンズ滝沢 (@takizawa0914) October 14, 2019 それは、「ゴミ清掃員」である
「天気の子」、やっと見た。 うん、ブロガーとしてはめっちゃ遅い。前前前世から来たのかよってくらい遅い。「遅いよ」と君は怒るかもしれない。うるせえな。これでもやれるだけ飛ばしてきたんだよ。 はい、ということで、乗り遅れた感があるので何も語らないつもりだったのですが、見たら感想が溢れすぎたので語ります。心が身体を追い越してきたのです。 感想を一言で言うなら、もうね、「鬼ポップ」。これに尽きる。すごすぎ。新海誠、あっぱれだわ。ここまでやられるともう絶対文句言えない。 「君の名は」を見たときは、僕正直文句がいっぱいあったんですよ。新海誠の路線これでいいんですかと。秒速5センチメートルとかで確かに見せた「叙情性を丁寧に描き出す芸風」を捨てていいんですかと。 でもね、「天気の子」を見たらもう何も言えなくなりました。お前そういう感じで行くんだな。覚悟決まってるんだな、かっけえな、と。分かったよ新海誠兄ィ
差し入れのビーフジャーキー、壊れた腕時計、やたらと小さい声。 「これは伏線…?それとも単に声が小さい人…?」 世界初のイベント「伏線見破りパーティ」は、混乱が混乱を呼ぶ不思議な空間だった。 伏線見破りパーティ 去る4月28日、「伏線見破りパーティ」という企画をやった。 映画やマンガで我々はよく「伏線」を見る。「つじつまの合わない発言」や「変に汚れた服」、「覚えているはずのことを忘れている」などの現象だ。 よくできたフィクションは、この伏線を鮮やかに回収していく。「ああ、前半のアレはそういう意味だったのか」と最後に快刀乱麻を断つ解決を与えられることは、快感ですらある。 ただ、果たして我々は実際に自分の身に伏線が降りかかったとき、正しく伏線を認識できるのだろうか? それを検証するべく、この度「伏線見破りパーティ」というイベントを開催した。 続々集まってくる怪しい人びと 開場時刻になると、露骨に
「合コン」というものに、大きな違和感を抱いていた。 サラダの取り分け速度で競い、頼むお酒のセンスやうんちくで競い、いかに的確に相手のファッションのこだわりを褒められるかで競う。 それは出会いの場として正しいのか…?サラダが取り分ける速度、人間の本質と何も関係ないのでは…? そんな疑問を元に、この度「プレゼン×合コン」というイベントを開催した。 なぜ合コンでサラダの取り分け合戦が発生するかといえば、目の前の人を判断する情報が少なすぎるからである。 自己紹介はほんの一言に終わるし、ノリが良い軽妙な会話が求められるため、込み入った長い話はできない。 では、自己紹介の尺を激烈に伸ばしてみてはどうだろうか? むしろ、パワーポイント資料を作ってきてもらい、プレゼンしてもらってはどうだろうか? それが今回のイベントの趣旨である。 開催するまではどんな空気になるかさっぱり分からなかったのだけれど、結果的に
「なんか最近テンション高いですね」 友人に、そう言われた。自覚はなかったので、「そうかな?」と返答した。 僕は最近テンションが高いらしい。その理由はおそらく、部屋をバチバチにチューニングしたことだろう。 そう、ここ2週間くらいかけて、部屋の設計をめちゃくちゃ考え、改造した。PCの作業環境はもちろん、生活家具やその他の細かいアイテムに至るまでこだわって整備した。 僕は業務効率化オタクである。使いやすく効率のいいシステムを作ることに無上の喜びを感じる。 そんな僕だが、久しく「部屋の効率化を考える」という行動をしていなかった。 一畳半の物置に住んでいたり、千葉の山奥に住んでいたりしたからだ。これらの住居はどちらかというと生存するのが精一杯という感じで、効率化以前の環境だった。(それはそれで楽しかったけど) そんなギリギリな環境から生還し、現在は割とまともな家に一人暮らしをしている。 そして「せっ
