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【映画の中の食 vol.1】 食いしん坊ながらあまり食通とはいえない私ですが、三度の飯より映画好きということで、映画の中に登場する印象的な食べ物を、ここでご紹介できたらと思います。 第一回目は、1982年公開 リドリー・スコット監督作 SF映画の傑作『ブレードランナー』から。 人生のマイベスト10にも入る大好きな作品です。架空未来都市の高層ビル群を空飛ぶパトカーが潜り抜けて行く圧巻のパノラマ映像を、映画館の大スクリーンで初めて観た時のあの感動と高揚。そして、全編に漂う孤独と切なさ。雨に煙るネオン街、レプリカントの潤む瞳、ヴァンゲリスの奏でるむせび泣くようなシンセサイザー音も沁み入ります。 実は今年2019年は、この映画で描かれた舞台の設定年に当たります。この作品は、2019年11月のロサンゼルスが舞台。ちなみに大友克洋原作のSF漫画『AKIRA』も2019年の東京が舞台であり、更に翌年20
人類の生活の革命は、ガスコンロの登場だといっても過言ではない。薪や炭を使わず、かつ安定した火力の調節ができ、なにより台所がかさばらずにコンパクトで済む。 台所のこの革命は、のちに料理に、そして家の間取りにまで及んでいく静かな一大革命だった。 このガスコンロの祖型を考案したのがアレクシス・ブノワ・ソワイエというイギリスの料理人だった。 名前からしてイギリスっぽくないが、彼は亡命フランス人である。イギリスではソイヤーと発音される。 彼は1810年にパリの東側、今だと車で40分ぐらいのモーという場所で生まれた。 11歳のときにパリで料理人修行を始め、17歳でパリの有名レストランで腕を磨いたといわれる。彼が20歳のときに外務省の料理人になったが、ここが運命の分かれ道だった。 外務省料理人になって間もない7月。シャルル10世王政下の首相ポリニャックの晩餐会の準備をしている時に、突如として蜂起したパリ
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