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国民の底意地の悪さが、日本経済低迷の元凶 2025.08.07 公開 ポスト 日本人だけが他人を潰したがる? 学術実験で見えた“陰湿すぎる国民性”加谷珪一(経済評論家) 日本人の隠れた本性が景気を停滞させている! 政府系金融機関などのコンサルティングを務めた経験を持つ加谷珪一さんが、日本経済の長期的低迷を「国民性」という誰も触れたがらない視点で暴いた注目の一冊『国民の底意地の悪さが、日本経済低迷の元凶』。本書より一部を抜粋してお届けします。 日本人に顕著な「スパイト行動」の傾向 日本社会が不寛容であることは、学術的な調査研究でも明らかとなっています。 大阪大学社会経済研究所の西條辰義教授(現高知工科大学経済・マネジメント学群特任教授)らの研究によると、被験者に集団で公共財を作るゲームをしてもらったところ、日本人は米国人や中国人と比較して他人の足を引っ張る傾向が強いとの結果が得られたそうです
池袋のリブロが閉店して、この7月20日で10年になる。よく10年ひと昔というが、いまの時間の速さを考えれば、10年前とは「遠い昔」で、この間あまりにも多くのことが変わってしまった。 もう語る人もそんなにはいないだろうから、かつてわたしがいた店について、自分の知っていることやこれまで書いてこなかったことについて、少しだけ書いてみようと思う。 わたしが池袋本店に配属になったのは、リブロに入社してから12年が経った2009年のこと。そこに至るまでには5店舗に勤務し、その内2店舗では店長も経験した。それはわたしにとって、「修業時代はこれで終わり」といった節目となる辞令で、わたしが異動したとき店内は改装中だったが、当時の店長から半ば引き抜かれるようにして、改装の途中で合流した。 しかし最初から、みなにこころよく受け容れられた訳ではない。いくら地方の店で目立った動きをしたとはいえ、ここは東京にある本店
俺の文章修行 2025.07.07 公開 ポスト 町田康×マヒトゥ・ザ・ピーポー「『この世』を写して『あの世』を作る―― 表現の面白さに嵌った者が生きる道」町田康 町田康さんの『俺の文章修行』刊行記念イベントが2025年4月16日にジュンク堂書店 池袋本店にて開催されました。ゲストは、はじめての小説『銀河で一番静かな革命』が4月初旬に文庫になったミュージシャンのマヒトゥ・ザ・ピーポーさん。「俺ら、ずっと修行の途上」をテーマに、ふたりが向き合う「表現」について語り合いました。 (小説幻冬2025年7月号より転載) (構成:福田フクスケ) 技術に近道はない 町田康(以下、町田) 今日は『俺の文章修行』に関して思うところを、「ここはおかしいんちゃうか」とかでもいいのでおっしゃっていただければと思うんですが。 マヒトゥ・ザ・ピーポー(以下、マヒト) この本の何が面白いって、文章をうまく書くためのハ
葬式は、要らない 2025.07.06 公開 ポスト 「戒名」があるのは日本だけ 他の仏教国では通じない「死後の名前」のナゾ島田裕巳(作家、宗教学者) 葬式に200万円――そのお金、本当に「必要な弔い」のために使われていますか? 宗教学者・島田裕巳さんが日本人の死生観や葬儀の歴史をたどりつつ、葬式の「常識」を根本から問い直すベストセラー『葬式は、要らない』より、一部を抜粋してお届けします。 日本にしかない戒名 仏教界で戒名についてどういう説明がなされているのかを見ていきたい。実は、そこからして大きな問題がある。 そもそも宗派によっては戒名を「法名」や「法号」と呼ぶ。浄土真宗は法名である。そこには、宗派の特殊性がからんでくるが、その点については後で説明を加えることとし、これからの記述では、戒名に統一する。 たとえば、日本仏教の中心的な宗派である天台宗の天台宗務庁では『葬式と戒名のつけ方』とい
