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日本人が知らない「自由」の意外な正体とは?
兎角に人の世は住みにくい――日本社会で暮らしていると、文豪ならずとも、こんな思いが頭をよぎることは... 兎角に人の世は住みにくい――日本社会で暮らしていると、文豪ならずとも、こんな思いが頭をよぎることはありませんか。「もっと自由な社会になればいいのに」と思う人もいれば、傍若無人に振る舞う人々に悩まされ「自由の行き過ぎが問題だ」と考える人もいるでしょう。果たして、今の世は自由が足りないのか、過剰なのか? オーウェルが語る自由 宇野:「自由」はこれまでもさんざん議論されてきたテーマですが、猪木先生のご著書は教科書的な思想史の本と違って、哲学や思想だけでなく、旅行や映画、文学などの話がたくさん出てきて、とても面白く読めました。 猪木:ありがとうございます。 宇野:この本には三つの性格がありますね。まずはタイトル通り「自由論」という性格。もう一つは、リベラルアーツの意義を問い直す「教養論」。そして三つ目に、「知的自伝」としての性格。猪木先生の学問がどのように形成されてきたのかを垣間見ることができ、と
2017/02/22 リンク