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プロダクトマネージャーが成果を出すためには、ユーザーの課題解決や価値提供に加え、プロダクトチームやステークホルダーを動かす必要がある。ところが、常に合理的で正当な行動を取っていたからといって、必ずしも周囲の人が動くわけではない。Product People株式会社代表でプロダクトコーチの横道稔氏は「ProductZine Day 2024 Winter」の特別講演に登壇し、プロダクトリーダーシップにおける信頼獲得やマネージングアップ、パーソナルブランドの重要性について語った。 ProductZine Day 2024 Winter 横道氏の講演スライド(Speaker Deck) プロダクト組織を率いるには、組織内での信頼を得ることが重要 横道氏はLINEやサイバーエージェントでプロダクトマネージャー、エンジニアリングマネージャー、エンジニア、アジャイルコーチ、人事といった、プロダクト制作
Japan SaaS Insightsは、同社が国内SaaS市場の民主化を目指して、年に1回発刊しているレポートで、今回公開された「Japan SaaS Insights 2024」は、以下のような内容となっている。 2023年におけるSaaS市場の予測 答え合わせ 日本のSaaS市場動向 SaaSスタートアップの資金調達/Exit動向 SaaS上場企業のマーケット動向 2024年におけるSaaS市場 5つの予測 前回のJapan SaaS Insightsでは、Horizontal SaaSにおいてSales、Development、Analytics、Security、Automation分野が急成長すると予測していた。しかしながら、SalesやAI/Automationはプロダクト数や評価額の増加がみられたものの、他の領域では急成長が確認できず、この予測は誤っていたといえる。 一方で
2023年11月29日に開催された「プロダクトマネージャーカンファレンス2023」では、「覚悟」がメインテーマに選ばれた。プロダクトマネージャーは、重大な責任を担いながら限られた権限の中で成果を出す必要があるため、その役割には多大な苦労と深い「覚悟」が伴う。キーノートセッションに登壇したTably株式会社の及川卓也氏と株式会社アトラクタの吉羽龍太郎氏は、プロダクトマネージャーが直面する課題や決断における「覚悟」を6つに分解して意見を交換した。今回2人が6つに分解した覚悟とは、「カネを利用する覚悟」「ヒトを巻き込む覚悟」「NOと言う覚悟」「ユーザーを巻き込む覚悟」「未完成なプロダクトを人に使ってもらう覚悟」「プロダクトや機能を終了する覚悟」。前編となる本稿では、前半3つを紹介する。 プロダクトマネージャーカンファレンス2023 基調講演の紹介ページ(録画への導線あり) プロダクトマネージャー
プロダクトマネージャーカンファレンス2023 曽根原氏のセッション紹介ページ(スライドや録画への導線あり) 現時点での最適な視点、長期的な視野、高い視座を持ち、自問自答するべき 曽根原氏は、シリコンバレーで17年以上の経験を積み、現在はLinkedInの米国本社でシニアプロダクトマネージャーとして活動しながら、日本企業のプロダクト開発も支援している。『プロダクトマネジメントのすべて』の共著者、『ラディカル・プロダクト・シンキング』の監訳者としても知られ、2万6000人以上が受講したUdemyのプロダクトマネジメント講座のインストラクターでもある。 今回の講演では「シリコンバレーのプロダクトマネージャー達に見る、覚悟を決めたPMは何が違うのか?」というテーマで、「視点→視野→視座」「Over-communication」「Over-indexing状態を避ける」「経営者感覚」「時間の使い方」
「プロダクトは、誰かのために世界をより良くするための仕組みである」──書籍『ラディカル・プロダクト・シンキング』(翔泳社)では、こう述べられています。プロダクトが誰かのために存在する仕組みである以上、ユーザーを理解しユーザーのための設計を行う「UXデザイン」と「プロダクトマネジメント」は切っても切り離せない関係です。デザインカンパニーであるグッドパッチのプロダクトマネージャーは、UXデザインの強みを生かしてさまざまな企業の支援を行う中でプロダクト開発現場のお悩みに、どのようなアプローチで解決してきたのか。デザインの力を用いてプロダクト開発を前進させるフレームやプロセスを紹介する本連載。プロダクトビジョンの描き方に続き、今回は中長期ロードマップの策定手順を解説します。 はじめに 前回の記事では、プロダクトビジョンの役割や設計プロセスについて紹介しました。しかし、プロダクトビジョンを立てたもの