ジジイの細道 2025.06.20 公開 ポスト 猫は静かに眠った 24歳と76歳、染子の死から思う命のはかなさと強さ大竹まこと 等身大の老いをテーマに日々を綴る、大竹まことさんによるエッセイ。7回目の今回は、愛猫の「染子(そめこ)」の死に思いをはせる内容です。生きとし生けるもの、いつかは死を迎える運命だとわかっていても、身近な人やペットの死に対して、そこはかとない悲しみや喪失感にくれることは、誰しもが経験したことがあるのではないでしょうか? 染子さん、ありがとう。 * * * 家に帰ると飼い猫の背中は、もう冷たくなって、いつものマットにタオルにくるまれていた。首のあたりに手をあてる。身体が硬くなって毛だけがフワフワと指にからむ。 染子は、もう、何日も前から水しか飲めなくなっていた。 スポイトで口の端からピチャピチャピチャピチャとすする。寝返りさえ打てない。家人や、私は数時間おきに
アルテイシア『ヘルジャパンを女が自由に楽しく生き延びる方法』 幻冬舎plusで立ち読み・購入 Amazon 楽天ブックス 紀伊國屋書店 セブンネット 医大の不正入試から、痴漢や「生理の貧困」問題、女性政治家の少なさ等々、女たちが性差別に声を上げる一方で、「男らしさの呪い」から抜けられない男たちのしんどさも。「女は翼を折られ、男はケツを蹴られる」と喝破する著者が、男も女も繊細でいいし傷ついていい、よりよい未来のために声を上げていこう! と元気づける爆笑フェミエッセイ。 幻冬舎plusで立ち読み・購入 Amazon 楽天ブックス 紀伊國屋書店 セブンネット アルテイシア『フェミニズムに出会って長生きしたくなった。』 幻冬舎plusで立ち読み・購入 Amazon 楽天ブックス 紀伊國屋書店 セブンネット 男尊女卑がはびこる日本で女はとにかく生きづらい。入試や就活で差別され、セクハラパワハラ当たり
じゆうちょう「Q」 2025.03.30 公開 ポスト あなたのお母さんは大丈夫ですか? 第1話「マネキン」フェイクドキュメンタリーQ Youtubeでホラー作品を発表しているフェイクドキュメンタリーQによる新連載。この連載では「とある事情にてお蔵入りとなった文章」として、映像とは異なるモキュメンタリーホラーを掲載します。初回は、壊れてしまった――もしくは壊されてしまった「母」についてのストーリー。あなたの「お母さん」は大丈夫ですか? * * * 『いなかの記憶』――2021年夏 某誌の怪談特集に掲載予定だった原稿 ―――――――――― 兄と祖母のことが怖かったんです、とAさんは言った。
ジジイの細道 2025.02.10 公開 ポスト 「森永卓郎さん、ありがとう」死ぬ24時間前彼はなにをしていたか大竹まこと 昨年末から始まった、大竹まことさんによる“老い”をテーマにした連載エッセイ。 各種メディアで今なお活躍を続ける大竹さんの素の言葉をお届けしている本連載ですが、3回目の今回は、先日お亡くなりになられた経済アナリストの森永卓郎さんについてのお話です。 大竹さんがパーソナリティーを務めるラジオ番組、文化放送「大竹まこと ゴールデンラジオ」でもおなじみだった森永さん。その死を悼む声が各所で挙がっていますが、大竹さんの今の心境を書き下ろしていただきました。 * * * 2025年1月28日 午後1時33分 森永卓郎は、その67年の生涯を閉じた。 すごい男である。死ぬ間際まで、自らの携わるラジオ番組をまっとうして果てた。 同年1月29日の番組冒頭で、私はリスナーに語りかけ