クリエイターとは何か。 その答えは、「新しいものを作り出せる人」であろう。 既存の型をなぞって、「今まで通りのもの」を作る人は、クリエイターではない。 クリエイターの創作物には、新しい着想が、新しい表現が、新しい創意工夫がなければならない。 そして、そんな新しい創意工夫が1ミリたりとも存在しないものをSNSで見かけると、すごく嫌な気分になる。 具体的には、これだ。 【 わりばしわり部 】 存在しない映画の予告作ってみた pic.twitter.com/SRLOzPQhr4 — 左野ジラフ🐏@3/30オフ会開催 (@YujiroMiyamoto) March 4, 2019 「存在しない映画の予告を作る」という趣旨の動画だ。 この趣旨を聞いただけで、インターネットが好きな人は全く同じ企画が一年ほど前に話題になったのを思い出すだろう。 【検証】「映画予告あるある」さえ押さえていれば、適当なテ
「YouTuberはテレビより面白い」は嘘だと思っていた 「YouTuberはテレビより面白い」という言説を、あなたは目にしたことがあるだろうか。 この言説は2〜3年ほど前から、しばしば取り沙汰されるようになった。その根拠は大きく分けて3つだ。 テレビと違って放送倫理の縛りが弱く、自由な企画ができる スポンサーやディレクターの意向がないので、より独自性のある企画ができる 大衆に届ける必要がないので、マニアックな内容を扱える 僕は、この言説を目にする度に思っていた。「嘘つけ」と。 ①に関しては、そもそも面白いギリギリを攻めているYoutuberがほとんどいない。単に食べ物をムダにしていたり、世間に迷惑をかけているだけのヤツの方が多かった印象だ。 ②に関しても、それほど強いメリットとして感じられたことは少ない。テレビ局の人が作っている水曜日のダウンタウンの方がよほど独自性のある企画をやっている
「ウィキペディアを読んでいたら一日が終わる」という話をよくする。 この話をしたとき、多くの人の反応は「えっ!?どういうこと?何が面白いのそれ!?」という感じである。 確かに、ウィキペディアを読み漁る習慣がない人には、面白さがさっぱり分からないのかもしれない。 だが、実際に死ぬほど面白いのだ。 知的好奇心を満たす、という意味で面白いのはもちろんのこと、更にいえば、笑い転げることも可能である。 今日はそんな典型的な「ウィキペディアを面白がる」流れを解説したい。 調べ物からの脱線 ウィキペディアを楽しむ人にとっても、スタート地点はやはり普通の人と同じ、「調べ物」である。ここから徐々に脱線して、丸一日遊び呆けてしまうのだ。 (たまに、毎日ウィキペディアのトップページを確認して「更新されたページ」や「日替わりの秀逸な記事」を確認する人もいるが、これは重度のウィキペディアオタクというか異常者なのでとり
「面白いとは何か」ということをいつも考える。 その答えに近づくために、どうすればいいのだろうか。 答えに近づく一つのアプローチとして、「最高に面白いものをたくさん集める」というものが考えられる。 最高に面白いものをたくさん集めて、それらに共通する特徴を抜き出せば、「面白い」の本質が抽出される、という算段だ。 だから僕は、「最高に面白いものに出会ったな」と思った時は、必ずメモを取ることにしている。スマホの中の「最高に面白いもの」メモは既に200行を越えた。 前置きが長くなった。本題に移ろう。 この「最高に面白いもの」メモに、最近書き加えた一節がこれだ。 WEEKLY OCHIAI、デジタルネイチャーの話、コントみたい。誰も分からないのに分かったフリ。実はサバの話 謎のメモで申し訳ない。以下、説明しよう。 「WEEKLY OCHIAI」というのは、NewsPicks内で毎週配信されている落合陽
