第22講：原発過酷事故、その「失敗の本質」を問う

大東亜戦争の敗戦を日本の“第一の敗戦”とするなら、失われた20年を経て、3.11とともに勃発した東京電力福島第一原子力発電所の過酷事故（Severe Accident）による惨事は、日本の“第二の敗戦”をほぼ決定づけた。その失敗の本質を問わなければ、復興は不幸の繰り返しになるだろう。 発電する手段としての原子力発電所。「3.11」は永遠に記憶されることとなった。「安全、安心」と長年喧伝され続けてきた原発の虚構の神話が文字通り吹っ飛び、世界中で上を下への大騒ぎが巻き起こっている。 東電福島原発には第一原発に6基、第二原発に4基の合計10基が配置されている。これらのうち、過酷事故を起こしたのはすべて、1号機から4号機まで、マークIと呼ばれる老朽機であり、これらは米General Electricの設計図に沿って建造されている。その他の健全な6基（多くはマークII ）は東芝・日立などのリスク設計

[zu2]

失敗の本質( http://amzn.to/gETe6B ) は名著で、広く読まれているはずなのに、失敗が繰り返されるところが本当の問題なんだろうなあ。 /

[osito]

「健闘する現場＝戦闘部隊、弱い大本営＝中枢機構」

[deep_one]

他の部分はともかく、これが「ヒューマンエラー」だという点には同意する。

[Guro]

こりゃ、高校で「失敗学」を必修にするくらいしないと解決しなさそう。

[tortue-mont]

鵺（ぬえ）のような暗黙的な勢力＝政・産・学・官・報共同体