埼玉県内で東北道の側道の途切れた部分が、およそ半世紀ぶりに開通。それ以前の状況を航空写真で見ると、現在の東北道にはもともと「鉄道」が存在したことがわかります。それは100年前の「埼玉高速鉄道」ともいうべき存在でした。 埼玉の東北道、それ以前には「鉄道」があった 埼玉県南部の東北道は、川口JCTから国道122号を側道として北へ延びていきます。2024年9月30日には、さいたま市内で側道が途切れていた部分が開通し、「蓮田岩槻バイパス」として全線開通を迎えます。 埼玉県内の東北道が着工したのは1966年のこと。当時の航空写真を見ると、県南部ものどかな農村だったことが分かりますが、東北道のルートにピタリと合致するように、1本の道らしきものがあったことも分かります。 拡大画像 川口市内の東北道と国道122号。ここにかつて武州鉄道が通り、行衛(ぎょえ)駅があった(乗りものニュース編集部撮影)。 実はこ