JR南武線の分倍河原駅ホームから南側を見ると、武将の騎馬像が目に入ります。この誰もが知るであろう武将は、ここの駅名と同じ名称が付いた戦いで勝利を収めています。そして最期を、遠く離れた越前国で迎えています。 なぜ武将は駅を背にしている? 2026年の干支は午(うま)です。駅前に騎馬像が立つ駅は全国にかなりありますが、東京都府中市のJR南武線の分倍河原駅にもそれがあります。ホームから南側を見ると、馬にまたがり刀を振り上げた武将の像が目に入りますが、この位置からは武将の背中しか見えません。いったい誰なのでしょうか。 JR南武線の分倍河原駅ホームから見える騎馬像。武将は駅を背にしている(2023年1月、大藤碩哉撮影) 武将の正面に回ると、台座には「新田義貞公之像」と刻まれています。新田義貞は鎌倉時代末期の武将で、後醍醐天皇に呼応して関東で挙兵し、幕府をわずか15日で滅ぼしたことで知られます。では、