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あらゆる業界でDXが必須項目となり、コロナ禍も相まって多くの企業でデジタル化が急速に進んだ2020年。今後、日本企業のデジタル化はどのような方向へと進んでいくのでしょう。長年、数々の大型プロジェクトに携わり、今なお、デジタルマーケティング、コンセプトワークの最前線に立つコンセプターの坂井直樹さんに、日本の現状の問題点と進むべき道について伺いました。 2020年までの世界の動きとこれから 僕はこの2年間どっぷりと中国にハマっていて、周囲からは共産党員か? って言われている(笑)。今の中国は、2014年ごろから始まったデジタライゼーションが、ようやくある地点まで到達した状態だと言えると思います。 それが顕在化しつつあるのがアフリカ。2013年に提唱された「一帯一路(※)」によって、アリペイ、WeChatペイといったデジタル決済のカルチャーもアフリカまで行ってしまった。かつ、かの地では、いきなり
東京都が3月4日にリリースした新型コロナウイルス感染症対策サイト。一番の特徴は非営利団体・Code for Japanに所属するエンジニアやデザイナーが中心となり、オープンソースで開発された点にあります。刻々と変化する状況とともにブラッシュアップした制作内容と、国民の関心度が高い新型コロナウイルス関連情報のビジュアライズのポイントについて、広報の陣内一樹さん、エンジニアの今村かずきさん、デザイナーの林敬子さんに伺いました。 サイト構築を手がけた3000人のオンラインコミュニティ、Code for Japanとは? ――まずCode for Japan設立の経緯と普段の活動について教えてください。 陣内さん(以下、陣内。敬称略):Code for Japanは非営利団体として活動しているシビックテックコミュニティで、テクノロジーを通じて、行政機関などと連携しながら社会課題を解決する活動を幅広
アパレル向け3DCADツールの活用や、その普及支援で注目を集めるファッションブランド、HATRA。奇しくも展示会開催の最中コロナ禍に突入し、最も集客できる週末は会場を閉じざるをえなかったといいます。そこで実施したのがARでの展示会。これまで取り組んできたプロジェクトや、変わりゆく状況の中スピーディに対応したAR展示会について、HATRAデザイナーの長見佳祐さんに伺いました。 アルゴリズムと共同するあたらしいパターンとは HATRA デザイナー長見佳祐により2010年に立ち上げられた、ユニセックスウェアレーベル。フードウェアを中心に「部屋」を主題に居心地のよい服を追求・提案している。 ——HATRAでは以前からAIやデジタルデータを取り入れたものづくりを行っていらっしゃいますが、代表的なプロジェクトはどのようなものがありますか? 長見佳祐さん(以下、長見。敬称略):今年1月にスイス・バーゼル
——ririkaさんの寝ぐせの写真のどこに面白さを感じましたか? 末永:Instagramで自分の写真をアップするときって、少なからず映えを気にして撮るのが普通だと思うんです。でも僕個人としては、そういう自撮りはあまり好みではなくて。その点、ririkaさんは視点が面白かった。寝ぐせもそうですし、きれいに見せるというより、とにかく「生活を記録する」ことへの熱量を感じました。その熱量の高さがいいなと思ったんです。 ——インスタレーションから始まったririkaさんとの取り組みですが、そのあとなぜYouTubeにつながっていくのでしょうか? 末永:当時、僕もririklaさんもYouTubeをそんなに見てなかったんですが、2018年の秋頃にGoProを買うタイミングがあったので、試しにririkaさんに渡して。自撮りしてもらった短い動画をYouTubeにアップしたのが始まりです。その後2018
5G導入が見えてきた今、日々進化をとげている動画の世界。最近では、スマホで動画を見る機会も増え、動画がより身近なものになってきました。需要が増え続ける動画マーケットは、これからどのように変化していくのでしょうか? ONE MEDIA(ワンメディア)の代表で動画界の風雲児、明石ガクトさんに、動画マーケットの今とこれからについてお話を聞いてきました。 動画に求められているのは“狭く深く” ――まず、動画マーケットの今について教えてください 明石ガクト(以下、明石):従来の動画メディアというとテレビが主流でしたが、今はYouTubeやSVODなど、テレビ以外のサービスが増えてきています。また、動画を見るツールがタブレットやスマホになったり、タクシーの中でもタブレットで動画CMが流れるようになったりと、日常で動画に触れる機会もここ数年で格段に多くなっています。 このように新しい動画マーケットが生ま