前回の記事では、プロダクトマネージャーにとっての Figma/FigJam活用例をご紹介しました。ここからは、各社のプロダクト開発での活用方法について、実際にFigma/FigJamを活用されている企業へのインタビューをもとにご紹介していきます。今回は、家計管理サービス「B/43(ビーヨンサン)」を提供する株式会社スマートバンクのUXリサーチャー 瀧本はろか氏に「UXリサーチ」におけるFigJam活用について伺います。 前回の記事:「プロダクト開発の生産性を最大化する「Figma」の活用方法」 スマートバンクの「Think N1」文化を支えるUXリサーチャー 谷(筆者):まずはスマートバンクさんの「UXリサーチ」の位置付けや役割について教えてください。 瀧本:弊社は「Think N1」というバリューを掲げており、社員全員がリサーチを通じてユーザー理解を深め、プロダクト開発に当たるということ
世界中でサイバー攻撃の脅威が拡大する中、日本国内のセキュリティ意識はデジタル先進国の各国から遅れをとっている状況と言える。アメリカとの比較では、サイバーセキュリティ対策への投資額が5000万円以上の企業がアメリカは71%であるのに対し、日本は32%という調査結果(出典:IPA「企業のCISOやCSIRTに関する実態調査2017-調査報告書-」)もあり、セキュリティ投資が十分でない状況が伺える。 そこで、SaaS/ASPなどのクラウドサービスのセキュリティ対策状況を第三者評価する「Assured」は、2023年のセキュリティトレンド総括として海外/国内サービスのセキュリティ対策状況を比較し、その傾向を発表した。 調査レポートの詳細は以下の通り(Assured調べ)。 第三者認証取得 国内でSOC2を取得しているサービスは8.6%のみ。ISO/IEC 27001は海外、国内ともに半数以上が取得
Figmaとは何か Figmaは2011年頃、オンラインでデザインできるツールとして開発が始まりました。その後、2016年に公式にローンチし、ブラウザ上でリアルタイムに誰でもコラボレーションしながらデザインできるツールとして注目を浴びました。OSネイティブのアプリではなく、ブラウザで利用できるので、URLを共有すれば誰でもアクセスしやすいのが大きな特長の一つです。またデータがクラウドで管理されているので、最新データが一目瞭然であることも評価されている点といえます。 「Figma」のWebサイト Figmaは「Make design accessible to all」というビジョンを掲げ、すべての人がデザインに関われるようにするためのプラットフォームとして製品を提供しています。 それまでのデザインツールでは、基本的にデザイナー一人ひとりがローカルファイル内で作業し、完成するまでは他のメンバ
本連載では、メンターマッチングサービス「MENTA」を立ち上げ、現在はランサーズで、生成AIや大規模言語モデル関連の技術を使って新規プロダクト開発やグループ内の生産性向上や課題解決を行う「Lancers LLM Labs」の責任者をしている入江慎吾氏に、「新規プロダクトのつくり方」をテーマに、さまざまな知見を共有いただきます。第1回は、生成AIを使うことで、従来の数倍の効率で新規アプリを立ち上げリリースできた背景と、その実際の開発の流れについて。(編集部) はじめに Lancers LLM Labsの入江です。私たちは生成AIを使って社内外向けに新規のプロダクト開発を行うべく立ち上がったラボです。今回はその取り組みの中でChatGPTをプログラミングに取り入れてプロダクト開発の効率を上げた話をします。 今回開発したプロダクトについて 今回、スマホだけでプログラミング学習ができる「PILE(
近年、プロダクト開発やUXデザインなどの体系的な情報やノウハウが注目されていますが、実践的な情報が不足していることがよくあります。一方で、Generative AI(生成AI)の登場により、誰でも開発やデザインができる時代が近づいています。このような状況下では「ユーザーに真に求められる価値を提供する」プロダクトマネジメントが重要になってきます。そこで、今回の連載では「誰もがプロダクトを通して価値を提供できるようにする」というビジョンを掲げた「PM DAO」(プロダクト開発コミュニティ)によるAIプロダクトの開発ストーリーを通じて、実践的なプロダクトマネジメントのノウハウを解説します。第3回はMVPを開発する際の流れについて。 前回までのあらすじ この連載記事では、アイデアからの仮説生成を支援するAIサービス「Value Discovery」の開発経緯を踏まえて、プロダクトマネジメントにおけ
