沖縄「ゆいレール」の延伸から5年、何もなかった終点の「てだこ浦西」駅が大きく変わりつつあります。さらなる延伸も取りざたされる「ゆいレール」ですが、現状の課題が将来、より顕在化する可能性もあります。 「何もなかった」駅前が大変化 ゆいレール終点駅の「最大の武器」とは 沖縄都市モノレール「ゆいレール」の首里-てだこ浦西間が延伸開業し、2024年10月で5年が経ちます。終点の「てだこ浦西」駅は浦添市の西端、沖縄自動車道と国道330号が接する西原ICに近い、すり鉢状の地形の“底”にあたるエリアに位置しています。 拡大画像 てだこ浦西駅の駅舎。同駅を目的地に設定すると、右上の高架の県道上を案内するスマホのナビアプリもある(植村祐介撮影)。 このエリアは、駅開業以前は開発がやや立ち後れ、また開業してからもしばらく“まわりに何もない”状態が続いていました。 しかしこの5年間で周辺の区画整理事業が徐々に進