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インタビュー
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〝性別〟を理由に使われず 「決して速くはありませんが、夫婦でマラソンを楽しむ生活をしていました」 京都府に住む柘植(つげ)知彦さん(57)は、そう振り返ります。 2013年12月、地元のマラソン大会で8.8kmのコースを走っていた妻の彩さん(50)は、ゴールまで残り1kmの地点で突発的な心停止に見舞われました。当時39歳の彩さんに持病はなく、突然のことだったといいます。 沿道にいた女性が異変に気づいてすぐに胸骨圧迫(心臓マッサージ)を始め、数分後にはAEDを載せた大会の救護車も到着しました。 AEDは車から降ろされたものの、使われなかったといいます。 のちに柘植さんが大会の主催者に確認したところ、「駆けつけた救護員が男性で、倒れていたのが女性だったから使われなかった」と説明を受けました。
東京消防庁は2月14日、X(旧Twitter)で「SNSでは、DIYのダクトで焼肉を楽しむ動画が多数紹介されています。しかし…」とした上で、実際に火事になった例があるとして、キッチン周辺が広い範囲で焼けた写真を添えて注意喚起をしました。 【DIYに潜む火災危険!】 SNSでは、DIYのダクトで焼肉を楽しむ動画が多数紹介されています。 しかし… 実際に自作したダクトで焼肉中に、肉の脂から上がった炎が、ダクトの凹凸部分にたまった油脂に着火し火災となっています。 取扱いには十分注意してください。#東京消防庁 pic.twitter.com/tlmiLg8HdZ — 東京消防庁 (@Tokyo_Fire_D) February 14, 2025 注意が必要なのは、“DIYダクト焼肉”などと呼ばれる、焼肉店の七輪や卓上コンロの上にある排煙ダクトを、ホームセンターなどで販売されている材料で自作する行為
その名もデジタルコレクション 地道な手作業 ルーツは1990年代に 家にいながら数十万冊の本が読める――。国立国会図書館のサービスがSNSで話題になりました。実はこのサービス、始まったのは四半世紀も前なのだそうです。誕生の経緯や利用方法などを聞きました。(朝日新聞デジタル企画報道部・武田啓亮) その名もデジタルコレクション SNSで話題になっていたのは、「国立国会図書館デジタルコレクション」というサービスです。話題になった投稿は、特に学生に向けて呼びかけたもの。東京や大阪に立ち寄る機会があったら利用登録をすれば、そのサービスが使えることを知らせています。 国立国会図書館の担当者によると、同館が収蔵する約4750万点の資料のうち、約1割弱にあたる425万点がデジタル化されているそうです。 「このうち171万点については、著作権などの理由で、閲覧するには来館していただく必要があります。それ以外
春が近づくにつれ、多くの人を悩ませる花粉症。その割合は今や2人に1人とも言われます。対策の参考になるのが花粉の飛散予測ですが、実は現在、国としては花粉の飛散状況の測定をしておらず、気象庁も花粉飛散予測はしていません。重要性を増す花粉飛散予測が民間に委ねられた経緯や、テクノロジーを活用した最近の飛散状況の測定方法などについて、事業者を取材しました。(朝日新聞デジタル企画報道部・朽木誠一郎) 2025年、スギ花粉が本格的に飛散するのは、九州で2月中旬から、中国・四国、近畿、東海、関東・山梨で2月下旬の予想。花粉の飛散量は、西日本と東日本で平年を上回る予想で、特に西日本では過去10年で最も多いか、それに匹敵する飛散量になる予想です。 環境省の『花粉症環境保健マニュアル2022』には、19年の全国調査の結果として、花粉症の有病率が42.5%で、10年ごとにほぼ10%増加していることが示されています
9割以上のトイレで男性の方が 「声を上げ続けると、風景は変わる」かも 目指すゴールは 駅の女性トイレだけ長蛇の列――。目にしたことはありませんか? その理由を、公共空間のトイレ706カ所の男女別便器数を数えて、発信している人がいます。記者も気になって外出先でトイレの数をチェックするようになりましたが……。みなさんのまわりのトイレはどうでしょうか?(朝日新聞デジタル企画報道部・山下知子) 9割以上のトイレで男性の方が 駅など、公共空間のトイレ706カ所の男女別便器数を数え、その〝偏り〟を発信しているのは東京都在住の行政書士、百瀬まなみさん(60)。 その集計によると、便器数(男性は小便器を含む)は、男性が女性の1.76倍。706カ所のうち、9割以上のトイレで男性の方が便器数が多かったそうです。 昨年11月に百瀬さんに出会ってから、記者(47)も外出先のトイレで数えるようになりました。以来2カ