株式会社つくってあそぶという謎の会社を経営しつつ、大量のマンガを読んでいます。堀元です。 さて、先日、マンガ「セトウツミ」を読んでドハマリしたんですね。 セトウツミ面白い。無限に読んでしまうので、腹いせに好きな掛け合いをスクショして上げていく。今度何かに使う。https://t.co/qVKMahSZc5 pic.twitter.com/OYMozsFnpN — 堀元 見@あそびカタのプロ (@kenhori2) February 25, 2018 男子高校生が二人で河原で喋る、というだけのマンガなんですが、びっくりするくらい気持ちいいテンポで、思わず笑ってしまうかけあいが繰り広げられます。 とにかく、フキダシの位置やコマ割りにかなりこだわっていて、まるで漫才を聞いているかのようなテンポで読めるマンガです。 従来のマンガ表現では不可能だった領域にまで踏み込んでいると言えます。とにかく素晴ら
「オンラインサロン」という言葉が定着して久しい。 そして、その悪評も。 2年ほど前に、「クラウドファンディング勉強会をやるから講師で来て欲しい」という依頼が来た。HIU(ホリエモンのサロン)の人だった。 当日、「どんなプロジェクトをやっていきたいですか?」と聞いたら、「何もありません」と【聴衆全員が】答えた。 「なんとなく面白そうだから来ました」と(続く — 堀元 見@あそびカタのプロ (@kenhori2) 2018年12月13日 クラウドファンディング勉強会なのに、何らクラウドファンディングをする予定もない人だけが20人集まっていた。地獄の空間だった。 でも後年わかったけど、これは全てのオンラインサロンに共通する欠陥だ。 サロンに入る人は【無能で何もできないから、サロンに所属したがる】のだ。 — 堀元 見@あそびカタのプロ (@kenhori2) 2018年12月13日 無能な人は、自
子どもの頃は美味しいと思わなかったけど、大人になると美味しくなった。 そんな経験がきっと誰にでもある。僕の場合は、ナスを美味しく感じるようになったのは10代の後半からだった。 そして、このマンガを面白く感じるようになったのは、成人した後のことだ。 「総務部総務課山口六平太」。とても地味なマンガだ。 「課長島耕作」や「サラリーマン金太郎」といったサラリーマン漫画に比べて知名度が低いため、読んだことのない人が多いと思う。 けれど、僕は声を大にして言いたい。この漫画こそ、もっともリアルなサラリーマン漫画であると。 課長島耕作はサラリーマンの基幹業務はセックスという間違った認識のもとに書かれているし、サラリーマン金太郎に至っては「サラリーマン」と「チンピラ」を間違えている感がある。 だが、山口六平太はリアルだ。この上なくリアル。劇的なドラマはなく、発生した問題をただ粛々と解消していく。 「怒って帰
あなたは、俳句で爆笑したことがあるだろうか。 僕はある。大学四年生の春だった。大学にほど近い定食屋の閉店間際、友人と二人で食事をしながら、尾崎放哉の俳句を読んで笑い転げた。 今日はそんな尾崎放哉の俳句について。 尾崎放哉とは? 尾崎放哉は、日本の俳人。「層雲」の荻原井泉水に師事。種田山頭火らと並び、自由律俳句の最も著名な俳人の一人である。鳥取県鳥取市出身。 Wikipedia「尾崎放哉」より ここまで聞いてもピンと来ない人が多いかも知れない。だが、最も有名な一句は教科書で見たことがある人も多いだろう。 咳をしても一人 これである。俳句といえば「五・七・五」であるという常識を大きく覆している。 「せきを・しても・ひとり」は「三・三・三」だ。全然足りてない。本来の俳句は17音だが、これは9音だ。半分くらいしかない。 中学生の頃の僕は と思った。 この尾崎放哉の句のように、五・七・五の音にこだわ
