サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
ドラクエ3
www.festival-tokyo.jp
昨年のフェスティバル/トーキョーで大盛況だったあのリソグラフ印刷工房が、今年も大塚の街に戻ってきます。「とびだせ! ガリ版印刷発信基地」は、普段は品川区西小山で営業しているリソグラフと木工のスタジオ「Hand Saw Press」がディレクションする、誰でも気軽にZINEの制作と発表ができるスペース。今年は大塚の基地に加え、印刷機を積んだトラックが街に飛び出し、Pop-up ZINEスタンドも豊島区内の公園や図書館に設置されるなど、参加者の密集を避けつつ新しい出会いを促す仕掛けを準備中なのだそうです。 ここでまずZINEとは何かを改めて確認しておきましょう。ZINEとは一般に英語で「有志の個人または小さなグループによる非営利・少部数の自主制作出版物」のこと。自主出版というと、日本ではミニコミ、同人誌、リトルプレスなど、さまざまな呼び名のもとに豊かな文化が育ってきましたが、それらと重なるもの
フェスティバル/トーキョー17で、新作『わたしが悲しくないのはあなたが遠いから』を、東京芸術劇場シアターイースト・シアターウェストという隣り合った劇場で同時に上演する柴幸男。彼は人・コンピュータ・自然をコントロールしながら唯一無二の演劇をつくり続けている。そんな柴と、技術と芸術の両方を自在に行き来し、まさに「現代の魔法使い」の異名にふさわしい活躍を続けている研究者・メディアアーティスト落合陽一氏との邂逅は、ジャンルを跳び越えて人類の革命的進化に結びつきうる、濃密なものだった。 (聞き手・文:落 雅季子 撮影:岩橋 仁子) 劇場演劇とブロードキャスト 柴 落合さんは、演劇をご覧になったことはありますか? 落合 実は大学生の頃から、寺山修司が好きなんです。自分が携わるメディアアートというものを考える上で、寺山修司の天井桟敷、Dumb Typeには興味を持っていました。 柴 彼らに続く系譜、い
vol.15 『Buddha Boxing』 アンビエント・サウンドの自動生成装置「ブッダマシーン」を生んだ音楽ユニット、<FM3> FM3『Buddha Boxing』 Photo: Ray Fung FM3(ジャン・ジエン、ラオ・チャオ)へのインタビュー はこちら→ 文:五十嵐 玄 小春日和に誘われて、窓を開けて掃除をしていると、部屋の片隅で小さな青い紙の箱を見つけた。中華街あたりで売っている土産物が入っているような素気ない箱。なんと“Buddha Machine”ではないか。たしか初代機のはずだ。試しに電源を入れてみると、はじめのうちはプツプツと苦し気なノイズを発するだけだったが、やがて本体に仕込まれているスピーカーが懐かしいドローンの響きを奏で始めた。 ■“Buddha Machine”を生んだ<FM3>のパンク+DIYスピリット 中国・北京を拠点に活動する電子音楽ユニット<FM
★ポスト・パフォーマンストークあり(司会:岸本佳子) 11/14(金)15:00の回 西尾佳織+宮地尚子(一橋大学教授/精神科医) 11/15(土)19:00の回 西尾佳織+佐々木俊尚(作家/ジャーナリスト) ※受付開始は開演1時間前、開場は30分前。 柔らかな空間づくりの中にも、知的かつ硬派な問いかけを仕込む気鋭の劇団、鳥公園を率いる西尾佳織。岸田國士戯曲賞にノミネートされるなど、劇作家としての評価も高めつつある彼女が、この7月にリーディングの演出を手がけた同性婚を扱うアメリカ産裁判劇『8』をめぐる新作戯曲を、自ら書き下ろし、上演する。 ここで描かれる「当事者」とは誰のことなのか——。実話をもとにした原作の設定はすべて日本に置き換えられ、「これから起こるかもしれない」話として上演される。その試みは「感動の勝利」に向かって走る物語を私たちの現実につなぎ留め、そこにあるさまざまな矛盾、社会の