日本全国のエリアを選べて、カラーで印刷 話題になったのは、住宅地図などを手がけるゼンリンの公式SNSの投稿です。 その投稿には、「コンビニのコピー機で住宅地図がプリントできること、ぜひ覚えておいてください」との文言が。 毎年この時期にすみません...コンビニのコピー機で住宅地図がプリントできること、ぜひ覚えておいてください🙏 普段住宅地図とは無縁な方でも、3月や4月に突然役立つ可能性あります💪https://t.co/0EOxIHKvcD — 株式会社ゼンリン (@ZENRIN_official) January 29, 2025 なんと、ゼンリンの住宅地図をコンビニでいつでも簡単に印刷できるというのです。 この投稿に、「コンビニでプリント出来るの知らなかった」「図示するのに役立ちました」といったコメントが付きました。 これは、出先で急に住宅地図が必要になっても、近くのコンビニでプリン
「そんなやついるかぁ!」 「日本のお笑いが好きで日本に来ましたよ」 「芸人やってるくらいですからね」 「でも芸人としてビザもらえないから、不法滞在になりそうです」 「え、そうなん!? めっちゃピンチじゃん」 「私、吉本(興業)に入るために留学ビザがほしいから、東大に入った!」 「そんなやついるかぁ! そこまでして吉本にいたいやつ、いないんだよ」 11月上旬に開かれたM-1グランプリ3回戦。赤いチャイナドレスを身にまとったいぜんさんと、ピン芸人・渡辺ポットさんのユニット「いぜんポット」が、キレのある掛け合いで会場をわかせました。 いぜんさんは中国・北京出身の26歳。現役の東京大学大学院修士2年で、核融合を研究していますが、来日の動機は「吉本に入って芸人になること」でした。 中学生で出会った日本のお笑い 中学生の頃、たまたまインターネットでアイドルグループ・嵐のミュージックビデオを見てファンに
プチトマトと呼ぶのは上の世代…? 大玉トマトが主流だった時代に トマトの研究者に聞きました トマトがおいしい季節。SNSを見ていて、プチトマトに関するあるツイッターの投稿に衝撃を受けました。小さいトマトを「プチトマト」と呼ぶと、世代が分かってしまうというのです。どういうことなのでしょうか? プチトマトと呼ぶのは上の世代…? 筆者(36)が小学生のとき、母がお弁当に入れてくれていたプチトマト。小さい頃はよく食卓に並んでいた記憶がありますが、いつしかその名前を呼ぶことはなくなり、大人になってから見聞きするのはミニトマトが定番になりました。 そんななか先日見つけたツイートには、小さなトマトをプチトマトと呼ぶだけで上の世代だと分かってしまうという趣旨の言葉が。その投稿には、すでにプチトマトが販売終了になっていることも記されていました。 その日からじわじわよみがえってくるプチトマトの記憶。 ミニトマ
他社の製品でもOK 不燃ごみではダメな理由 消費者も巻き込みたい 他社の製品も含めて、不要になったステンレス製ボトルを回収しています――。魔法瓶や炊飯器などで有名な、タイガー魔法瓶の取り組みがSNSで話題になってます。不燃ごみに出した場合と比べてどう違うのかなど、取り組みの狙いや効果について聞きました。(朝日新聞デジタル企画報道部・武田啓亮) 他社の製品でもOK 「メーカー問わず、役目を終えたステンレス製ボトルを回収・再資源化しています」 タイガー魔法瓶のX公式アカウントのこんな投稿が話題になりました。 投稿には、ステンレス製ボトルの回収BOXが置かれている場所の一覧が見られる特設サイトのURLも添付されていました。 全国の量販店を中心に、市役所や公民館などにも設置されているようです。 ユーザーからは「知らなかった」「調べたら近所でも回収していた」といった反応の他、「他社の製品も回収してく
