2024年10月に開催された「国際航空宇宙展」で三菱重工が新たな軍用無人機のコンセプト模型を披露しました。しかも2種類。どう違い、特徴は何なのか、担当者に聞きました。 「戦闘機の三菱」が構想する無人機 2024年10月16日から18日にかけて東京ビッグサイトで開催された「国際航空宇宙展2024」で、三菱重工業は新しい軍用無人機のコンセプト模型を初公開しました。 三菱重工業といえば日本有数の防衛企業であり、特に航空分野においては国内の戦闘機関連の事業を担当しており、F-15戦闘機ではライセンス生産、F-2戦闘機ではアメリカとの共同開発と生産、そして最新鋭のF-35Aステルス戦闘機では国内での最終組立を担当しています。 言うなれば「日の丸戦闘機の大黒柱」と形容できる同社が、これまでの事業とは異なる無人機のコンセプトを提案してきたことは、大変興味深いことだと筆者(布留川 司:ルポライター・カメラ