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大谷翔平
mia.hateblo.jp
世界で最初の図書館は、何のためにつくられたのだろうか? 図書館の歴史を遡って探ってみよう。 私は、紙でつくられた「本」が誕生してから、図書館が生まれたのだと思っていた。でも、実際はそうではなかったのだ。 「書く」という行為が始まると同時に図書館は生まれた 史上に残る最古の図書館は、メソポタミア文明のものだ。チグリス川とユーフラテス川に挟まれた「肥沃な三日月地帯」と呼ばれる農業地帯に誕生した。今から5000年前のことだ。 メソポタミア文明の文字は、「くさび形文字」と呼ばれ、粘土でできた板に刻まれて残された。この頃、まだパピルスは無く、もちろん紙なんて発明されていなかった。 初期の粘土板の文書には、商取引や納税の記録、兵士の徴募・供出などの行政上の記録が記された。そこにやがて、叙事詩や神話、科学や歴史、哲学を記した物が加わっていく。 粘土板の厚さは約2センチ。これを日干して乾かしたり、陶器と同
本文の前に、お知らせです。来たる2020年2月9日(日)横浜にて、公立図書館で正規の司書として働きたい人に向けた「自治体による図書館職員公募選考対策セミナー」が開催されます。正規図書館司書になるには狭き門と言われてきましたが、ちょっと事情が変わってきているのですよ。詳細は下記リンクからご確認ください。 mia.hateblo.jp 以前に「正規の図書館司書に採用されるのは狭き門。でも一般公開前の求人情報を手に入れる方法もある」という記事を書きました。ちょうどこのタイミングで、公表されている正規図書館司書の求人情報をFacebookのタイムラインでよく見かけるようになってきたので、一覧にまとめました。 公共図書館の求人のほうが多く集まったので、自治体の表記に合わせて日付は和暦で統一しました。なお、2019年5月1日以降の日付は、「平成」として掲載されていたものを「令和」に改めて記載しています
ライブラリー・ジャーナリストとしての出発宣言をしたわけですが、「結局、ライブラリー・ジャーナリストって何?」というところを、もうちょっと詳しく書いてみます。 目次 目次 なぜ図書館職員(司書)でなく、ライブラリー・ジャーナリストなのか なぜ「ライター」でなく、「ジャーナリスト」なのか ライブラリー・ジャーナリストとして、伝えたいことは何か 関連記事 なぜ図書館職員(司書)でなく、ライブラリー・ジャーナリストなのか 大学卒業後、大学図書館で6年間、公共図書館で1年間、図書館司書として働いてきました。いずれも立場は非正規です。正規の図書館司書の求人って、本当に少ないんです。かつて、図書館司書の求人情報を紹介し続けていた「われわれの館」というサイトがありましたが、その管理人によると、一年に掲載される4,000件の求人情報のうち、正規職員の公募は60件にも満たなかったそうです。 関連記事>>>正規
酒場で図書館コンサルタントの仕事を辞めた話をしていたら、呑み仲間のA君が「うん、わかるよ」と言った。 「本って、みんな電子書籍になっていくんでしょ? それなのに紙の本ばっかり扱っている図書館って、斜陽産業だもんね。仕事してて暗い気持ちになるのもよくわかるよ」 えっ? と思って、慌てて答える。 「いやいや、斜陽産業だから辞めたわけじゃなくて……その前に図書館というのは、紙の本ばっかり扱っているのではなくてですね」 と、ここまで言いかけて、私はこの調子で図書館について語り始めたら1時間でも2時間でも演説してしまうぞ、と気づく。 「ごめん、私がこの話を始めると、夕暮れのまったりした呑み屋の空気が台無しになっちゃうから、また後でちゃんと説明するね」 とその場は納める。それにしても、と私は思う。私の中にまだ、そんなに図書館に対する熱意が残っていたとは、ね。 図書館の世界からは離れるつもりでいた そも
小説はやっぱり縦書きで読みたいし、自分で書くときも縦書きの環境がいい。Wordや一太郎で縦書きにして書けばいいのだろうけれど、毎日ちまちま更新して書き続けるモチベーションを上げるにはブログがちょうどよいのだ。 小説をWeb上で公開できる場は増えてきている。noteやエブリスタなら有料設定にもできるし、小説が好きなユーザーが多く登録しているので、読者まで届きやすい。しかし、Web上で小説を書くには、どちらもサイトのデザインがあんまり好きではない。 そんななか、すごく気になるブログサービスがある。株式会社 KDDI ウェブコミュニケーションズが提供するブログサービス「g.o.a.t」(ゴート) だ。 www.goat.at g.o.a.t というサービス名は「Greatest of All Time」(史上最高)の頭文字をとってつけられている。Instagramがそうであるように、「ビジュアル