グルーブ感あふれる文体で人間の本質を衝く物語を紡ぐ町田康さん。『俺の文章修行』では自らの文体に宿る精神と技巧をはじめての告白 しました。書くことでしか伝わらない此の世、この現実。「1文章力と読書の関係」をお届けします。 文章力とは使える言葉を増やすこと。そこに裏道はあるか? ときおり、「文章力を身につけるためにはどうしたらよいでしょうか。教えろ、あほんだら」と言われることがある。そんなときは大体、「存ぜぬ」と言って横を向き、河豚(ふぐ)のような顔をする。 しかしそれでも猶しつこく、「教えると自分の商売仇が増えるからイヤなのか。ふん。チンケな男だな。ケチケチしないで教えろや、おっさん」と言い、刃物をちらつかせてくるから仕方がない、教えることにして、 「文章力を身につけるためには多くの本を読むことだ」 と秘中の秘を教えると、不服そうな顔で、「それじゃあ納得がいかない」と言う。そこで、「なにが納
速水健朗さんのポッドキャスト「これはニュースではない」と幻冬舎plusがコラボし、「80年代と90年代はどう違ったか。」が3回配信されました(ゲストは米澤泉さん。その1、その2、その3)。時事ネタ、本、映画、音楽について、膨大な知識を背景にしたウィットにとんだ切り口が人気の速水さんのポッドキャスト。その書籍版『これはニュースではない』も読み物ならではのおもしろさがあります。コラボを記念し、抜粋記事をお届けします。 40代の男性の見た目の方向性がぶれる理由 前回に引き続いて、週刊文春の話。 松本人志のスキャンダル記事は、合コンにおいて威圧的な態度をとり続けた彼が、相手の女性に無理強いを強いたという内容だ。問題は、性的な行為を強要したのか、同意があったのかというところにあるが、記事自体が誘導するのは、松本が合コンですべり倒している様子だ。 「俺の子を産めや」という発言は、どんなシチュエーショ
貧困と脳 2024.12.23 公開 ポスト 嫌いな人のことを一日に何度も思い出してしまうのは「不自由な脳」の症状かもしれない鈴木大介(文筆家) ベストセラー『最貧困女子』などで知られる気鋭の文筆家、鈴木大介さん。脳梗塞の後遺症で高次脳機能障害を抱えたことで、多くの貧困は「脳」に原因があることに気づき、貧困は決して自己責任ではないという確信を深めたといいます。約束を破る、遅刻する、だらしない……そんなイメージで見られがちな貧困当事者の真の姿とは? 鈴木さんによる話題の最新刊『貧困と脳 「働かない」のではなく「働けない」』より、一部をご紹介します。 * * * そのこと以外を考えられなくなる 障害発症から半年ぐらいの間、僕には自分に不愉快なことや失礼なことを言った人のことを「一日に何度も思い出してしまう」という症状が残った。そんなこと、誰にでもありそうなことだと思うだろうか? いや、
貧困と脳 2024.11.29 公開 ポスト 「不自由な脳」を抱えたら誰だって高確率で貧困に。決して自己責任ではない鈴木大介(文筆家) かつて自分は、貧困当事者の本当の苦しみを理解していなかった――鈴木さんが、そう後悔することになったのは、鈴木さん自身が、脳梗塞の後遺症としての「高次脳機能障害」を抱えることになったからでした。外からは見えない、その圧倒的な苦しみとはどういうものなのか。鈴木さんの最新刊『貧困と脳 「働かない」のではなく「働けない」』から「はじめに」(後半)をお届けします。 * * * (僕は貧困者に対する自己責任論の燃料になりそうなリアルは徹底して解像度を落として描写し続けた。そのことをいまは、後悔している。) なぜなら2015年5月、『最貧困女子』刊行の翌年に僕は脳梗塞を発症し、「不自由な脳」の当事者となったからだ。脳梗塞の後遺症として「高次脳機能障害」という脳の