目を奪われるのではなく、心を奪われる。濱田英明さんの写真を見ていると、まるで自分がその場にいるような、あるいは記憶を呼び起こされたような気持ちになります。写真集『DISTANT DRUMS』を自費出版されたタイミングで、プライベートワークとクライアントワーク、それぞれへ取り組む姿勢について伺いました。 大事にしているのは「距離感」と「視点」 ——濱田さんは、写真に対する姿勢や考え方をよくTwitterで発信されていますね。その中でも、「心に残らない写真を撮りたい」という言葉に大きな衝撃を受けました。 濱田英明さん(以下、濱田。敬称略):ちょっと語弊があるかもしれませんが、本当に心に残らない写真を撮りたいかというと、もちろんそうではなくて、「写真がその人のものになってほしい」という意味なんです。 「共感」だとまだその人自身のものにはなっていない気がするんです。撮影者の存在が消えて、見ている人
連載「写真の権利」、第二回のテーマは、皆さんも何かと作る機会が多いプレゼンテーション資料におけるネット画像の使用についてです。プレゼン資料の多くは、限られた関係者の間だけで共有される場合が多く、実際に無断で使用していることが外部に漏れてトラブルに発展するケースは少ないでしょう。しかしこんな万引きのような行為を繰り返していると、リスクはどんどん積み重なっていくばかり。トラブルを未然に防ぐためにも、正しい知識を知っておきましょう。 ※2020年11月27日更新 ネット画像の使用は権利侵害になってしまうかも? そもそも他人が上げたネット画像を無断で使用する行為は法的にどうなのでしょうか。これは著作権法第21条で規定されている複製権などの侵害にあたる可能性があります。 著作権法21条 著作者は、その著作物を複製する権利を専有する。 他人がアップしたネット上の画像や資料などを、無断で自分のパソコンに
D&DEPARTMENT PROJECTで代表取締役会長を務め、デザイン活動家のナガオカケンメイさん。地方にあるロングライフデザインの魅力を発信し、地域・地方を活性化するために、さまざまな取り組みをしています。その中で、ビジュアルはどのような役割を果たしているのでしょうか? 変わることを求められるストアスタイル ーー「日本と世界のロングライフデザイン」と「地域のロングライフデザイン」を取り扱うショップとして、2000年から始まったD&DEPARTMENT。それから17年、今はどのような状況にあるとお考えですか? ナガオカケンメイさん(以下、ナガオカ。敬称略):今年は、大阪のショップを移転するんですよ。元々はビルの老朽化が理由なんですけど、もっとコンパクトにしようと思っています。社会の価値観が変わって、路面店のあり方も変わらないといけなくて。 ーーどのように変わったと感じていますか? ナガオ
連載「写真の権利」、第三回のテーマは、広告業界で最も扱いがやっかいといわれている「建物」の写真についてです。建物写真の何がやっかいなの?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、長年に渡って写真素材の流通に係わってきたアマナにおいて、これまで最も多くのトラブルを引き起こす原因となった被写体が、実は「建物」なのです。詳しく見ていきましょう。 ※2020年11月27日更新 建物の管理者から広告主に直接クレーム 具体的にどのようなトラブルが多いかというと、商品広告などに建物が写った写真を使った際に、「うちのビルの写真を勝手に使ってもらっては困る」といった内容のクレームが、直接広告主側に行ってしまって大騒ぎになるというパターンがほとんどです。クレームをしてきた理由を聞くと、「うちのビルの肖像権を侵害している」などという滅茶苦茶な理由(肖像権は人間だけがもつ権利)や、「使用する場合は、事前に申請をして
こんにちは。アマナアートフォトプロジェクトを行っている上坂です。 アマナアートフォトプロジェクトは、日本にアートのある生活を提案するプロジェクトで、私たちは、企業が文化について理解を深め、文化支援を行っていけるような環境醸成を行っています。 幸い、近年、美術館の運営や芸術活動の支援事業(メセナ)など、国内外問わず多くの企業が文化事業に取り組んでいますが、「企業」、「文化」といえば、国内ではまず資生堂をイメージする方も多いのではないでしょうか。 今年で創業145年を迎える資生堂は、どのように企業文化を育み、芸術文化を支援してきたのでしょう? 1月13日(金)、私たちは、企業とアートセミナーの第1弾として元・資生堂企業文化部の一橋忠さんをお招きし、お話を伺いました。 “企業の文化”と“企業と文化” 一橋さんは青山学院大学を卒業後、1975年に資生堂に入社。広報室、化粧品事業本部を経て広報部長、