本映像特集では2010年に49歳で他界するまで、ヨーロッパのアートや演劇界で挑発的な舞台や野外ハプニングなどで物議を醸し続けたクリストフ・シュリンゲンジーフの仕事に焦点をあてる。ジャンルの「枠」を全く無視する、極めて多様な作品群を残したこの異才アーティストはリヒャルト・ワーグナーが目指した「総合芸術」を現代において再定義したとも言われている。 スキャンダルを起こし続けたこの過激派多才アーティストはB級映画監督としてそのキャリアをスタートし、1993年にベルリンのフォルクスビューネにて、『100 Jahre CDU – Spiel ohne Grenzen』(100年のクリスト教民主連盟・無限の遊び)で舞台演出家としてデビューを果たした。その後、公共空間で行う作品も重視しながら、オペラ演出、テレビ出演や自ら設立した政党「チャンス2000」の選挙運動を続けた。全作品に、プロの俳優以外に、失業者
ドキュメンタリー「プロジェクトFUKUSHIMA!」上映会 11/3(月・祝) 18:00~/11/7(金) 19:00~ 撮影:菊池良助 2011年3月11日の東日本大震災をきっかけに、福島の現在と未来を世界に発信するため、音楽家の遠藤ミチロウ、大友良英、詩人の和合亮一の3人が代表となり、結成されたプロジェクトFUKUSHIMA!。今回の上映作品は、映像作家の藤井光が2011年8月15日に福島市・四季の里で開催された音楽を中心としたイベント、「フェスティバルFUKUSHIMA!」を7ヶ月かけて追い続けたドキュメンタリー。震災から数ヶ月も経たない福島でフェスティバルを開催することへの葛藤や議論を描いている。 日時:2014年11月3日(月・祝) 18:00~19:30/11月7日(金) 19:00~20:30 入場:無料(予約優先) 製作:プロジェクトFUKUSHIMA ! オフィシャル映
11月23日(日)~11月26日(水) 鴉(からす)よ、おれたちは弾丸(たま)をこめる さいたまゴールド・シアター / 作:清水邦夫、演出:蜷川幸雄
F/T09〜13のプログラム・ディレクターを務めた相馬千秋からのメッセージを掲載します。 2009年2月26日にスタートしたフェスティバル/トーキョーの初日から、ちょうど5年あまりの時間が流れました。その間、全6回のフェスティバルを開催する中で、多くの表現者や観客の皆様、関係者の皆様と共に、「いま・ここ」でしか成立し得ないユニークな芸術祭を作りあげることができたと思います。まだ名もない段階から、このフェスティバルを支え、ご参加下さったすべての方々に、この場をお借りして深く御礼申し上げます。 私がディレクターを務めさせて頂いた6回の開催の中で、執拗に問い続けたことがありました。それは、演劇とは何か、芸術とは何か、それをおこなう我々とは何者か、という問いでした。それは、「いま・ここ」という場、すなわち私たちが生きる21世紀初頭の日本から生まれる問いであったと同時に、その問いを過去や未来と接続す
劇評 F/Tで上演された各作品、企画についての劇評アーカイブです。 カテゴリ内の作品別、言語別での選択が可能なほか、各記事のタグを選択すると条件に応じた記事が表示されます。 村川拓也の『ツァイトゲーバー』は、障害者の介助労働を描いた作品である(ひとまずこのようにいってよいだろう)。ここでは、舞台芸術と障害(者)の関係という、きわめて肝要な問いが、きわめて肝要な仕方で扱われていると思われた。本作の問いの射程を明らかにするために、最初に、舞台芸術と障害(者)の関係を巡っての一般的な考察を導入したい。 まず、とっくに無効となっているであろう考え:「舞台芸術とは、常人には獲得しがたい、卓越した技量の持ち主が、それを舞台上で誇示するものである」。ここに述べられるような「卓越した技量」といったものを一般的に同定しうるという発想は、もはやとうに自明性を失っているであろう。かつ、その「卓越」が、暗黙裡のう