貧困と脳 2024.11.27 公開 ポスト なぜだらしないのか? 約束を破るのか? 僕が貧困当事者に感じたいくつもの「なぜ?」鈴木大介(文筆家) 約束を破る、遅刻する、だらしない――鈴木大介さんが長年取材してきた貧困の当事者には共通する特徴がありました。ですが、鈴木さんは、2014年に刊行され10万部のベストセラーとなった『最貧困女子』で、そのことをあえて書きませんでした。それはなぜなのか? 鈴木さんの最新刊『貧困と脳「働かない」のではなく「働けない」』から「はじめに」(前半)をお届けします。 * * * 日本には貧困がある。かつてはそのことに疑問の声を投げかける論者もいた。日本に飢えるようなことはない、すべての子どもが学校に通えるような日本に子どもの貧困など存在しないと吐き捨てる為政者もいた。だが、2024年。もはやこの国が格差社会であることも、事実貧困者が存在する
パーティーが終わって、中年が始まる 2024.11.21 公開 ポスト 後編 「家族になる以外の選択肢が必要」40代独身ふたりが考える“老人たちのゆるいコミュニティ”pha/藤谷千明(ライター) 2024年10月4日、phaさんの新刊『パーティーが終わって、中年が始まる』刊行を記念したトークイベントが紀伊國屋書店新宿本店にて開催されました。対談のお相手は『オタク女子が、4人で暮らしてみたら。』(コミック版も発売中)などの著書があるライターの藤谷千明さん。phaさんは1978年生まれ、藤谷さんは1981年生まれと、ほぼ同世代の2人。 「中年たちが助け合って生きるには?~インターネット・シェアハウス・老後~」と題されたイベントでは、まさにタイトル通り、インターネットの今昔、人と共に暮らすこと、そして老後の展望まで、お二人ならではのお話が展開されました。ライター・斎藤岬さんによるレポート後編です
パーティーが終わって、中年が始まる 2024.11.20 公開 ポスト 前編 シェアハウスの先行事例「ギークハウス」を参考に同じことはしなかった“オタク女4人の共同生活”pha/藤谷千明(ライター) 2024年10月4日、phaさんの新刊『パーティーが終わって、中年が始まる』刊行を記念したトークイベントが紀伊國屋書店新宿本店にて開催されました。対談のお相手は『オタク女子が、4人で暮らしてみたら。』(コミック版も発売中)などの著書があるライターの藤谷千明さん。phaさんは1978年生まれ、藤谷さんは1981年生まれと、ほぼ同世代の2人。 「中年たちが助け合って生きるには?~インターネット・シェアハウス・老後~」と題されたイベントでは、まさにタイトル通り、インターネットの今昔、人と共に暮らすこと、そして老後の展望まで、お二人ならではのお話が展開されました。ライター・斎藤岬さんによるレポートを2
間違いなく自分の腹から生まれたのに、自分の分身ではない子ども。いや、そんなの当たり前なんだけども、生まれて1年も経てば「こうしたい、ああしたい」と自我が芽生えるし、2年も経てばだんだんと子ども自身の「好きなもの・嫌いなもの・得意なもの・苦手なもの」が見えてきて、これまでなんとなく頭の片隅でわかっていたとはいえ、「やっぱり、まじのまじで、自分とは違う人間なのねえ」と実感する。そのたびに「親の思い通りにしようと思ってはいけない。子ども自身の『好き』を応援したい!」と気を引き締めるように過ごしているし、きっと同じ気持ちになる親は多いだろうなあと思う。「好き」に対峙しているときの子どもって、もう目ん玉がきらきら光って、まさにスパンコールの輝き。「好き」のパワーって尋常じゃないのよね。“新幹線柄”のスプーンに変えただけでいつもの10倍食べるわ、キャラクターが描かれた歯磨きをちらつかせただけで「はみが