投資運用会社レオス・キャピタルワークスの代表取締役社長、藤野英人さん曰く「社長や役員の顔写真をWebサイトに掲載している会社ほど、株価が高く推移する傾向がある」とのこと。なぜでしょうか?お話を伺いました。企業の広報・IRご担当者必見のお話が展開します。 Webサイトは会社の玄関、会社の“本音”が表れる ——(以下、川上)会社の業績とWebサイトの関係に注目された理由は? 藤野 私たちは投資運用会社ですので、いろいろな会社の隅々まで見て価値判断をするというのが仕事です。本社の佇まい、社員の様子、社内にはどんな調度品があるか、創業者の胸像があるか、時にはその会社の最寄り駅から会社まで歩いてみることもあります。これは良し悪しを判断するためではありません。会社の個性を把握したいから行うことです。 中でも特によくチェックするのが玄関にある傘立てです。清掃状況はどうか、雨が止んだら率先して片付ける人が
広告やWebサイトのビジュアル制作では、最初のペルソナ設計がキーポイントです。具体的な1人をイメージすることで、ビジュアルは見る人の心に届くものになります。そこでペルソナ設計をする上で効果的な“写真”を使う設計方法をご紹介します。 ペルソナ設計は「見える化」が大切 普段ペルソナはどうやって設計していますか? Excelの表を使って、年齢、性別、居住地、年収、趣味などを書き出していくという人も多いかもしれません。もちろんそれも良いのですが、数字や言葉だけだとペルソナのイメージがブレることがあります。 例えば、「都会的で先鋭的な30代の女性」というペルソナも、受け取り方は人それぞれ。芸能人やモデルをイメージする人もいますし、身近な友人を思い描く人もいます。また、時間が経つにつれてイメージがぼやけ、いつの間にか違った人物像になってしまったりもすることもあります。 あいまいなペルソナからはあいま
こんにちは、ビジュアルシフト編集部の八島です。昨今、グラフィックレコーディング(以下、GR)という議論を可視化するための手法に注目が集まっていますが、皆さんはGRがどのようなものかご存知ですか? 完成したグラフィックを目にしたことがあるという方も多いかと思いますが、その効果について本質的な議論が尽くされているとは言いがたいのが現状です。一体この手法は、どのような歴史的背景から生まれ、活用されてきたのでしょうか。 日本人としていち早くグラフィックファシリテーション(以下GF)を取り入れ、現在はベルリンでコミュニケーションプロセスデザイナーとして働く井口奈保さんと、Yahoo! JAPAN データ&サイエンスソリューション統括本部でUXデザイナーを務めながら、Tokyo Graphic Recorderとしてさまざまな現場でGRやGFを行なっている清水淳子さんの対談から、その成り立ちと未来を探
「VRって結局、ゲームの世界をリアルに体験するものでしょ…?」。クライアントの方からときどきそんな声をいただくことがあります。確かに一般向けのVRはもともとゲーム用に開発された技術ですし、ゲームや映像作品との相性は抜群ですよね。 特に今年はOculus RiftやPlay station VRなど、家庭向けのヘッドマウントディスプレイ(HMD) が続々とリリース&発表されているので、私も含めてVR制作に携わるプランナーやデザイナーは、エンタメ系のVRコンテンツの企画・制作に携わっていると思います。 しかし、VRの使いどころはエンタメ分野だけではありません。VRには、省スペース&低コスト化、VRならではのユーザー体験などいろいろなメリットがありますし、エンタメ系以外の分野や業界でも、アイデア次第でその分野ならではの使い方ができるんです。そこで今回は、VRのメリットを活かした事例や、最近私が個
大人数のため、意見がひとつにまとまらない……議題が多岐にわたっていて、会議が長引くばかり……いろんな意見が出て、方向性が変わってしまい制御不能…… そんな会議ばかりで、日々頭を抱えている方へ。一筋縄ではいかない会議の問題をビジュアルで解決する、グラフィックレコーディングを知っていますか? だれもがカンタンに会議を効率化することができる、この画期的な手法について、グラフィックレコーディングに詳しいヤフーの清水淳子さんにお話を伺いました。 議論をリアルタイムに描く 清水 「グラフィックレコーディングとは、さまざなま議論を”見える化”して整理するための手法です。会議の際に、場の議論をリアルタイムにグラフィックで描いて、参加者に議論の流れを共有します。それにより、意見の違いなどが素早く発見でき、スムーズに解決できるようになります。欧米などではメジャーな手法で、グラフィックレコーディングを軸としたコ
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