「うるせえ!!黙れ!!」 自分が仕切るイベントで、そんな風に演台から客に怒鳴りつけたのは、はじめての経験だった。 声はガラガラ、めまいがするほど疲れている。 まるで短距離走を走った後みたいな息切れをどうにか抑えながら、ヤジを飛ばす聴衆に向き合った。 「良いこと言ったら即退場!性格悪い人限定飲み会」というイベントを行った。 基本ルールはこちら。 いいこと言うの禁止です。ずっと何かに悪態をついていてください。間違っても「人を褒める」とか「お婆ちゃんの心温まるエピソードを喋る」とかはやめてください。 会場を審判が巡回しています。審判の耳にいい話が入ってきた場合には、イエローカードが出ます。 イエローカードを2枚もらった場合にはレッドカードとなり退場となります。また、特に良質ないい話の場合には一発でレッドカードとなることもあります。ご注意ください。 退場を命じられた者は、審判に抗議したり悪態をつい
以前から起業相談を受けている23歳の男の子が、憤慨していた。 「もう腹が立って腹が立って……話を聞いて欲しいんです!」と言うので、経緯を説明してもらった。 聞くと、「いや、キミが悪いだろ……。僕でも怒るぞそれは」という話だった。 この原因を、最も簡単に言えば 何者でもないあなたのアドバイスは、誰も求めていない ということを、彼が認識していないことだ。そのために、「オレのアドバイスを邪険にしやがって!」という怒りが発生していた。 この認識まちがいは、彼だけでなく、きっと多くの人の中にある。 飲み屋で人に説教しているおじさんなんてほとんどそうだ。 おじさんの認識はいまさら直せるかどうか怪しいが、冒頭の23歳の男の子はまだ直せるような気がする。 そして、多くの、同じ間違いを抱えている若者たちも、まだ直せるような気がする。だから今日はそのことについて書いてみようと思う。 23歳の彼の「怒り」 まず
昔のマンガではありますが、とにかく内容が普遍的で、ビジネスをやる上での示唆に飛んだ素晴らしいマンガです。 特に僕が大好きなのが、作中に登場する地上げ屋「肉欲棒太郎」というキャラクターです。 25歳にして20億動かす男 主人公、灰原の会社「帝国金融」に、5000万の融資を申し込んできた肉欲。 彼は時流に恵まれ、創業5年、弱冠25歳にして20億を動かした経験があります。 そんな彼のビジネスに関する哲学は、ハンパじゃなく徹底していてカッコいいです。 今日はそんな彼に学ぶ、ビジネスの極意を書いてみます。 極意①メンツが大事な仕事だから、ハッタリをかます 肉欲は資金繰りが苦しいにも関わらず、見栄を張って豪遊します。 僕はこういうのめちゃくちゃカッコ悪いと思っております。意味もなく高級車なんて乗るな。 しかし、こと肉欲棒太郎に関しては、カッコいいのです。 クラブで豪遊するのは、地上げ屋という彼の仕事の
一ヶ月と少し前、こんな文章を書いた。 ぼくは村作りビジネスをやめる。そう決断するにいたった全経緯と教訓について 僕が経営者として回していた月額会員制サービスを撤退し、事業を売却する過程を2万5000文字の長文にしたものだ。従業員との軋轢や、資金状態の厳しさなど、事細かに書いた。 記事は大いにウケて、公開48時間で8万回ほど読まれることになった。 その中で、記事についてたくさんの感想を頂いた。かなり多かった感想として、「失敗談は本当に貴重だ」というものがあった。 そう。失敗談は世の中に本当に少ない。起業家・経営者みたいな人種は、大抵の場合「自分を強く見せたがる」からである。 でも、本当に面白いし勉強になるのは失敗談のほうだ。ビジネスにおいて「同じことをやって成功する」のは大いに難しいが、「同じことをやって失敗する」人はめちゃくちゃいる。失敗パターンを知り、回避するために、失敗談は役に立つ。