大人ぼっちマニュアル 2024.09.24 公開 / 2024.11.28 更新 ポスト 40代独身男性が孤独をこじらせないためにやったほうがいいことよしたに(漫画家) 11月29日(金)19時半より、『大人ぼっちマニュアル 40代からの人生攻略を専門家に教えてもらいました』のよしたにさんと、『パーティーが終わって、中年が始まる』のphaさんが、「中年が孤独と不安をこじらせないために」トークを開催します。結婚しても、独身でも、孤独と不安はそれぞれあるでしょう。中年の渦中にいる方も、これから迎え撃つ方も、ぜひご参加ください。 講座開催を前に、『大人ぼっちマニュアル』を再公開いたします。 * * * 『ぼく、オタリーマン。』などの人気シリーズで知られる漫画家・よしたにさんの新刊『大人ぼっちマニュアル 40代からの人生攻略を専門家に教えてもらいました』が発売になりました。ゆるく婚活をしつ
パーティーが終わって、中年が始まる 2024.09.17 公開 / 2024.11.29 更新 ポスト 「なぜ、みんなパートナーがいるのだろう?」40代独身男性が思う“恋”と“性”pha 本日11月29日(金)19時半より、phaさんが『大人ぼっちマニュアル 40代からの人生攻略を専門家に教えてもらいました』のよしたにさんと「中年が孤独と不安をこじらせないために」トークを開催します。結婚しても、独身でも、孤独と不安はそれぞれあるでしょう。中年の渦中にいる方も、これから迎え撃つ方も、ぜひご参加ください。 講座開催を前に、『パーティーが終わって、中年が始まる』より抜粋記事を再公開いたします。 * * * 最新刊『パーティーが終わって、中年が始まる』が話題の元「日本一の有名なニート」phaさん。シェアハウスで過ごした20代、30代を経て一人で暮らす40代。あらためて考える誰かと親密な関係
魂の退社 2024.09.16 公開 ポスト 50歳、夫なし子なしで、無職になりました - アフロえみ子が「高い給料・恵まれた立場」を手放した理由稲垣えみ子 会社を離れて自由に生きたい。でも、辞めて食べていける? お金がなくても幸せな人生なんてあるの? アフロえみ子こと稲垣えみ子さんが、朝日新聞社を辞めて「50歳、夫なし、子なし、無職」になるまでの悪戦苦闘を明るくリアルに綴った『魂の退社 会社を辞めるということ。』より、プロローグをお届けします。 9月28日(土)には、フリーアナウンサー堀井美香さんとのトークイベント「おばさん、人生を二度生きる!」を開催します。こちらのご参加もお待ちしています。 * * * まさか自分にこんなことが起きるとは思っていなかった。少なくとも10年前までは。 大学卒業以来、28年間勤めていた会社を辞めることになったのである。 50歳、夫なし、子なし、そし
大人ぼっちマニュアル 2024.08.27 公開 / 2024.11.20 更新 ポスト 仕事において実は微妙な時期に差し掛かる40代が覚えておきたい「42.5歳の壁」とはよしたに(漫画家) 11月29日(金)19時半より、『大人ぼっちマニュアル 40代からの人生攻略を専門家に教えてもらいました』のよしたにさんと、『パーティーが終わって、中年が始まる』のphaさんが、「中年が孤独と不安をこじらせないために」トークを開催します。結婚しても、独身でも、孤独と不安はそれぞれあるでしょう。中年の渦中にいる方も、これから迎え撃つ方も、ぜひご参加ください。 講座開催を前に、『大人ぼっちマニュアル』を再公開いたします。 * * * 『ぼく、オタリーマン。』などの人気シリーズで知られる漫画家・よしたにさんの新刊『大人ぼっちマニュアル 40代からの人生攻略を専門家に教えてもらいました』が発売になりま
