茨城県で中型バスとして国内初となる「レベル4」の自動運転の営業運行が実施されています。運転手不足の解決策になると期待されている技術ですが、乗車すると人の運転とは「明らかな違い」がありました。 運転手不足の“魔法のつえ”に みちのりホールディングス(HD)子会社の茨城交通が2025年2月から、茨城県日立市で中型バスとして国内初となる「レベル4」の営業運転を行っています。レベル4とは最上位のレベル5(完全自動運転のシステムが常に運転する)に次ぐ水準で、場所や天候、速度などの特定条件下で自動運転システムが全ての運転を手がけます。 拡大画像 JR常磐線大甕駅前に停車中の「レベル4」が可能な自動運転バス(大塚圭一郎撮影) 全国でバスの運転手不足が深刻化している中で、自動運転が広がれば“魔法の杖”になると期待感が高まっています。筆者(大塚圭一郎:共同通信社経済部次長)は自動運転技術の実情と課題を探ろう