慶應義塾大学三田キャンパス南校舎ホールで開催された、新進芸術家海外研修制度発足50周年記念 国際シンポジウム「日本の現代美術を支える——未来へ、そしてレガシーへ」の第2日目、「現代芸術アーカイヴの構築に向けて—— 保存・発信・活性化」に参加してきました。 http://zaiken50.jp/zaiken50.jp コーディネーターは、慶應義塾大学アート・センター教授でありキュレーターの渡部葉子氏。慶應義塾大学アート・センターは、かつてワタクシ野原が事務の嘱託職員として、5ヶ月間だけお世話になった研究所でもあります。その節は大変お世話になりました。 アーカイヴは資料を集めて保管するだけでなく、いかに活用してもらえるかということも大切。本シンポジウムは、国内外の事例を怒涛の勢いで学べる5時間(!)となりました。 基調講演 1:ファラ・ワルダニ「東南アジアのアートと社会におけるアート・アーカイ
一月三日 うらゝか、幸福を感じる日、生きてゐるよろこび、死なゝいよろこび。 当座の感想を書きつけておく。―― 恩は着なければならないが、恩に着せてはならない、恩を着せられてはやりきれない。 親しまれるのはうれしいが、憐れまれてはみじめだ。 種田山頭火 行乞記 三八九日記 「お正月休みはいつまで?」 と聞かれると困る。自由業について説明するのはけっこう難しい。 「あ、えーっと、今日も仕事のような? 仕事でないような? というか、毎日が仕事で毎日が休みかも……」 と曖昧に答えて、不可解な顔をされる。 「それで、職場の人は何人? どこまで通ってるの? 通勤大変でしょう」 あ、いや、プロジェクトごとに人数変わるからなんとも言えないし、どこでも仕事できるから通勤とかないんですよ……なんて説明しなくてもいいか、世間話だもんな、と途中で面倒くさくなって、「六人くらいですー、横浜まで通ってますー」とにこや
本文の前に、お知らせです。来たる2020年2月9日(日)横浜にて、公立図書館で正規の司書として働きたい人に向けた「自治体による図書館職員公募選考対策セミナー」が開催されます。正規図書館司書になるには狭き門と言われてきましたが、ちょっと事情が変わってきているのですよ。詳細は下記リンクからご確認ください。 mia.hateblo.jp ※2018年11月17日更新 非正規の図書館司書として勤めながらも、図書館の採用情報はいつもチェックしていた。他の図書館で働いている人はどのくらいの給料をもらっているのか知りたかったのだ。一年ごとの契約更新の面談で、給料アップを交渉するための目安にしようと思っていた。 目次 目次 「われわれの館」とはどんなサイトだったか 図書館司書の求人情報を掲載しているサイト 1. 日本図書館協会 2. 図書館スタッフ株式会社 3. 丸善株式会社→丸善雄松堂株式会社 4. 株
「マガジン航[kɔː]」の仲俣暁生さんがMediumを勧めていたので、さっそく登録してみる。 野原海明 — Medium Mediumとはなにか つくったのはBlogger創業者であり、twitterの共同創業者でもあるEvan Williams氏。ブログのようであってブログではない。facebookのように内輪話ばかりにはならない。twitterのように拡散するけれど、もっと長い文章が書ける。 Medium is a new place on the Internet where people share ideas and stories that are longer than 140 characters and not just for friends. ーWelcome to Medium — About Medium — Medium 見た目はブログというより、Webマガジン
