アメリカ海軍から退役した後も、いまだ根強い人気を誇るF-14「トムキャット」戦闘機ですが、生産が続く同世代機F-15「イーグル」と比べると性能的に劣っていたのでしょうか。 傑作映画の大ヒットで圧倒的人気を獲得 1970年代に開発されたグラマン社製の戦闘機F-14「トムキャット」は、半世紀近く経った現在も、その洗練されたデザインと圧倒的な性能で、多くの人々を魅了し続けています。映画『トップガン』での “活躍” によって一躍有名になったF-14は、まさに時代を超えた名機と言えるでしょう。 しかし、2006年にアメリカ海軍から退役したため、2024年現在、F-14を運用しているのはイラン空軍のみとなってしまいました。ライバルといえるマクダネル・ダグラス(現ボーイング)社製のF-15 「イーグル」が、現在も改良を重ねながら日米を始め多くの国で現役であり、さらにニューモデルの「イーグルII」が開発さ