最新ステルス戦闘機F-35はエンジン1基ですが、世界最強クラスのF-15などは2基搭載しています。半世紀以上にわたり続く「戦闘機のエンジンは単発か双発か」という永遠のテーマ。その背後にある国家戦略や運用思想に迫ります。 「エンジン2基なら安全」は本当か? 生死を分ける洋上飛行と故障リスク 航空史をひも解けば、戦闘機はその誕生以来、常に「速度」「上昇力」「運動性」といった要素を競い合いながら進化してきました。 拡大画像 航空自衛隊の異機種編隊飛行。手前のF-15JとF-4EJ改は双発エンジン、奥のF-35AとF-2は単発エンジンだ(画像:航空自衛隊) しかしジェット戦闘機の登場以降、技術的進歩が著しく進んだにもかかわらず、今なお解決しない根源的な問いが存在します。それは「戦闘機のエンジンは単発がよいのか、それとも双発であるべきか」という問題です。半世紀以上にわたる議論は、技術的優劣の問題を超