JRグループの発足から2027年で40年を迎えます。国鉄最後の1年となった1986(昭和61)年は、分割民営化に向けた法整備や人員整理、そして民営化後を見据えた大規模なダイヤ改正の準備が、驚異的なスピードで進められました。 ギリギリだった法整備と人員整理 JRの発足から2027年で40年を迎えます。1872(明治5)年の官設鉄道開業以来、国有国営を基本としてきた鉄道政策の大転換でしたが、今から見ると非常に速いスピードで進められた「改革」でした。国鉄最後の1年となった1986(昭和61)年はどのように過ぎていったのでしょうか。 1987年のJR発足当時に東京を走っていた103系電車(画像:photolibrary) 国鉄の分割民営化方針は、1982(昭和57)年に設置された臨時行政調査会で具体的に示されましたが、具体的な準備は「国鉄再建監理委員会」が1985(昭和60)年7月に提出した報告書