深紅のソファに煌めくシャンデリア、シェードランプから零れる柔らかな光……。コーヒー1杯およそワンコインで、都会の喧騒を忘れられる純喫茶。好きな本を片手にほっと一息つく瞬間は、なんでもない日常を特別なものにしてくれます。 都心には、建築やインテリア、メニューの隅々にまで店主のこだわりが詰まった魅力あふれる純喫茶がひしめき合っています。 そんな純喫茶の魅力を、『銭湯図解』でおなじみの画家、塩谷歩波さんが建築の図法で描くこの連載。実際に足を運んで食べたメニューや店主へのインタビューなど、写真と共にお届けします。塩谷さんの緻密で温かい絵に思いを巡らせながら、純喫茶に足を運んでみませんか? バックナンバー 選択してください 高円寺【七つ森】-“ご縁”を大切にするレ...神保町【ラドリオ】- レンガ調の店内が心...吉祥寺【くぐつ草】‐商店街の地下に広がる...阿佐ヶ谷【ヴィオロン】- 音楽を通じて人
大人ぼっちマニュアル 2024.08.13 公開 / 2024.11.12 更新 ポスト 40代独身が「保険は買わなくていいし持ち家もいらない!」理由よしたに(漫画家) 11月29日(金)19時半より、『大人ぼっちマニュアル 40代からの人生攻略を専門家に教えてもらいました』のよしたにさんと、『パーティーが終わって、中年が始まる』のphaさんが、「中年が孤独と不安をこじらせないために」トークを開催します。結婚しても、独身でも、孤独と不安はそれぞれあるでしょう。中年の渦中にいる方も、これから迎え撃つ方も、ぜひご参加ください。 講座開催を前に、『大人ぼっちマニュアル』を再公開いたします。 * * * 『ぼく、オタリーマン。』などの人気シリーズで知られる漫画家・よしたにさんの新刊『大人ぼっちマニュアル 40代からの人生攻略を専門家に教えてもらいました』が発売になりました。ゆるく婚活をしつ
大人ぼっちマニュアル 2024.08.07 公開 / 2024.11.08 更新 ポスト 40代からの人生攻略を専門家に教えてもらいました 40歳独身だけど危機感がちっとも湧いてなかった男が急変した話よしたに(漫画家) 11月29日(金)19時半より、『大人ぼっちマニュアル 40代からの人生攻略を専門家に教えてもらいました』のよしたにさんと、『パーティーが終わって、中年が始まる』のphaさんが、「中年が孤独と不安をこじらせないために」トークを開催します。結婚しても、独身でも、孤独と不安はそれぞれあるでしょう。中年の渦中にいる方も、これから迎え撃つ方も、ぜひご参加ください。 講座開催を前に、『大人ぼっちマニュアル』を再公開いたします。 * * * 『ぼく、オタリーマン。』などの人気シリーズで知られる漫画家・よしたにさんの新刊『大人ぼっちマニュアル 40代からの人生攻略を専門家に教えて
今年9月1日で発生から100年を迎える関東大震災は、民俗学や民藝運動の誕生、民謡や盆踊りの復興の契機になると同時に、愛国心を醸成し、戦争への流れを作った歴史の分岐点でした。7月26日に発売された『関東大震災 その100年の呪縛』では民俗学者・畑中章宏さんが、大震災が日本人の情動に与えた影響をその後の100年の歴史とともに検証。その一部を本書より抜粋してお届けします。 〈関心〉と〈無関心〉のはざま 芥川龍之介が震災直後、『中央公論』に発表した「大震雑記」によると、芥川自身が大火は朝鮮人の仕業だという流言蜚語を鵜呑みにしていたことから、友人の作家・菊池寛に「一喝」されたことを述べている。 僕は善良なる市民である。しかし僕の所見によれば、菊池寛はこの資格に乏しい。 戒厳令の布かれた後、僕は巻煙草をくわえたまま、菊池と雑談を交換していた。もっとも雑談とはいうものの、地震以外の話の出たわけではない。