Date 11月26日(火)〜11月27日(水) Venue アサヒ・アートスクエア Ticket 一般前売:¥2,500 ギター抱えて。あふれ出す「ことば」と「うた」の時間 2010年より都内でライブ活動を開始し、12年にファーストアルバム「しばたさとこ島」をリリースした柴田聡子。学生時代に、演劇的手法を用いたパフォーマンス作品『図解・ひびきあう、犬と子どもの第六感』を発表。現在は、アコースティックギターによる弾き語りをメインに、『ボクの四谷怪談』(12年/シアターコクーン)のサウンドトラックにボーカリストとして参加するなど、活動の幅を広げている。本作では音楽を奏でるだけでなく、物語を伝える方法としての「弾き語り」を通じた空間構成に挑む。 柴田聡子 1986年札幌市生まれ。2010年より都内を中心にライブ活動を始める。11年、夏と冬に2枚のデモ CDを発表。東京芸術大学大学院映像研究科2
震災による日常の断絶は、日本のサブカルチャーやその「動物化」された消費のありよう、人々の身体にどのような痕跡を残すのだろう。ネット/オタクカルチャーから無限に生成される創造物をコラージュし、作品化するアーティスト集団、カオス*ラウンジが「演劇」に初参戦。舞台はオタクの聖地であり、今もテーマパークのように賑わう秋葉原。時を止めた聖地の真ん中で、無数のキャラクター達とともに「震災以後の現実」への回路を探る。
出会いカフェなど既存の風俗産業の形式を引用した『個室都市 東京』に続き、現代の「個」と「コミュニティ」の関係に揺さぶりをかける高山明。本作では山手線各駅周辺29カ所に設定した「避難所」を軸に、都市の不可視なコミュニティと観客を繋ぐシステムそのもの構築する。ネット上から、観客を都市の現実へと接続する「脱・演劇」への挑戦!
フェスティバル期間中の毎週末と祝日には、写真や映像の作品群で知られる美術作家・やなぎみわがプロデュースする『カフェ・ロッテンマイヤー』が営業。ロッテンマイヤーといえば、『アルプスの少女ハイジ』に登場するクララの家のキビシーイ家政婦長。この週末カフェでは、彼女をイメージしたおばあちゃんメイドが、給仕と料理パフォーマンスでお客様をおもてなしする。メイド役をつとめるのは「われこそはこのカフェのメイドにふさわしい!」と公募で集まった自称・おばあちゃんたち。そのなりきりぶりに期待が集まる。 最終週には、やなぎみわ演出、おばあちゃんメイド出演による演劇『カフェ・ロッテンマイヤー』を公演予定。 F / Tオリジナルの新カフェが、この秋、メイドカフェの街・池袋に新たな旋風を巻き起こす......かも!? カフェ・ロッテンマイヤー10/30(土)12:00いよいよオープン 今週末の営業時間 10/3
『転校生』『4.48サイコシス』で、日本演劇史に鮮烈かつ不動の1ページを加えた飴屋法水が、いよいよ戯曲も舞台も俳優もない、脱・演劇的装置の作成に取り組む。自己と他者の存在と不在、その関係性を組み替える特異な時間と空間の中で観客は何を体験するのか? その場、その時に立ち会う観客だけが知りうる謎に包まれた30日間の試み。 詳細は、10月30日(土)12:00、本HP上にて発表
「来るべき演劇」とは何か。その創造に向けて、F/Tに新たな対話の場が生まれます。 今日の演劇の可能性を問い直す4つのテーマを軸に、第一線の論客を交えた「F/Tシンポジウム」と、関連映像上映「F/Tテアトロテーク」を開催。これらを通じ、政治、経済、社会、そして他の同時代表現との回路を開きます。これからのF/Tの行方を見つめつつ、演劇を、そして時代を楽しく生き抜くための知と実践のニュー・メディアの登場です! テーマ1:芸術の公共性を考える 11.5(金) 19:00-21:00 公共性とは何か? ある個人の表現はいかに、なぜ、公共性を持ち得るのか? 芸術は公共性によって正当化されるのか? 個に根ざす芸術が、共同体の中で持ちうる意味を考えるシンポジウム。公と私、地域とアート、芸術の制度化、日本の文化政策が問われている今こそ、これらの根幹的問いかけに向き合う。 パネリスト 北川フラム(アートデ
