ウェブ企画会社「カラクリワークス」(福岡市中央区赤坂)のデザイナーであり、週末は福岡市内で古本店を開いている本好きの白石隆義さんが企画した。 「図書館」に決めた古湯温泉の古民家のリニューアルは「カラクリワークス」が協力した。6月にはクラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」を使い本の購入と本棚の製作資金を募り、219人から186万2,000円の資金が集まった。 当初7月末の開館を予定していたが、「泊まれる図書館」に必要な許可の申請や40人の本好きが選んだという本集めなどの準備に時間をかけたため、9月になったという。 同館は、6畳と4畳半の二間続きに縁側があり、木の板を組み合わせた箱に選書した人の本が計1000冊ほど並ぶ。白石さんは「80人にお願いしたが、選書リストが戻ってきたのが半分くらい。営業しながらまずは2000冊を目指したい」と意気込む。 14時~18時は「午後の図書館」として