投稿された丸い画像は、草原の中を地平線まで伸びる一本道と、その先に浮かんだ赤い気球。そう、眼科などの検査でよく目にしている〝あの気球〟です。 投稿はこう続きます。 《こちらの画像…弊社の著作物でして…もし何かにご使用になりたい場合はご連絡下さいませ…但し色々ガードが固いため申し訳ありませんがお断りすることが多くなる恐れがございます》 この投稿には、「この投稿で初めてくっきり柄が見えた!」「ゆっくり見られてうれしい」などの驚きの声が上がりました。また、画像を拡大して見た人が「対向車がいるの初めて知った」と発見を寄せると、「言われなきゃ一生気づかなかった」と話題になり、10万いいねがつきました。 なんで気球? 11月29日の「#いいにくいことをいう日」にちなんで投稿されたこちら。ニデックの広報担当者に話を聞きました。 〝あの気球〟はちゃんと正式名称があるそうで、「気球チャート」というそうです。
今年の冬も感染が拡大するおそれのある新型コロナウイルス。感染の経験者からは「記憶や注意力に障害が残った」といった、いわゆるコロナ後遺症を訴える声も聞かれます。コロナ後遺症については、今、どんなことがわかっているのでしょうか。コロナ後遺症に関する厚生労働省の診療の手引きの編集委員会メンバーでもある岐阜大学教授(脳神経内科)の下畑享良(たかよし)さんに話を聞きました。(朝日新聞デジタル企画報道部・朽木誠一郎) 新型コロナウイルス感染症について、厚生労働省が「いまだ不明な点が多いですが、一部の方で長引く症状があることがわかってきました」として警戒を呼びかけるのが、「罹患(りかん)後症状」いわゆる後遺症です。 「ロング・コビット」と総称され、WHOは「新型コロナウイルス感染の可能性が高い、または確定した既往歴のある人が、発症から通常3カ月後に、少なくとも2カ月間持続する症状を持ち、他の診断では説明
敵に情報を与えないため 危険を伝えられず 平和と天気予報 私たちの暮らしに欠かせないものとなっている天気予報。今年は日本で天気予報が始まって140年になる節目の年です。ところがある年の12月8日から、3年8カ月にわたって天気予報が行われない期間があったそうです。当時を知る101歳の男性は、「漁師に明日海が荒れることも伝えられなかった」と悔やみます。そんな天気予報の歴史を取材しました。(朝日新聞デジタル企画報道部・武田啓亮) 明治生まれの天気予報 気象庁広報室に取材すると、日本で天気予報が始まったのは1884年6月1日だそうです。 担当者は「この天気予報は『全国一般風ノ向キハ定リナシ天気ハ変リ易シ但シ雨天勝チ』というように、日本全国の予想をたった一つの文で表現するごく簡単なものでした」といいます。 この天気予報は中央気象台(気象庁の前身)や派出所(当時の交番)の掲示板などに、1日に3回張り出
目立たないところで役立ってるけど 「乾燥しそう」は間違い 地域への感謝と大きな意思 駅のホームで待っていると、やってきたのは〝たべられません〟と書かれた列車ーー。SNSで話題になっている画像。列車が食べられないのは当たり前ですが、画像を見ると、明確に「たべられない」と主張している! 企画した会社に聞きました。 「電子レンジ不可」 話題になっているのは、岡山県倉敷市の水島臨海鉄道の車両です。 気動車の全面に「たべられません」「DO NOT EAT」「電子レンジ不可」……などの文字が印刷されているのです。 そう、これは日々どこかで目にしている、お菓子などに入っている小袋「脱酸素剤」のデザインそのものです。 SNSでは「乗車しても大丈夫? 酸欠しない?」「何積んでも痛まなそう」「なぜこのラッピングにしたんだ(笑)」「反射的に取り除きたくなるデザイン」などと反響を呼びました。 インパクトが強い列車
たった一行の渡航記録が…… 悩まされた「同姓同名」 「出自知りたい」日系人は多いはず 「自分のルーツが知りたい」――。沖縄県にルーツのある人に、その情報を提供するサービスがあります。2016年から続くサービスは、県立図書館が提供しており、図書館の先進的な取り組みを表彰する「Library of the Year 2024」の大賞を受賞しました。どんな取り組みなのか取材しました。 図書館の窓口に70代の男性 沖縄県立図書館が2016年から続ける「Finding Okinawan Roots!」プロジェクトは、1899年以降、沖縄県から海外に移民として渡った人たちの子孫が、自身のルーツを辿るための仕組み。問い合わせを受けた県立図書館は、移民1世の名前や生年月日などの情報を元に、収集した資料からそのルーツを調べる手助けをします。 図書館が持つ資料を、利用者のニーズに合わせて提供するレファレンス機