2014-01-16 〔メモ〕「つながる図書館」刊行記念トークイベント 猪谷千香×仲俣暁生×内沼晋太郎 「図書館はコミュニティの核になるか」を聴きにいってきました。(3/3) こちらの続きです。〔メモ〕「つながる図書館」刊行記念トークイベント 猪谷千香×仲俣暁生×内沼晋太郎 「図書館はコミュニティの核になるか」を聴きにいってきました。(2/3) - 醒メテ猶ヲ彷徨フ海 | 野原海明のブログ (後半)「マガジン航」の仲俣暁生氏登場 図書館は居心地の良さが大事。 長居できるかどうか? ずっといられる場所であること。 本棚が面白い、司書がきびきび動いている気持ちよさ。 利用者も一緒に図書館をつくっている(武蔵野プレイスなど)。 武雄市図書館は、地元のつながりがまだ追いつかない。観光施設の要素が強い。 新しいことを始めるばかりでなく、あたりまえの図書館の良さを見直す。 普通に人が集まって、ただ
2014-01-16 〔メモ〕「つながる図書館」刊行記念トークイベント 猪谷千香×仲俣暁生×内沼晋太郎 「図書館はコミュニティの核になるか」を聴きにいってきました。(1/2) 「つながる図書館」の刊行記念トークイベントを聴きに、下北沢の不思議な本屋「B&B」におじゃましてきた。つながる図書館: コミュニティの核をめざす試み (ちくま新書)作者: 猪谷千香出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2014/01/07メディア: 新書この商品を含むブログ (8件) を見る猪谷千香×仲俣暁生×内沼晋太郎「図書館はコミュニティの核になるか」『つながる図書館』(ちくま新書)刊行記念 | B&B 以下、メモ帳より羅列。後ほどちゃんとまとめます。 (前半)本書に登場する図書館の紹介 猪谷千香さんと内村晋太郎さんの出逢いは、日本で初めて一箱古本市を開催した「不忍ブックストリート」。七、八年前? 不忍ブックス
昨日と今日のよく読まれている記事 家をめぐる 青田風 よう出来てゐる 山頭火 友はなつかしい、旧友はとてもなつかしい、飲んだ、話した、酒もかういふ酒がほんとうにうまいのである。 種田山頭火 行乞記 (三) 去年の8月24日は、ロックガールことアリソンによるサイキックリーディングを受ける。https://t.co/8GE5sTbAXd— 海明(ミア)猫又ヒーラー (@mianohara) 2020年8月24日 月曜日。珍しく朝から雨。慌てて洗濯物を取り入れる。ゴミ捨てにも行く。えらい。 アメブロを書く。 私は、なみぃちゃんの自撮りレッスンを受けるまで、「自撮りは恥ずかしいこと」だと思っていたよ。 自撮りレッスンでは、美しく写るテクニックも、もちろん教えてくれる。 でもそれ以上にレッスンから受け取った宝物は、「自己肯定」というマインドだったんだよ。https://t.co/ohuEhjNYdp
「図書館司書をやっています」と言うと、「どうやったらなれるんですか、私、昔から憧れていたんです!」と言われることがままある。そうだね、おれも学生の頃に司書さんと知り合ったらそう訊いたことでしょう。 憧れる人が多い割に、採用の少ない業種である。アルバイトやパートの募集なら山程あるけれど、図書館の仕事だけやって生活していけるような募集は本当に少ない。 資格職である筈なのに、資格を持っていることは殆ど重視されない。公共図書館であっても大学図書館であっても、一般事務として採用して「図書館」という部署にまわす、というケースが多い。つまり、図書館の正規職員は事務のプロであるけれど「司書」ではなかったりすることがままあり、専門知識が必要な仕事は司書経験のある嘱託職員や臨時職員に任せたりすることになる。 図書館で働くには? これはおれの経験からの感想だから偏っている&情報がちと古いかと思うけど、だいたいこ
本の紹介が主な待宵草子ですが、今日は趣向を変えて仕事のことなど。私、普段は図書館司書をして口に糊をしています。図書館司書は専門職。その割に専門性をわかってもらえない仕事でもあります。確かに端から見たら図書館職員って、カウンターに座って本の貸し借りの手続きしているだけにしか見えないもんね。 専門職として司書を雇ってくれるところは本当に少ない。司書の卵にとって就職活動は超激戦。多くの公共図書館や大学図書館では、一般事務として採用された職員が、図書館業務を任期中だけ担うことになります。そうなるとやはり、図書館の知識を持つ人材が別に必要。司書資格を持つ嘱託職員や非常勤職員の求人広告が出されます。資格を持っている人の方が雇用が不安定で給料も低い。なんとも不思議な現状です。 私は、業務委託を受けた会社に所属するスタッフの一員という立場です。大学に直接雇われる嘱託や非常勤とは全く違う働きかたになります。
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