トルコの国防大臣がアメリカに対し、F-35戦闘機の購入を再オファーしたと明言しました。じつはトルコは過去、F-35の導入寸前まで行ったものの、白紙撤回されたことがあります。なぜそうなったのか、そして購入は可能なのか推察します。 アメリカがF-35禁輸措置に至った背景 2024年12月、トルコのヤシャル・ギュレル国防相は、アメリカに対しF-35戦闘機の購入を再びオファーしたことを明らかにしました。この発表は、トルコの航空戦力の整備を巡る混迷を象徴する出来事と言えるでしょう。 拡大画像 トルコ国産ステルス戦闘機「KAAN」。F-35よりも大きく航続距離等においては上回ると考えられる(画像:TAI)。 かつて、トルコはF-35の導入予定国に名を連ねており、共同開発パートナーとして多額の資金を拠出していました。しかし、その後、アメリカの禁輸措置を受けてしまいました。どうしてこのような状況に至ったの