がんの治療医が「緩和ケア」について情報発信する理由はーー。※画像はイメージ 出典: Getty Images 海外での安楽死の事例がニュースになると、患者さんからも「安楽死したい」という要望が出ると、主に抗がん剤でがんの治療にあたる腫瘍内科医の勝俣範之さんは話します。しかし、そこには誤解があり、「極端な選択肢を考える前に、できることがたくさんある」と勝俣さん。がん治療の現場から見た、その別の方法である「緩和ケア」の重要性について、勝俣さんに話を聞きました。(朝日新聞デジタル企画報道部・朽木誠一郎) <プロフィール>勝俣範之(かつまた のりゆき):日本医科大学武蔵小杉病院腫瘍内科教授、外来化学療法室室長。1963年山梨県生まれ。富山医科薬科大学(現富山大学)医学部卒業後、国立がんセンター中央病院内科レジデント、内科スタッフ。国立がんセンター医長などを経て、2011年より現職。日本臨床腫瘍学会
SNSで著名人のなりすましアカウントによる偽広告が問題になる中、「『パパ活』で犯罪者に?」との広告を配信していた、“東京都庁”を名乗るInstagramアカウントがありました。怪しい点が複数ありましたが、東京都に取材すると、これは本物。取材後、アカウントの内容が変更されました。識者は「本物でも情報発信の質が低いと、なりすましと見分けがつかなくなる」と指摘します。(デジタル企画報道部・朽木誠一郎) “東京都庁”と名乗る、ID@tokyotocyouのInstagramアカウント。東京都庁戦略広報課アカウント(@tocho_koho_official)のような公式マーク(認証バッジ)はなく、“都庁”のローマ字表記も一般的な“tocho”ではなく、“tocyou”です。 投稿数は0、フォロワー数も前述の東京都庁戦略広報課アカウントの1.8万人と比べ、73と少なくなっていました(10月23日時点)
たとえ炎上しても閲覧数が稼げれば収益が上がる――。そんな姿勢による情報発信が増え、ウェブメディア全体の信頼性が揺らいでいる昨今。NHKで長らくデジタル発信に携わる足立義則さん、20年以上ブロガーとして活動する徳力基彦さん、朝日新聞withnews編集長の水野梓が、情報発信が過激化してしまう構造的な問題や、メディアが動画とテキストを行き来する意外なメリットなどをテーマに、イベントで語り合いました。(構成:朝日新聞デジタル企画報道部・朽木誠一郎) <足立義則(あだち よしのり)さん 1968年生まれ。1992年のNHK入局から社会部や科学文化部などでIT取材のほか事件事故、災害など幅広く取材と番組制作にあたる。2012年から報道のデジタル発信を担当し、ウェブコンテンツ制作やSNSの運用、偽誤情報対策も。現在はNHKのデジタル戦略立案にもあたる。> <徳力基彦(とくりき もとひこ)さん 1972
数々のウェブメディアが立ち上がり、話題となり、クローズしていったこの10年。ネットの情報環境はどのように変化してきたのでしょうか。NHKで長らくデジタル発信に携わる足立義則さん、20年以上ブロガーとして活動する徳力基彦さん、朝日新聞withnews編集長の水野梓が、「ウェブメディアの激動の10年」をテーマに、イベントで語り合いました。(構成:朝日新聞デジタル企画報道部・朽木誠一郎) <足立義則(あだち よしのり)さん 1968年生まれ。1992年のNHK入局から社会部や科学文化部などでIT取材のほか事件事故、災害など幅広く取材と番組制作にあたる。2012年から報道のデジタル発信を担当し、ウェブコンテンツ制作やSNSの運用、偽誤情報対策も。現在はNHKのデジタル戦略立案にもあたる。> <徳力基彦(とくりき もとひこ)さん 1972年生まれ。NTTやIT系コンサルティングファーム等を経て、アジ
終了直前に届いた2千字 「映画のような…」 Xでも拡散 エッセイ全文 あてもなく新京成線に乗り、新津田沼駅で降りた――そして、そこで働き始めて……。閉館する商業施設の「思い出」を市民団体が募っていたところ、閉館の数日前に寄せられたのは、2000字を超えるエッセイでした。全文を貼り出したところ、SNSで大きな反響を呼びました。 終了直前に届いた2千字 「随分詩的な文章だな、と書き出しに驚きました」 長文のエッセイが届いた時のことを、活動名「明里(あけさと)」さんはそう振り返ります。 明里さんが携わる「習志野の歴史を語る会」では、9月末に閉館した「イトーヨーカドー津田沼店」(千葉県習志野市津田沼)にまつわる思い出や写真を募集し、8月末から閉店の9月29日まで飲食エリアで展示会を開催しました。 一般の人からも思い出や写真が20件ほど集まり、津田沼周辺の歴史を手書きでまとめた年表などと共に掲示をし
