標本画家・川島逸郎さんによる本連載「虫を描く私――標本画家のひとりごと」がこのたび単行本になります。顕微鏡を覗きながら、製図用ペンで体長数ミリの昆虫たちの姿を描き出す、その画業の道行きで浮かんでは消えるあれこれを綴ったエッセイ集です。発売は7月19日、現在亜紀書房のWEBストア他にてご予約受付中です。 単行本化に際して、川島さんよりメッセージが届きましたのでここにご紹介いたします。 『標本画家、虫を描く 小さなからだの大宇宙』 定価:本体2,200円(税込) ◎川島逸郎さんより 何とか校了にこぎつけたことにひと安心しながら、間もなく始まる展示の準備をしています。厚木市立あつぎ郷土博物館での企画展「夢虫になる夏が来る!」(7月20日[土]〜9月16日[月])では、この連載のために描き下ろされ、このたび刊行される単行本にも収められた原画の4点も展示される予定です。 私は虫の絵描きですが、文章を