王を否定したはずの米国で、王を求める声が出始めた。先導するのは「テックライト(右派)」の代表的な思想家カーティス・ヤービン氏だ。シリコンバレーで沸き起こった「暗黒啓蒙」の火付け役であり、トランプ米大統領やバンス副大統領にも大きな影響を与えている。いまの米国と向き合うには、日本もその考えを知る必要がある。ソフトウエアエンジニアだった2007年にブログで民主主義を批判する暗黒啓蒙(Dark Enlightenment)を唱え、米保守層の支持を集めた。現在の米国は過度の官僚主義で失敗しており、これに代わる優れた君主が必要だと説く。