「あえて自分がする理由もない」「炎上してしまうのでは」――ネットが普及し、誰でもできるようになったからこそ、そんな懸念からためらってしまう人もいる情報発信。そんな中で、あるベテランブロガーが、会社員として働きながら1000日連続のブログ更新を達成しました。徳力基彦さんに、そのチャレンジの理由をたずねました。(朝日新聞デジタル企画報道部・朽木誠一郎) <プロフィール>徳力基彦(とくりき もとひこ) 1972年生まれ。名古屋大学法学部を卒業後、新卒で入社したNTTを若気の至りで飛び出して、仕事が上手くいかずに路頭に迷いかけたところ、ブログとSNSのおかげで人生が救われる。その際の経験を元に、書籍『普通の人のためのSNSの教科書』を出版し、現在はnote社でビジネスパーソンや企業におけるnoteやSNSの活用についての啓発やサポートを担当している。また、ブロガーとして、日本の「エンタメ」の未来や
夏休みが終わると、「図鑑について読書感想文を書いたのに学校で図鑑はダメと言われた」という嘆きの連絡をもらうことが多い。毎年、一緒に嘆いて怒ってあげることしか出来ないのだけど、図鑑で感想文を書いてはいけない理由がわからない。実は図鑑は読み応え抜群な文章が詰まってるのよ。 — ピン・セイダイ Nagashima, Seidai (@calisius) August 20, 2024 長島さんによると、夏休みには毎年、小学生の自由研究などで昆虫の質問や相談を受けることがあるといいます。 そのやりとりの際、「夏休みが終わってから、読書感想文で昆虫図鑑について書いた(書こうとした)けれど、学校でダメと言われた」と嘆く子どもたちが一定数いるのだといいます。 「私には読書感想文の制度を変えたり、担任の先生の方針を変えたりする力はありません。それでも、その嘆く方に共感することはできます。一緒になって嘆き、
2018年に複数の大学の医学部入試で女性受験者の点数を減点するなどの差別があったことが発覚。東京地裁に入る「医学部入試における女性差別対策弁護団」の弁護士たち=2020年10月14日、東京都千代田区 出典: 朝日新聞社 「自分が至らなかった」自らを責めた 「わがままなんかじゃない」寄り添うことは役割 守るべき「水源」とは 9月末に完結する、NHKの連続テレビ小説「虎に翼」。日本初の女性弁護士のひとりで、裁判官としても活躍した三淵嘉子さんをモデルにした主人公「猪爪寅子」が、戦前戦後の日本を舞台に奮闘します。このドラマが法曹界でも高く評価されたのは、今もドラマが描き出した「壁」が残っているから――。令和を生きる女性弁護士はそう指摘します。日本弁護士連合会(日弁連)で導入した「壁」を打ち破る〝秘策〟の例や、ドラマの描き方から日本の現在地を振り返ってもらいました。(聞き手・朝日新聞記者、山本逸生)
人口統計学賞「ご長寿記録、実は」 医学賞「痛くなる偽薬はよく効く」 確率賞「コイン投げは半々なのか」 2024年のイグ・ノーベル賞が米マサチューセッツ工科大学で9月12日(日本時間13日朝)、発表されました。東京医科歯科大の武部貴則教授らのグループが生理学賞を受賞し、日本人のイグ・ノーベル賞はこれで18年連続となりました。ただ、受賞した残る9件の研究も、おもしろいものばかり。研究者たちからいただいたコメントとともに、人口統計学・医学・解剖学・生物学賞を紹介します。(朝日新聞デジタル企画報道部・小宮山亮磨)
物理学賞「死んだマスの遊泳能力」 平和賞「ハトの力でミサイル誘導」 植物学賞「植物には『目』がある」 2024年のイグ・ノーベル賞が米マサチューセッツ工科大学で9月12日(日本時間13日朝)、発表されました。東京医科歯科大の武部貴則教授らのグループが生理学賞を受賞し、日本人のイグ・ノーベル賞はこれで18年連続となりました。ただ、受賞した残る9件の研究も、おもしろいものばかり。研究者たちからいただいたコメントとともに、紹介します。(朝日新聞デジタル企画報道部・小宮山亮磨)
