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「旅の手帳 北陸の観光文化情報誌 季刊(きかん)『彩都(さいと)』」より (二〇〇七年一月二十日 石川県金沢市高岡町(株)アドマック発行) 豊かな精神土壌 「土徳」の里が 北陸に広がる。 人が造った都会 より、神が造った田舎 こそ 誇り。 「土徳」という言葉がある。広辞苑にも、大辞林にも出てこないので、少なくとも一般的に使われている言葉ではないことが分かるが、雰囲気はなんとなく理解できそうだ。ここでいう「土」は、大地や地面、土壌といった意味ではなく、人が暮らす土地や地域を指すのだろう。「徳」という言葉も、西洋にはない東洋の宗教哲学的な概念であり、身近な日本語の中から端的に指し示す言葉を探すのは難しい。強いて言うなら、品性や恩恵、加護といった解釈が当てはまるのかもしれない。 この「土」と「徳」を組み合わせた「土徳」とは、要するに、そこにある自然、風物、周囲の人々もひっくるめて、他者に対して安
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