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大谷翔平
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こんにちは、Re:Qの中川(晴)と申します。 今回「RHEL6におけるジョブスケジューラ “anacron”」についてご紹介致します。 RHEL5まではcronでの実行がメインだったOS デフォルトジョブも、 RHEL6からほとんどが anacron に切り替わっております。 ただ、従来のシステムで多用されてきたcronと比べ、 anacron はまだ馴染み深くない方もいらっしゃるかもしれません。 そこで、今一度、anacronとcronで混在してしまう点を整理し、2回に分けてご紹介致します。 今回のパート1では、 ・cronとanacronの違い ・cronとanacronをどのように使い分けるべきか ・cronとanacronの関係性 ・anacronのスケジュール実行フロー について、なるべくわかり易くイメージ図も交えご紹介致します。
はじめまして。Re:Qの入江です。 数ヶ月前にOracleの構築案件に携わったのですが、その使用目的がデータウェアハウスのデータマイニング用でした。データマイニングとは?という状態だったこともあり、好奇心からデータウェアハウスおよびデータマイニングについて色々調べてみました。 今日はそのとき見つけた、ちょっとした小技?小ネタ?を紹介したいと思います。 調べていくと、Oracleのマニュアル「Databaseデータ・ウェアハウス・ガイド 11gリリース2(11.2) B56309-03」のROLLUP(GROUP BYの拡張)という関数に目がとまりました。 ROLLUP関数…皆さん、ご存知ですか? 比較的よく使用していたGROUP BYの拡張という言葉にひきつけられ調べてみた結果、ROLLUP関数って便利だな~と感じましたので、DBAの観点からその良さをお伝えします。 ———————————
こんにちは。 前回はページテーブルエントリ(以下、PTE)の与える影響について説明しましたが、 今回はHugePageの仕組みについて検証を交えて説明します。 HugePageの仕組み 早速ですが、 実際にHugePageを使用した場合と使用しなかった場合でのPTEの獲得のされ方を確認したいと思います。 まず、HugePageによって縮小される範囲についてですが、デフォルトの設定ですと以下のようなページテーブルが獲得されます。 今回は2M HugePageを使用します。 これによりページテーブルの獲得が以下のように変化します。 HugePageの設定によってpte_t部分がpmd_t内のHugeTableビット設定によって省略されます。最後のオフセットは 、pte_t 分拡張され21bitとなります。 つまり、通常の設定4Kページと比べ、1/512 PageTableのサイズを縮小できるこ
初めましての方もそうでない方も宜しくお願い致します。 レック・テクノロジー・コンサルティングのエンジニア「佐々木」にございます。 今回の内容 今回は、Oracleの起動時(startup)の際に読み込まれる、 「パラメータファイル」について説明させて頂きます。 以下、今回の内容となります。 ・パラメータファイルとは? ・パラメータファイルについて ・パラメータファイルの作成について パラメータファイルとは? Oracleに対して「startup」コマンドが実行され、 停止状態からnomountへ移行するタイミングで、 インスタンスやデータベースの構成情報が読み込まれます。 この構成情報をパラメータで指定したファイルがパラメータファイルです。 ここまでについては、過去ブログ(Oracleのファイルと起動)でも 『謎の偉い人がインスタンス君を叩き起こした直後に読み込まれる』と説明がありますね。
本稿を執筆させていただきます、レック・テクノロジー・コンサルティングの田中と申します。 本稿ではLinux上で動作するOracleデータベース(以下、Oracle)のメモリに関する内容を記載していきます。 さて、今日Oracleに実装する物理メモリは、数十GBを超えるケースは珍しくありません。 これに伴いOracleインスタンスに割り当てるSGA(共有メモリ領域)のサイズについても数十GBといった巨大な領域を割り当てるケースが多いのではないでしょうか。 これから何話かに渡って、昨今の数十GBを超える物理メモリを扱う際に陥りやすいメモリ枯渇の問題について取り上げます。 Oracleが使用するメモリ領域 Oracleは主に以下のメモリ領域を使用します。 環境によって設計方針は異なるかと思いますが、Oracleのメモリ設計を行う上で、これら要素の値を的確に導出することが非常に重要です。 ・SGA
こんにちは。エンジニアの宮崎です。 Oracle Database 12cでは、従来のバージョンでは使用可能だった Enterprise Manager Database Controlを使用することができなくなりました。 その代わりとして、Oracle Database Expressというものが用意されています。 どういうものかというと、大雑把な説明として、 「DB管理機能を取り除いてDB監視機能だけになったEM Grid Control」 といえばイメージしやすいでしょうか。 今回はOracle Database Express(以下、ODE)で遭遇したトラブルについて紹介します。 Oracle Database Expressに接続できない!? トラブルの内容は、ODEに接続できないということで相談を受けました。 話を伺うと、DBCAを使用してDBを作成されており、 スクリーンキャ
このようにオブジェクトストレージは、 これまでのブロックストレージやファイルストレージでは実現が困難であったことを容易に行える 特性を持っています。 「Internet of Everything」時代のストレージプラットフォームに相応しい可能性を秘めています。 オブジェクトストレージで提供するもの 具体的な商談になると、 「機能は大体わかったけどどうやってデータを入れるの?」 といった質問をよくされます。 「ブロックストレージ」は、NFSやCIFSでOSから ドライブやマウントポイントとして見ることができるため利用イメージがつきやすい一方で、 「オブジェクトストレージ」は、インターネットを介するため、 ブラウザやコマンドプロンプトでしかやりとりができないようなイメージが先行しているようです。 オブジェクトストレージでは、オブジェクトストレージとアプリケーション間をつなぐための Appli