ProductZine Day&オンラインセミナーは、プロダクト開発にフォーカスし、最新情報をお届けしているWebメディア「ProductZine(プロダクトジン)」が主催する読者向けイベントです。現場の最前線で活躍されているゲストの方をお招きし、日々のプロダクト開発のヒントとなるような内容を、講演とディスカッションを通してお伝えしていきます。
2022年10月7日、日本CPO協会主催のオンラインイベント「Product Leaders 2022」が開催され、Amazon、Walt Disney Company、ServiceNow、Pendo、Squareなど世界的企業でのプロダクトをリードするスピーカーたちがさまざまな知見を共有した。本稿では、2022年1月にメモアプリケーションサービス「Notion」を提供するNotion LabsのCPOとなったMadhu Muthukumar(マドゥ・ムトゥクマール)氏のセッションについて紹介する。 編集部注 記事掲載時点(11月11日)では、当該セッションについては未公開だが、YouTubeのProduct Leadersのチャンネルで、Product Leaders 2022のセッション録画が順次公開されている。 Notion Labs, Inc.のCPO Madhu Muthuku
扱う領域が多岐にわたり、それぞれに専門性が必要とされるプロダクトマネージャー。日々の業務や意思決定の合間の限られた時間に、学習を進める必要がありますが、短時間で質のよいインプットを行うには、今も昔も書籍は有効な手段の一つです。一方で、一言でプロダクトマネージャーといっても、キャリアの変遷や得意とする領域が異なり、必要とする参考書も人それぞれです。そこで本稿では、全体像を押さえつつ、自分に適したラーニングパスを見つける上で参考になる、筆者の読書経験にもとづいたプロダクトマネージャーのための読書地図をご紹介します。 最初から「プロダクトマネージャー」という人はほとんどいない 「プロダクトマネージャーは忙しい」 あらゆる職場で耳にする言葉です。 それもそのはず、プロダクトマネージャーはその仕事の性質からカバーすべき範囲が多岐にわたり、それぞれに専門性を持って臨む必要があります。 そのため、キャリ
プロダクト作りにはさまざまな「罠」がある。機能の開発とリリースに集中してしまい、顧客の本当の課題、プロダクトの本当の価値がおざなりになってしまう状況のことを「ビルドトラップ」と言い、プロダクトを開発する組織において陥りやすい「罠」の一つだ。なぜこの問題が起こるのか。どうすれば、本質的なプロダクト作りに立ち戻れるのか。『プロダクトマネジメント――ビルドトラップを避け顧客に価値を届ける』の訳者であり、アジャイル開発や組織改革のトレーニングなどを行う専門家、吉羽龍太郎氏が語った。 大事なのはアウトプットではなく、アウトカムとインパクト 吉羽氏はアジャイル開発やDevOps、クラウドコンピューティング、インフラ構築自動化、組織改革を中心にオンサイトでのコンサルティングやトレーニングを提供する専門家。吉羽氏がCTOを務めるアトラクタも同様のサービスを提供している。また吉羽氏は青山大学では非常勤講師と
大小さまざまなプロダクト群を抱える株式会社リクルートは、扱う領域も多岐にわたる。2020年には中核事業会社それぞれに存在していた商品部門を先行して統合。プロダクトマネジメントの横断的な組織が生まれ、活発なナレッジシェアなどの取り組みが行われている。同社のプロダクトデザイン室室長 戸田洋平氏に、リクルートのプロダクトマネジメントに対する考え方や、求める人材像を聞いた。 株式会社リクルート プロダクトデザイン室室長 戸田洋平氏 エンジニアからキャリアをスタートし、マーケティングの経験を積んだ後、株式会社リクルートへ入社。UXや事業開発に携わり、2020年にプロダクトデザイン室室長に就任。 プロダクトマネージャーの3つのキャリアパス リクルートが提供するサービスはカスタマーとクライアントをマッチングするマルチサイドプラットフォームがメインとなっており、メディアも情報誌、アプリ、Webサービスなど