「つらい思いをするかも…」に「大丈夫です」 ランプの位置、無線…工夫の声が社内から 「聴覚障害者もバス運転士できる」 「このバスの運転士は補聴器を使用して業務しています」 そんな運転席の横に貼ったお知らせを紹介したSNS投稿が話題となり、多くの応援コメントがつきました。投稿したのは、聴覚障害のある27歳のバス運転士です。勤務先のバス会社にとっては初となる障害のある運転士の雇用。共に働くための工夫について聞きました。 「ゆっくり・はっきり」でコミュニケーション バスの運転士の寺井大樹さん(27)は生まれつき両耳が聞こえず、右耳に人工内耳を装着しています。 モータースポーツが趣味の寺井さんは、ライセンスを取得し21歳の頃から鈴鹿サーキットなどで運転技術を磨いてきました。その頃から愛知県で自動車製造の仕事に従事していましたが、今年になり、地元の静岡・御殿場市に戻ることを決めました。 引き続き車に
《これはかわいい》 「絶対に跡がつかない」目指したが 「え~い、つけちゃえ」 洗濯物を、洗濯ばさみではさむと、跡がつきます。「どうせ跡がつくなら」と振りきった洗濯ばさみがSNSで話題です。 《これはかわいい》 Xで、ある「洗濯ばさみ」が話題になりました。 一見、普通の洗濯ばさみですが、はさんだシャツについた跡を見ると、「肉球」模様になっています。 この画像は、《どうせ跡がつくなら可愛い跡にしようっていう発想、罪深いな…》《これはかわいい》《跡がついたら、うれしい!》など反響を呼びました。 「絶対に跡がつかない」目指したが この洗濯ばさみは、「スタンプ洗濯クリップ」という商品でした。開発したのは、プラスチック製品や日用品の企画、製造を行うアイビー(東大阪市)。「今までありそうでなかったもの」「少しの工夫で暮らしがパッと明るくなる」をモットーに製品作りをしている会社です。 代表取締役の城尾八也
看護師として働いていたとき夫ががんになり、休職して自宅で看取った玉置妙憂(たまおき・みょうゆう)さん。その後、出家して僧侶となり、現在は緩和ケア病棟でスピリチュアルケアを担当しています。ふだんなかなか意識することのない「生老病死」。玉置さんに、「死」との向き合い方について聞きました。(構成/withnews編集部・水野梓) SNS医療のカタチTV2024: 2024年8月3,4日、有志の医師たちでつくる「SNS医療のカタチ」が配信したオンライン番組。この記事はそのセッションを記事化した1回目です。 「SNS医療のカタチTV2024」のアーカイブ視聴ができます。申し込みはこちら(https://snsiryotv2024archive.peatix.com/)から
東京の地下鉄駅では、構内の至る所に天井を覆うビニールシートとそこから伝うチューブが見られます。外が晴れている日でも、通路や階段の側溝には勢いよく水が流れていることも。なくてはならない東京の交通網では一体、何が起きているのでしょうか。東京メトロを取材しました。(朝日新聞デジタル企画報道部・朽木誠一郎) <乗り換えでよく利用する東京メトロの日比谷駅。ふと、通路や階段の側溝を勢いよく流れる水に気がつきました。あれ、ここ数日は晴れの天気が続いているのに――。 それ以降、注意して駅構内を見るようにすると、至る所にある天井を覆うビニールシートと、そこから伝うチューブ。チューブは集まって束になり、側溝につながっているところもありました。 一度、気になってしまうと、同じような光景が東京メトロの他の駅や、都営地下鉄でも目につきます。なくてはならない東京の交通網で一体、何が起きているのでしょうか。> 東京メト
何度もバズったエモ商品 1円玉大のCDに録音 売れたら売れるほど赤字だけど…… まさかガチャガチャから出てくるもので、録音ができるとは――。SNSでもたびたび話題になる、小さなサイズのCDプレーヤー。製作者のどのような思いがそれを実現させたのでしょうか。ガチャガチャ評論家のおまつさんが取材しました。 何度もバズったエモ商品 今年1月から6月に発売された「オリジナル」のガチャガチャは、私が調べたところ1500アイテム以上あります。そのなかで、ガラケーやたまごっちなどの平成レトロのガチャガチャが10%以上を占めており、ひとつのトレンドになっています。 平成レトロに関連づけられてよく使われる言葉として、「エモい」があります。哀愁や情緒的、ノスタルジーなどを伴う何ともいえない複雑な気持ちや、心や感情が大きく揺さぶられるような気持ちを表現する時に使われているようです。このエモさがピッタリ当てはまる商
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