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中東情勢
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デジタルトランスフォーメーション(DX)の叫び声とは裏腹に、現場ではSaaSの乱立による「業務のサイロ化」や、直感的に扱いにくいUIへの不満が絶えない。なぜ、論理的に設計されたはずのシステムが、現場のリアリティと乖離してしまうのか。2026年2月18日に開催された「Developers Summit 2026(Dev x PM Day)」において、Dress Code株式会社の中沢大氏は、「リゾーム(地下茎)」という哲学的概念を用い、この乖離を埋めるための設計論を展開した。本稿では、複雑な業務実態(リゾーム)を使いやすいシステム(ツリー)へと落とし込むためのInformation Architecture(情報建築)の技術と、そこから導き出されるDBとUIの整合性についてレポートする。 技術とは「一子相伝」を「誰もが通れる道」にすること 登壇した中沢氏は、デザイナー、プロダクトマネージャー
前回の記事「アトラシアン流プロダクト開発術:複数プロダクトチームの連携を支援する「プログラムマネージャー」とは」 はじめに プロダクトが増加し、複数のプロダクトチーム体制になると、次のような歪みが出てきます。 意思決定の分散と情報のサイロ化 プロダクトごとにプロダクトマネージャー(PM)の数が増える 各プロダクトマネージャーが、独自にユーザー調査・データ分析・ロードマップ運営を行い、情報がサイロ化してしまう 組織として「どのプロダクトに、なぜ投資するのか」が見えづらくなる ツール/プロセスの乱立 チームごとに使うツール(ユーザーインタビューの記録、A/Bテスト、分析基盤、ロードマップ管理など)がバラバラになる 似たようなイベントや実験が重複し、ナレッジが共有されない チーム単位で個別最適化されるため、組織全体としてスケールしたときに非効率が生じる プロダクトマネージャーの役割が「雑務」で圧
これからの医療を変革する「医療プラットフォーム」の実現を目指して 「日本の医療体験を、しなやかに。」をミッションに掲げ、テクノロジーを駆使して、医療に関する問題解決を目指す株式会社カケハシ。2016年の設立以来、電子薬歴システム「Musubi」に始まり、薬局業務のデータ分析を可能にする「Musubi Insight」や、服薬期間中のフォローアップを支援する「Pocket Musubi」、医薬品在庫管理システム「Musubi AI在庫管理」など、医療現場のニーズに応じたソリューションを次々と生み出してきた。全国にある約6万店の薬局のうち、現在カケハシのサービスを活用する薬局は全体の約20%に上り、2500万人を超える患者データを保有する。 代表取締役CEOを務める中川氏は、学生時代から起業家として活動し、マッキンゼー・アンド・カンパニーで企業変革プロジェクトに携わった後、「自分本来の仕事をし
ProductZine Day&オンラインセミナーは、プロダクト開発にフォーカスし、最新情報をお届けしているWebメディア「ProductZine(プロダクトジン)」が主催する読者向けイベントです。現場の最前線で活躍されているゲストの方をお招きし、日々のプロダクト開発のヒントとなるような内容を、講演とディスカッションを通してお伝えしていきます。
はじめに──誰のための連載か? そして何を得られるか? この連載『1人目プロダクトマネージャーの教科書』は、以下のような方に向けて書かれています。 スタートアップでこれからプロダクトマネージャー(以降、PM)に挑戦しようとしている人 すでに1人目PMとして働いており、悩みや不安を抱えている人 将来的にプロダクトを軸にしたキャリアを築きたいと考える人 そして、「PMってそもそも何をする仕事なの?」と疑問を持っている経営者や他職種の方 1人目PMの役割は、単に「何を作るか」を決める仕事ではありません。この連載を通じて読者の皆さんには、以下のような状態になってもらうことを目指します。 経営とシンクロし、事業の成長をプロダクトで実現する視座を持つ 開発やデザイン、営業、カスタマーサクセス(CS)など多様なチームと協働する術を身につける 抽象度の高い戦略と、現場に落とし込む実行力を両立する 将来、C
プロダクトマネージャーは、十分な情報がそろっているか否かに関わらず、さまざまな規模の意思決定を求められる。プロダクト成功に大きな影響を与える意思決定の質を高めるためには何を意識すべきなのか。2024年12月5日に開催したイベント「プロダクトマネージャーカンファレンス 2024(pmconf 2024)」においてLinkedInのシニアプロダクトマネージャーである曽根原春樹氏が登壇し、意思決定の際に陥りがちな落とし穴をひもときながら、シリコンバレーで実践されている意思決定手法について解説した。 曽根原 春樹(そねはら・はるき) LinkedIn Senior Product Manager シリコンバレーに在住19年目となり、BigTech・スタートアップ企業およびBtoB・BtoC双方の領域で、グローバル市場向けに行ってきたプロダクトマネジメントの豊富な経験と実績を持つ。現在は米Micro