こんにちは、Re:Qの中川(晴)と申します。 「Apacheによるリバースプロキシサーバ構築」をテーマにお話しさせて頂きます。 まず執筆にあたっての想いです。 「ネットワークは専用ハードウェア機器で構成する」 これは実績があり「当たり前」と言われてきたソリューションです。 ネットワークに限りませんが、こうした「当たり前」はシステム構成検討の上で、 時として「前提条件として構成決定」されてしまうことがあります。 お客様に安心して無難に提供できる面もあるからです。 ただし、お客様から見ると「高額なハードウェア購入/保守費が必要」という点は、 必ずしも最適なソリューションではない場合もあるのではないでしょうか。 近年、OSS、仮想化などの技術進歩により、要件によっては、 同等機能をよりコストを抑え実現可能な選択肢が増えてきています。 私たちはエンジニアは「当たり前」という固定概念にとらわれない柔
各技術領域ごとの業務内容や取り組んでいる最新技術についてお話します。 カメラ・マイクオフでの参加OK! 気軽にご参加ください。
こんにちは。 前回はイントロダクションで終わってしまいましたが、 今回は『大容量メモリに潜むメモリの枯渇問題』のよくある原因について早速ご紹介していきます。 ページテーブルエントリ 大容量メモリにおけるメモリ枯渇問題のよくある原因の1つは、「ページテーブルエントリ(以下、PTE)」です。 PTEはメモリ上に確保される要素であり、OS(ここではLinux)がメモリ管理を行ううえで重要な役割を担います。しかし、このPTEが予想外のメモリ消費を引き起こすことがあります。 ではまず、PTEを理解するうえで前提となるページテーブルについて説明します。 物理メモリは、「ページ」という一定サイズで切り出した単位で管理されており、x86CPUを使用したLinuxの場合、1ページあたりのサイズが4KBとなっています。実に、1GBのメモリ領域でも26万ページ以上のページ数になります! 通常、プロセスからメモリ
こんにちは、Re:Qの宮崎です。 今日はキャッシュフュージョン(Cache Fusion)のお話です。 第1回で言葉だけ出てきましたが、皆さん覚えてますか? 覚えてない方はリンクからざっと1話目を復習して頂くとして、ではここから本題に入りましょう。 キャッシュフュージョン(Cache Fusion)とは 各インスタンス君は、頭のなかにシステムグローバル領域(SGA)というメモリ領域を持っています。 そのメモリ領域の中に、データの内容を保持するデータベース・バッファ・キャッシュというものがありましたね。 キャッシュフュージョンとは、各インスタンス君のもつバッファキャッシュを、あたかも一つの大きなキャッシュであるかのように扱う機能のことです。 もちろん、このときキャッシュの一貫性はきちんと保たれており、それに伴ってデータブロックの一貫性も保たれます。 一貫性を保つ秘訣は、インスタンス君たちが持
こんにちは。 前回までの内容で標準の4KBページを使用した場合、最大でSGA/512=PTE/1セッションであることがわかりました。サーバに搭載するメモリ容量に比例して許容する接続セッション数を増加させることが多く、思わぬ落とし穴として本連載ではPTEを取り上げてきました。 さて、今回は Oracle Database を使用して HugePage と 4KB(標準) を使用した場合にメモリ使用効率がどのように変化するのかを確認したいと思います。 検証用に使用する環境は、以下の通りです。 RHEL 5.6 (2.6.32) 64bit CPU: Intel Core i7-2600 CPU 3.40GHz メモリ:5GB Oracle Database EE 11gR2 (シングルインスタンス) SGA:3GB 大容量メモリ云々といっておきながらかなり貧弱な環境ですが、HugePageの検
前回の続きです。 今回はインスタンス君の頭の中(メモリ)を覗いてみました。 すると、「SGA」「PGA」と書かれていました。 これは何だ?と思いつつ、インスタンス君取扱説明書(要はOracleのマニュアル)を見てみると、 システム・グローバル領域(SGA) SGAは、SGAコンポーネントと呼ばれる共有メモリー構造のグループで、1つのOracle Databaseインスタンスに関するデータと制御情報が保存されています。SGAは、すべてのサーバー・プロセスおよびバックグラウンド・プロセスで共有されます。SGAに格納されるデータの例には、キャッシュ・データ・ブロックや共有SQL領域があります。 プログラム・グローバル領域(PGA) PGAは、サーバー・プロセスのデータおよび制御情報が含まれるメモリー領域です。これはサーバー・プロセスの開始時にOracle Databaseによって作成される非共有
こんにちは。 前回はページテーブルとページテーブルエントリ(以下、PTE)の概要を説明しましたが、 今回は『大容量メモリに潜むメモリ枯渇問題』にPTEがどのように関与するのかを説明します。 なぜ、大容量のメモリを搭載するとPTEがメモリを過剰消費するのか? いくら512エントリー分のメモリ領域をカバーできた(詳細は前回を参照)といっても、 今日のような巨大な物理メモリを使用する場合においても適切な設定なのでしょうか。 PTEをもう少し掘り下げて確認してみましょう。 まず、PTEで使用しているメモリサイズの確認です。 $ grep PageTables /proc/meminfo PageTables: 6468 kB 次にプロセスの使用サイズを確認します。 これはPTEがプロセス毎に割り当てられるためです。 $ grep PTE /proc/<pid>/status VmPTE: 36 k
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