高松琴平電気鉄道(ことでん)で複線化工事が進んでいます。2000年代以降の地方私鉄では珍しいこの取り組みですが、経営破綻を乗り越え利用者数を回復させた背景には、様々な計画の変遷がありました。 「琴電は要らない」とまで言われた過去 香川県高松市を中心に運行する地方私鉄・高松琴平電気鉄道(琴電)が大きく変化しています。高松市街地と金刀比羅宮最寄りの琴電琴平駅を結ぶ琴平線では、2020年11月1日に三条~太田間が複線化すると、同28日には同区間に伏石駅が開業しました。また2026年3月には栗林公園~三条間が複線化し、2027年2月には太田~仏生山間の複線化と同区間に多肥駅の開業が予定されています。 拡大画像 伏石駅ホーム(筆者撮影) これにより琴平線の複線区間は高松築港~仏生山間8kmとなり、地方私鉄有数の複線区間を持つ長野電鉄長野線(6.3km)を上回る規模となります。とはいえ地方私鉄の複線区