領域によって大きく異なるプロダクトマネージャーの仕事 ──まずは松栄さんの経歴や現在の役割について、教えていただけますか。 私は紙のデザイナーとしてキャリアをスタートさせた後、10年ほどマーケターとしても活動していました。プロダクトマネージャーを始めたのは、20代後半くらいからです。当時はディレクターと呼ばれていたのですが、転職ドメインの既存プロダクトをグロースさせたり、ECの新規事業を立ち上げたりしてきました。 しかし、その頃になるとプロダクトマネージャーとしての成長に限界を感じるようになり、XTech(クロステック)グループのStartup Studioで、友人とともに起業することに。執行役員として、幅広く経営に携わってみたものの、やはり自分はプロダクトマネジメントが最もパフォーマンスを発揮できると気づき、シニアプロダクトマネージャーとしてSTORES株式会社に入社。そして2022年1
はじめに 前回の記事では、「ユーザーの成功」に至るまでの「ユーザーの成長ステップ」を設計するプロセスを紹介しました。「ユーザーの成功」を定義するためには、顕在的なニーズだけでなく、ユーザーが本質的に何を求めているのかという潜在的なニーズを把握している必要があります。そこで今回はユーザーの潜在ニーズを探索する方法の一つとして「価値マップ」を紹介します。 プロダクトの価値を言語化する意味 価値マップとは、ユーザー調査から得られた発言や行動をグルーピングし、背景や目的を分析して関係性を構造化したマップです。 価値マップの策定手順を紹介する前に、プロダクトにおける価値の正体を考えてみましょう。あなたなら、以下の問いに何と答えますか? 「あなたのプロダクトのユーザーはなぜ、そのプロダクトを使っていますか?」 この答えこそが、ユーザーがあなたのプロダクトに感じている「価値」になります。 この価値が明ら
生成AIサービスにおけるUXの課題 現状、一部の生成AIサービスに対し「使いづらい」「実用性に欠ける」といった声も聞く。その根底には、1つ、UXの未成熟さという問題が存在する。極端な例えではあるが、それは時として「超優秀な部下とトランシーバーだけでやり取りしながら仕事をする」ような状況に類似している。いくら部下が優秀でも、情報共有やコミュニケーションの手段が限られていては、その能力を存分に発揮することは困難である。一部の生成AIサービスも同様の課題を抱えている。例えば、チャットという限定的なインターフェースでは、生成AI技術の能力を十分に引き出せていない場合もあるのだ。 生成AIは、従来のITプロダクト開発で活用されてきたツールとは異なる特性を持っていると考えられる。特に、「人間的な知的能力を有するような挙動が可能である」という点は、生成AIの大きな特徴の一つだろう。もちろん、これはあくま
「今この瞬間」のチャンスを逃さないこと 生成AI技術による革命が起きているこのタイミングは、「今しかない唯一無二のチャンス」だ。このチャンスを逃さないために、従来の新規事業づくりとは大きくマインドセットを変える必要がある。「今この瞬間」に正しいマインドセットで、アクションを起こすことが肝要だ。2年後、3年後に同じことをやっては出遅れてしまう可能性が高い。 そこでわれわれが常に意識しているのは、「打席数」と「打率」をいかに上げていくかということである。生成AIの領域は今まさに技術革新が猛スピードで進んでおり、それを活用してどのようなプロダクトやサービスが求められるのかはまだ誰にも分からない。 あらゆる産業が生成AIによって変革される可能性がある中で、「今この瞬間のチャンス」を勝ち取るためには、思い切って数多くのチャレンジをしていくべきだ。つまり「打席数」を増やすことが重要になる。ただし、ただ
はじめに 株式会社RevComm(レブコム)のプロダクトマネージャーの吉井です。RevCommは音声解析AI電話「MiiTel(ミーテル)」、AI搭載オンライン会議解析ツール「MiiTel Meetings」、オフライン(対面)の商談を可視化する「MiiTel RecPod」を開発・提供しています。 RevCommでは、2023年5月からドキュメント管理ツールとして「Notion」を全社に導入し、プロダクトマネジメントにも活用しています。今回は、全社員がフルリモートで業務を行っているRevCommにおけるPRD(プロダクト要求仕様書)の管理・運用についてご紹介します。 RevCommにおけるPRDの役割と運用課題 RevCommではロードマップに記載された開発タスクごとに、プロダクトマネージャーがどのような機能を開発するのかのPRDを作成し、関係者に共有します。Notion導入前は、ドキュ