本日はイベント告知です。8月7日(火)の夜に「旅人コミュニティVS旅人コミュニティ嫌い」というイベントをやります。 よく分からないと思うのですが、もうちょい読むと謎が解けるので、ちょっと我慢してください。 面白い男「川ソムリエ」と出会った イベントの発端は、川ソムリエという男と出会ったことです。 世界各国の川を飲み歩いて35カ国というえげつないヤツです。 ガンジス川を飲む川ソムリエ ちなみにガンジス川を飲んだ際は、「直後や翌日はなんともなく、5日後になってからめっちゃ具合悪くなって死ぬかと思った」そうです。リアルな体験談って感じがしますね。 こんなに頭の悪い活動をしているのに新潟大学医学部のエリートでコミュ力抜群という、文句のつけようのない素晴らしい人材です。めっちゃ面白かった。 で、彼と仲良くなって会話をしていた時のことです。
強めのタイトルで失礼します。言語化大好きマンこと堀元です。 「言語化できない」って言葉、皆さんはどう思いますか? 僕はこの言葉、割とよく聞くんですよね。そして、聞く度に、「言ってるヤツ馬鹿じゃねえの?」と思います。 例えば、Webサービスを作りたい大学生の相談を受けている時に
先日、こんなツイートを見ました。 夫婦の飲み会格差から思うことです pic.twitter.com/PhUhU5feYO — なゆくら (@nayuclam) February 5, 2018 以下、マンガを転載。 僕はこれを見た瞬間思いました。 と。皆さんも是非読んでみてください。僕は地獄だと思いましたが、何千人もの人が「共感しました♡」と言っていますので、共感する人もいるのかもしれません。 ツイートしている漫画の趣旨としては、 妻が飲み会に誘われる(行きたい) 「◯日新年会なんだけど、どう?(無理して調整しなくてもいいよ)」と夫に伝える(育児などとの兼ね合いで、夫婦同時に留守にできない) 直前に改めて「結局◯日どう?」と聞くと、夫が「あ!ごめん早く帰ってくるの難しそう!」と答える そこにめっちゃイラつく。ありったけの憎しみをこめて「まあ不参加で出してるから別にいいけど」と妻は返す。 一
という人もいるかもしれませんが、そうするとどうしても家賃とかがしっかりかかってくるじゃないですか。 オーナーとの関係をテキトウに保っていれば、テキトウに好条件で使わせてもらえる という、このユルイ関係性が僕は好きなのです。関係のキープはちょっと面倒でもあるけど、条件が良い分、ビジネス自体は多少ずさんにやっても許される。 これこそが、テキトウ自営業成功のコツだと思うんですよね。固定費を減らす代わりに、オーナーとも上手くやる、っていう。 だから、僕が意識しているのは 計算でビジネスをやるより、温情でビジネスをやる ということです。その方が楽しい。一生懸命事業計画とにらめっこするより、オーナーの人柄を見て、「あ、こういう人だからこうやって対応しておこう」を考える方が楽しい。 しかし一方、こういうことも起こるのです。 横から出現した証券マンに叱られる 何回か話して、話をくれたお爺さんのキャラクター
「事業をやめる」ということに関して書かれた文章は非常に少ない。 一番多いのは「事業を成功させる」に関しての文章で、次に多いのは「事業をはじめる」に関する文章だ。 「はじめ方」や「成功のさせかた」についてはたくさんの文章があるのに、「おわらせ方」については分からない。 事業に限らず、世の中のあらゆる側面で、この現象は観測される。恋のはじめ方を教える文章は多くても、おわらせ方を教えてくれる文章はほとんどない。 だからこそ、「おわらせ方」を書いた文章を大事にしたい。 おわらせ方の文章を、世の中に増やしていきたい。はじめ方と同じくらい、おわらせ方も大事だと思うから。 だから今日、ぼくがやっていた事業と、その事業をおわらせるにいたる経緯について、じっくり書いてみようと思う。 世界初の月額会員制村作りサービス「あの村」 僕がやっていたのは、あの村という事業だ。 「DASH村みたいなことを、自由に主体的
