交差点の歩行者用信号のなかには「押しボタン式」のものがあります。しかしこのなかには、押した直後に信号が変わる場所、そして、押してもなかなか信号が変わらない場所があります。なぜこのような違いが生まれるのでしょうか。 いつも「すぐ変わる」とは限らない 歩行者用信号のなかには、押してしばらく待つと青信号へと変わる「押しボタン式」のものがあります。しかしこのなかには、押した直後に信号が変わる場所、そして、押してもなかなか信号が変わらない場所があります。なぜこのような違いが生まれるのでしょうか。 ボタンを押さないと信号が変わらない、押しボタン式信号機(画像:写真AC)。 こうした差が生じる要因のひとつには、押しボタン信号が「系統制御」に組み込まれているかどうかです。 系統制御は、特定のエリア内で複数の連続した信号機を連携させるというもの。たとえば国道をはじめとする主要道路は信号のタイミングを合わせ、