編集部注 本記事は技術評論社の協力に基づいて記事作成しております。 はじめに はじめまして。ゆずたそ(@yuzutas0)と申します。私は業務支援ツールのプロダクトマネージャーとして活動する傍らで、データ基盤&KPIダッシュボードの受託開発や、業務改善のコンサルティングを行っています。主な相談元は各社のCPO、CSO、CTO、VPoEといった方々です。 この寄稿記事では「データ活用施策を成功に導くステップ」について解説します。記事の内容は、拙著『実践的データ基盤への処方箋』(技術評論社)の1章9節「ユースケースを優先的に検討しツールの整備を逆算する」をもとに加工・編集したものとなります。 想定する読者は、担当プロダクトのデータ活用施策を検討する方です。「プロダクトの会員数ダッシュボードを用意しよう」「デジタル広告を見直して流入を増やそう」「クーポンメールを配信して売上を伸ばそう」といった施
はじめに こんにちは、ゆずたそ(@yuzutas0)です。この連載では、ソフトウェア開発者からプロダクトマネージャーに転向した筆者が、多くの失敗を経て重要性を痛感した「プロダクトマネージャーのマインドセット」を解説します。 主な対象読者としては、同じようにソフトウェア開発を出自とした方で、「同じような失敗経験のある方」「これから失敗を経験するであろう方」を想定しています。連載の前提条件の詳細、免責事項などについては、第1回の冒頭を併せて参照ください。 トレードオフが生じる場面 今回は意思決定について扱います。たとえステークホルダーの協力を引き出し、どれだけ試行錯誤しても、どこかでトレードオフが生じることになります。関係者全員が問題と向き合い、議論を整理した上で、それでも一つの結論にならないという場面が訪れます。そこではプロダクトマネージャーとして意思決定を求められます。 画面に表示するテキ
はじめに こんにちは、ゆずたそ(@yuzutas0)です。この連載では、ソフトウェア開発者からプロダクトマネージャーに転向した筆者が、多くの失敗を経て重要性を痛感した「プロダクトマネージャーのマインドセット」を解説します。 主な対象読者としては、同じようにソフトウェア開発を出自とした方で、「同じような失敗経験のある方」「これから失敗を経験するであろう方」を想定しています。連載の前提条件の詳細、免責事項などについては、第1回の冒頭を併せて参照ください。 話を聞くことはゴールではない 前回は「責任から逃げてしまう」という問題を取り上げました。法律や集客などの幅広い論点について「Not for me」(この仕事は私向きではない)と考えてしまうと、プロダクト開発は破綻します。対処策として「多様な視点からコメントを受けること」「責任を果たせているかどうかをチェックすること」の2点が必要になると話しま
本連載では、「STORES プラットフォーム」でネットショップ開設サービスを始めとしたtoBのプロダクトを提供しているヘイ株式会社(hey)のプロダクトマネージャー陣にリレー連載の形式で、開発チームではなく、社内のビジネス部門や経営層との関係をいかに構築しているかを解説いただきます。第1回は「STORES」の事業責任者 御守さんから連載の背景と全体像について。(編集部) プロダクトマネージャーの本当の悩み 本連載のテーマは「他部署と経営陣に信頼されるプロダクトマネジメント」です。プロダクトマネージャーが対面するステークホルダーの中で社外ではなく社内、その中でも特にビジネス部門や経営陣とのコミュニケーションや関係構築について扱います。 近年、プロダクトマネージャーという職種の知名度も向上してきており、関連する記事や書籍、イベントも増えています。そこで頻繁に取り上げられるテーマとしては、プロダ
本連載は、ソフトウェア開発者からプロダクトマネージャーに転身した、ゆずたそ(@yuzutas0)さんが自身の経験を振り返り、切り替えるべきだったと考えるマインドセットを紹介していく連載です。第2回は、「責任から逃げてしまう」という問題を取り上げます。自身の責任範囲は想像以上に広くなるのだ、ということを認識しましょう。(編集部) はじめに こんにちは、ゆずたそ(@yuzutas0)です。この連載では、ソフトウェア開発者からプロダクトマネージャーに転向した筆者が、多くの失敗を経て重要性を痛感した「プロダクトマネージャーのマインドセット」を解説します。 主な対象読者としては、同じようにソフトウェア開発を出自とした方で、「同じような失敗経験のある方」「これから失敗を経験するであろう方」を想定しています。連載の前提条件の詳細、免責事項などについては、第1回の冒頭を併せて参照ください。 「Not fo