パーティーが終わって、中年が始まる 2024.07.20 公開 / 2024.11.27 更新 ポスト マクドナルドのハンバーガー59円で青春時代を生き抜いた“昭和生まれ”のノスタルジーpha 11月29日(金)19時半より、phaさんが『大人ぼっちマニュアル 40代からの人生攻略を専門家に教えてもらいました』のよしたにさんと「中年が孤独と不安をこじらせないために」トークを開催します。結婚しても、独身でも、孤独と不安はそれぞれあるでしょう。中年の渦中にいる方も、これから迎え撃つ方も、ぜひご参加ください。 講座開催を前に、『パーティーが終わって、中年が始まる』より抜粋記事を再公開いたします。 * * * 最新刊『パーティーが終わって、中年が始まる』が話題の元「日本一の有名なニート」phaさん。ロスジェネ、超氷河期世代といわれるphaさんが青春時代を過ごした2000年代とは、どんな時代
パーティーが終わって、中年が始まる 2024.07.12 公開 / 2024.11.22 更新 ポスト 『カイジ』に「甘ったれ」と言われて20年 いまだ見つからない「本物の人生」pha 11月29日(金)19時半より、phaさんが『大人ぼっちマニュアル 40代からの人生攻略を専門家に教えてもらいました』のよしたにさんと「中年が孤独と不安をこじらせないために」トークを開催します。結婚しても、独身でも、孤独と不安はそれぞれあるでしょう。中年の渦中にいる方も、これから迎え撃つ方も、ぜひご参加ください。 講座開催を前に、『パーティーが終わって、中年が始まる』より抜粋記事を再公開いたします。 * * * かつて「日本一有名なニート」と呼ばれ、定職につかず、家族を持たず、気ままに生きることを最上の価値としてきたphaさんが、年を重ねるなかで感じた自身の変化。最新刊『パーティーが終わって、中年が
こんな風に育児にまつわる連載をしていると、読者の方に「子を持つメリットってなんですか?」と(DMなどで)聞かれることがあるんだけども、そのまっすぐすぎる質問を前にすると、ちょっと怯む。「えっ」と小さく驚いて、「なんて言おう……」と打ち込んでは消し、打ち込んでは消し、なにか気の利いた一言を返したいのに思い浮かばなくて、困る。 「子ども、めちゃかわいいですよ(ハート)」とか「寝顔を見ると疲れが飛びますよ~!(ハート)」みたいな簡単なコメントを打ち込むものの、きっとそれじゃ彼らの考える「メリット」じゃないよなぁ、いやでも、そもそも「メリットとかそんなんじゃないッッ! 見返りを求めるなんて、不謹慎なッッッッ! フンガッ」と息巻いて押し返せばいいのだろうか、でもそれじゃあ言葉を扱う人としてあまりに怠惰だもんなあとか、なぞの逡巡を繰り返して、結局何も言わぬままにそっとDMを閉じる。 閉じるんだけども、
かつては水産物の争奪戦で中国に敗れ問題になった「買い負け」。しかしいまや、半導体、LNG(液化天然ガス)、牛肉、人材といったあらゆる分野で日本の買い負けが顕著です。7月26日発売の幻冬舎新書『買い負ける日本』は、調達のスペシャリスト、坂口孝則さんが目撃した絶望的なモノ不足の現場と買い負けに至る構造的原因を分析。本書の一部を抜粋してお届けします。 頭打ちの外国人技能実習生 2022年末に韓国に出張した。サムギョプサルを食べに入店すると、ベトナム人らしき女性が迎えてくれた。どこから来たのか、と知人が訊くと、やはりベトナム人学生で情報工学を学びに来たという。「日本は選ぼうとしませんでしたか」と訊くと「韓国しかありません」と答えてくれた。「私の友だちも韓国に来ています」。外国人で日本語を学ぶ人が少なくなっている、ともよく聞く。 日本で働いてくれる外国人労働者数を見てみる。厚生労働省は5年間の推移を
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