Japan SaaS Insightsは、同社が国内SaaS市場の民主化を目指して、年に1回発刊しているレポートで、今回公開された「Japan SaaS Insights 2024」は、以下のような内容となっている。 2023年におけるSaaS市場の予測 答え合わせ 日本のSaaS市場動向 SaaSスタートアップの資金調達/Exit動向 SaaS上場企業のマーケット動向 2024年におけるSaaS市場 5つの予測 前回のJapan SaaS Insightsでは、Horizontal SaaSにおいてSales、Development、Analytics、Security、Automation分野が急成長すると予測していた。しかしながら、SalesやAI/Automationはプロダクト数や評価額の増加がみられたものの、他の領域では急成長が確認できず、この予測は誤っていたといえる。 一方で
プロダクトマネージャーカンファレンス2023 基調講演の紹介ページ(録画への導線あり) プロダクトマネージャーに求められる投資や財務への意識 最初のテーマは「カネを利用する覚悟」。プロダクト開発には必要なリソースが伴い、その中心は金銭である。自身がベンチャーキャピタルの立場としてスタートアップに投資することもある及川氏は、「創業者たちは自らの人生を賭け、社会を変える覚悟を持っている。このような覚悟を持つ人たちが、リスクを背負いながらも投資を求める。プロダクトマネージャーにも、スタートアップの創業者と同様のマインドセットが求められることが多い」と話した。 Tably株式会社/株式会社Global Hands-On VC Founding Partner/Adobe Executive Fellow/ 株式会社クライス&カンパニー 顧問 及川卓也氏(左側の映像では左) 一方、大企業においても数
前回の記事:「プロダクト開発の生産性を最大化する「Figma」の活用方法」 スマートバンクの「Think N1」文化を支えるUXリサーチャー 谷(筆者):まずはスマートバンクさんの「UXリサーチ」の位置付けや役割について教えてください。 瀧本:弊社は「Think N1」というバリューを掲げており、社員全員がリサーチを通じてユーザー理解を深め、プロダクト開発に当たるということを大切にしています。UXリサーチャーはこの「Think N1」を体現する職種と位置付けられており、さまざまな職種のメンバーに伴走する形でリサーチを行うとともに、プロダクト広報や採用広報、組織に「Think N1」の文化を伝えていく役割も担っています。 企業によってUXリサーチャーが関わる職種や開発プロセスが異なっているかと思いますが、弊社は関わる職種も多岐に亘り、設計段階からリサーチプロジェクトを一緒に進めることが特徴で
世界中でサイバー攻撃の脅威が拡大する中、日本国内のセキュリティ意識はデジタル先進国の各国から遅れをとっている状況と言える。アメリカとの比較では、サイバーセキュリティ対策への投資額が5000万円以上の企業がアメリカは71%であるのに対し、日本は32%という調査結果(出典:IPA「企業のCISOやCSIRTに関する実態調査2017-調査報告書-」)もあり、セキュリティ投資が十分でない状況が伺える。 そこで、SaaS/ASPなどのクラウドサービスのセキュリティ対策状況を第三者評価する「Assured」は、2023年のセキュリティトレンド総括として海外/国内サービスのセキュリティ対策状況を比較し、その傾向を発表した。 調査レポートの詳細は以下の通り(Assured調べ)。 第三者認証取得 国内でSOC2を取得しているサービスは8.6%のみ。ISO/IEC 27001は海外、国内ともに半数以上が取得
近年、プロダクト開発やUXデザインなどの体系的な情報やノウハウが注目されていますが、実践的な情報が不足していることがよくあります。一方で、Generative AI(生成AI)の登場により、誰でも開発やデザインができる時代が近づいています。このような状況下では「ユーザーに真に求められる価値を提供する」プロダクトマネジメントが重要になってきます。そこで、今回の連載では「誰もがプロダクトを通して価値を提供できるようにする」というビジョンを掲げた「PM DAO」(プロダクト開発コミュニティ)によるAIプロダクトの開発ストーリーを通じて、実践的なプロダクトマネジメントのノウハウを解説します。第3回はMVPを開発する際の流れについて。 前回までのあらすじ この連載記事では、アイデアからの仮説生成を支援するAIサービス「Value Discovery」の開発経緯を踏まえて、プロダクトマネジメントにおけ
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