Sansanは、2021年6月に自社サービスのUX向上を目指したリサーチの専門組織「UXリサーチセンター」を発足した。従来よりユーザー視点のプロダクトづくりを続けてきたSansanだが、そもそもUXリサーチが果たす役割とは何か。そして、専門組織をこのタイミングで立ち上げたのはなぜか。センター設立の背景や現在の活動状況、そして今後のビジョンについて、執行役員 CPOの大津裕史氏と、センターの運営を統括する林愛空氏に聞いた。 プロダクトづくりを支える「UXリサーチ」の専門部隊、UXリサーチセンター プロダクトづくりでは、潜在的、あるいは顕在的なユーザーニーズについての仮説構築と検証を繰り返しながら、その結果を反映するプロセスが重要とされる。このプロセスは、プロダクトが生みだすユーザー体験(UX)を決定づけるものであり、仮説検証の過程では「UXリサーチ」と呼ばれる調査が行われる。UXリサーチの実
「日本ではプロダクトマネジメントに関する専門的な知識や知見を学ぶ機会が少ない」という課題感から、書籍『プロダクトマネジメントのすべて』を執筆した及川卓也氏、曽根原春樹氏、小城久美子氏。3月20日に行われた刊行記念イベントでは、現場のプロダクトマネージャーや、プロダクトマネジメントを学び実践してる参加者から、プロダクト開発の現場で直面したリアルな課題について多くの質問がよせられた。イベントレポートの後編となる本稿では、3名の回答にも熱がこもったQ&Aと、当日答えきれなかった質問への回答を紹介する。 前編はこちら:日本のプロダクトマネージャーの戦い方とは? 書籍『プロダクトマネジメントのすべて』著者陣が語る Q&A目次 書籍作りのプロダクトマネジメントについて 書籍の活用の仕方について 組織・経営層とのコミュニケーション プロダクトマネージャーのスキルアップ プロダクトマネジメントの実践におけ
はじめに はじめまして。ゆずたそ(@yuzutas0)と申します。私はソフトウェア開発者からプロダクトマネージャーへ役割を変更した後、多くの失敗を経て「マインドセットを切り替えること」の重要性を痛感しました。 この連載では、私が学んだ「プロダクトマネージャーのマインドセット」を解説します。 想定する読者・提供価値については、2つのパターンを想定しています。1つ目は「同じように失敗した経験のある人」です。自分の経験を振り返りながら「こうすればよかったのか!」と考える機会になるはずです。2つ目は「これから失敗を経験するであろう人」です。これから起きる課題について「こうすればいいのか!」と考える機会になるはずです。 注意・免責 ①本連載の内容は、筆者の個人的な見解にもとづきます。適宜ご自身の立場に置き換えて、読み進めていただければと思います。万が一、誤りや不快な点がありましたら、どうぞ筆者個人宛
プロダクト開発に携わっていると、全員が「素敵なプロダクト」を作ろうと奮闘しているのに、議論がかみ合わなくなったり、プロダクトが事業のビジョンと違う方向に進んでしまったりすることがある。ここで重要になるのが、仮説を立て小さな失敗を繰り返しながらプロダクトを成長させていく、いわゆる「プロダクトマネジメント」の考え方だ。この視点は、エンジニアやデザイナーをはじめ、プロダクトに携わるすべての人にとって役立つもの。ユーザーによりよい価値を提供するプロダクト開発のヒントになるだろう。では実際に、どのように仮説を立てて検証していけばよいのか。エンジニアが知りたいと思う「プロダクトマネジメント」の考え方について、エンジニアからプロダクトマネージャーになり、現在はTablyにてプロダクトづくりの伴走や研修に取り組む小城久美子氏が解説した。 Tably株式会社 小城久美子氏 プロダクトマネージャーとエンジニア
第11回で一度完結した本連載だが、第6回で紹介したプロダクトの「強い軸」に読者の皆様からフィードバックをいただき、よりブラッシュアップした思考法を整理することができた。この一気通貫したプロダクトをつくるための思考法を第12回として紹介したい。これはプロダクトマネージャー自身での思考法としても、プロダクトチームが今どこにいるのかを確認するためにも有用であるはずだ。 前回記事 第11回「単なるKGI/KPIではNG? PMがプロダクトの成果を正しく計測するために必要な考え方」 関連記事 第6回「あなたのプロダクトに「強い軸」はありますか? ぶれない意思決定のために、PMが押さえるべき3つの観点」 一気通貫していないプロダクトの問題とは ユーザー体験は「点ではなく、線で設計しなければならない」とはよく言われるが、裏を返せばユーザー体験が場当たり的になっていて全体として使いづらくなっているプロダク
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