フェスティバル/トーキョー14(F/T14)は国際的な舞台芸術フェスティバルとして、国境、世代、ジャンルを超えて多様な価値が出会い、互いを刺激しあうことで新たな可能性を拓く場となることを目指します。 主催プログラムでは、現代演劇の巨匠たちの作品に加え、演劇、ダンス、美術、音楽などそれぞれの分野で注目を集める中堅・若手の創り手たちが、フェスティバルならではの共同創作を経て生み出す新作を多数上演します。 さらに、今年から独自のリサーチと様々なネットワークを活用した「アジアシリーズ」を開始し、初年度となる今回は、2000年代に入って韓国で注目されるようになった多元(ダウォン)芸術を特集します。近年注目を集める中国、ミャンマーの気鋭のアーティストの新作と合わせ、現在のアジアの舞台芸術の潮流を共に考えていきます。 これらの舞台作品の上演と合わせて、「プロジェクトFUKUSHIMA!」による池袋西口公
おばあちゃんのメイドカフェ!? 『カフェ・ロッテンマイヤー』開催決定!&おばあちゃんメイド公募開始します! F/T10期間中、池袋西口の東京芸術劇場前に出現するフェスティバルセンター F/Tステーション にて、 国内外で活躍する美術作家・やなぎみわプロデュースによるカフェの開催が決定いたしました! その名も『カフェ・ロッテンマイヤー」!! 「ロッテンマイヤー」といえば、 小説やアニメでおなじみの『アルプスの少女ハイジ』に登場するクララの厳しい執事の名前。 今回そのキャラクターをモデルに、カフェ店員としてフェスティバルを盛り上げる 「おばあちゃんメイド」を公募にて選出、給仕と料理パフォーマンスでお客様をしつけ(もてなし)ます。 さらに最終週には、演出:やなぎみわ/出演:おばあちゃんメイドによる演劇公演の開催も予定! 執事喫茶の聖地・池袋で繰り広げられる新たなメイドカフェの誕生となります。
F/T10 やなぎみわプロデュース 「カフェ・ロッテンマイヤー」 メイド募集! *参加無料。ただし無給。 10月30日、フェスティバル/トーキョーのステーションとなるカフェが池袋・東京芸術劇場前に開店します。 ここはフェスティバルのインフォメーションとなるだけでなく、様々なイベントも目白押しです。 今回は、カフェを美術作家・やなぎみわがプロデュース。 その名は、「カフェ・ロッテンマイヤー」。 カフェ店員として、給仕と料理パフォーマンスでお客様をもてなし、 フェスティバルを盛り上げる「おばあちゃんメイド」を募集いたします。 我こそは「おばあちゃんメイド」にふさわしい、「なりきれる」と自負する方をお待ちしております。 ≪応募条件≫ ▽応募資格 ①おばあちゃんメイドになる自信がある女性。 (やる気があればどなたでも歓迎。演劇と料理の経験があればさらに歓迎。) ②以下の「選考会」「カフ
フェスティバル / トーキョー(F/T)は、2009年から2020年まで、13回にわたって開催さた国際舞台芸術祭です。F/Tは舞台芸術を中心に、上演・上映プログラム数204、関連イベントもあわせ、のべ77万人の観客と出会ってきました。これらの出来事を通じて、国内外にまたがる多くの人々や作品が交差し、さまざまな活動・交流の膨大な結節点が生み出されました。 上演作品やイベントは、「もの」として保存ができません。参加者や観客との間で起こった「こと」は、その場かぎりで消えていきます。しかしその都度、ほんのわずかに世界を変えます。その変化はつながって、あるいは枝分かれして、あちこちに種子を運び、芽ばえていきます。 F/Tは何を育んできたのでしょうか。過去の記録が未来の変化の種子や養分になることを願い、各年度のプログラムを横断して検索できるデータベース公開しています。 2021年度以降の体制変更につい
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『フェスティバル/トーキョー18』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く