よく分からない記事タイトルですみません。読み進めていくと謎が解けるので少々お待ち下さい。 コウメ太夫のTwitterを、君は知っているか 「コウメ太夫」といえば、エンタの神様などのネタ番組で「チクショー!」というネタをすることで有名になった一発屋芸人です。 さて、このコウメ太夫なのですが、Twitterがとにかくすごいのです。 金縛りにあっているかと思ったら~、 チャーシューのひもで縛られてました~。 チクショー!! #まいにちチクショー — コウメ太夫 (@dayukoume) May 12, 2018 このように、「#まいにちチクショー」のハッシュタグで毎日ネタを発信しています。 上のツイートのように全然面白くないツイートも多いのですが、注目せずにはいられない魅力的なツイートも時々あります。 例えばこれ。 グォ~ルゥプドドンェンヌオゥィィェケゥツアペッツェどこに行こうか妄想していたら~
これ、ぶっちゃけめちゃくちゃ面白いです。 開始1ページでもう面白い。「はじめに」を引用してみます みなさんは、人に尊敬されたい、人の上に立ちたい、人を率いたい、人を操りたい、そんなことを思ったことがありませんか? でも、自分には才能がない、学がない、資産がない、そんなのは一部のエリートたちの特権だ、等と理由をつけて夢を諦めていませんか? (中略) 何も持たざるあなたにも、たった1つだけ夢を叶える方法が残されています。そう、それが教祖です! 新興宗教の教祖になれば、あなたの夢はすべて叶うのです! 「教祖になる」という途方もない話を、怪しい情報商材のノリで勧めてくる感じがたまりません。 開始1ページでいきなりニヤニヤしてしまいました。 そして、「はじめに」はこう終わります。 教祖にさえなれば人生バラ色です! あなたの運命は、いままさにこの瞬間に変わろうとしています! 本書を信じるのです!本書を
うっかりツイートが伸びちゃうことってありますよね。 「ゲームを作りたいので、大学の情報工学科にいってプログラミングやります!」って言ってるヤツ、向いてないよ。 Unityの開発環境は自分のPCに入れた?何か1つ自作ゲーム作ってみた? 大学受験などしなくてもゲームは作れる。受験勉強というムダな作業をしてる時点で君にエンジニアの適性はない。 — 堀元 見@あそびカタのプロ (@kenhori2) April 8, 2018 昨日軽いノリでツイートしたものが、うっかり伸びまくってしまいました。 で、今もなおガンガン批判の声が届き続けています。 なんだかんだ情報工学の基礎って、プログラミングするなら何にでも役に立つと思うけどなぁ… https://t.co/tHlS3I1BHr — 20のおっさん(もっちー) (@yuta_security) April 9, 2018 https://twitt
一人で夜中に車を運転するとき、誰かの人生に思いを馳せる。 つくづく人間というものは、誰かの人生を思っている時間がとても長いものだと思う。 きっと、人生というものの8割ぐらいの時間は、誰かの人生を思うために使われるんだと思う。 千葉の山奥に引っ越してから、夜中に一人で車を運転する機会が増えた。 音楽をかけながら、他の車が1台もいない道を運転している間、僕は大抵、誰かの人生に思いを馳せている。 しかもほとんどの場合、現在進行形で付き合いのある人々ではなく、もう二度と会わないであろう人たちだ。 とんでもない喧嘩別れをしてしまった人。それほど親しくはなかったけど一時期遊んでいた人。 ほんの一瞬、会話をしただけの人。 そんな中で、一番思いを馳せるのは、昔の教え子のことだ。 僕はかつて教育者を志していた。大学時代には、教育関係のボランティアをし、教育関係のベンチャーの立ち上げを手伝い、塾の先生を四年間
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