「小型機の軽自動車版」とも呼ばれる新ジャンルの航空機「LSA」。この開発に取り組む日本の企業があります。どのようなスペックなのでしょうか。 世界で相次ぎ導入「小型機の軽自動車版」制度 新潟県燕市に本社を置く株式会社ATRヤマトが、現在開発中のLSA(軽量スポーツ航空機)である「ACR-3-A160」の試作機を、燕三条市で開催された「燕三条ものづくりメッセ」の会場で展示しました。同社は国内でいち早く「LSA」の開発・設計を進めてきた企業で、もし実用化されれば、日本の航空産業にとって大きな一歩となります。 拡大画像 「ACR-3-A160」の試作機(細谷泰正撮影)。 LSAは、欧米をはじめ今や世界で普及が進んでいる新たなカテゴリーの小型航空機で、それに伴い操縦するための免許制度も新設されることから、「小型機の軽自動車版」とも呼ばれています。 LSAでは、機体の規模を小型軽量に限定することで従来