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大谷翔平
nalevi.mynavi.jp
その日、私はいつものように始業15分前にロッカールームに駆け込んだ。バタバタしながらレセプショニストの制服に着替えていたら、とっくに身支度を終えているベテランスタッフの飯塚さんに声をかけられた。 「ゆきさん、今日って仕事が終わった後に何か予定ある?」 「いえ、何も無いです。帰ります」 鏡から目を離さないまま素っ気なく答えると、 「よかった。予定がないんだったら、ゆきさんも一緒にお茶しに行かない?遠藤さんの出勤は、今日で最後だから」 思いがけないことを言われて手が止まった。え?遠藤さんて今日で辞めるの? 驚いて振り向いたが、 「詳しいことは後でね」 と言い残して、飯塚さんは先に2階の事務所へ上がってしまった。よく見ると、いつもは私より遅く出勤してくる遠藤さんの姿が見えない。 遠藤さんは車の免許を持っておらず、遠方の自宅から自転車に乗ってくるため、始業10分前に息を切らせて駆け込んでくるのが常
かつて私がコンサルティング会社に勤務していた時、クライアントにはこんなことを言う人がいました。 「あの人、学歴が良くて勉強はできるみたいなのだけど、なんか微妙なんだよね」と。 特に中小企業の経営者には、もっとはっきり言う人も数多くいました。 「学歴の割にはできない」とか「学歴がいいのにアタマが悪い」とか。 まあ、そんなたぐいの話です。 私はそれを聞いて思いました。 経営者が期待して採用した「学歴のよい人」が、思ったよりも仕事ができなくて、期待外れに終わったケースが多いのかな、と。仕事の能力と、勉強の能力は別ですからね。 あるいは、筆者個人の嫌味な見方かもしれませんが、中小企業には「学歴が良い人」が珍しいがゆえに、学歴が妬みの対象になっているケースなのかな、と思うことも。 一つの例ではありますが、中には私怨に近いというか、強い学歴コンプレックスを抱いている経営者もいたからです。 ところが、事
コンサルタントをやっていたころ、日本全国の、大きな会社から小さな会社まで、 本当に様々な会社を見ました。 国内の大手で、非常にのんびりしたカルチャーを持つ会社。 トップがころころ変わる、高給だが、激務の外資系企業。 社内で派閥闘争が激化しているスタートアップ。 社長一族が牛耳る地方の老舗企業。 「ここで働きたいなー」と思える会社も多かったですが、「ここは絶対に嫌だ」という会社も、それ以上にたくさんありました。 もちろん、企業の良しあしの基準は人それぞれなので、私がとやかく言う話ではありません。 ただ、一般的な傾向として「低賃金」「長時間労働」「パワハラ横行」というキーワードが並ぶ会社で働きたいと思う人は、あまりいないでしょう。 もちろん、私もそういう会社は嫌です。 すぐに辞めると思います。 「低賃金」「長時間労働」「パワハラ横行」だけど人は辞めない そして、読者の皆様は、そういう会社は、さ
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