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大谷翔平
yaasita.github.io
350 名前:YRP常駐from群馬 投稿日:04/07/31 00:07 事態を打開する為に、緊急会議が開かれた。 テスト要員を一気に5倍に増やして、人海戦術によるデバッグが賢明だと トップが判断した。トップって社長ではないのだが、俺の会社の上位の上位の・・・ に位置する本部長なので、とっても偉い。俺たちの身分から見たら、与党の政治家 並かもしれない。しかし俺たち兵士には選挙権すらないのだ。なぜなら、選挙の日は 必ずデスマ生活を送っているからだ。 そんな衆議院議員並みの政治力を持った本部長(以下、少将と呼ぶ)が決めた方針なので 誰も逆らえなかった。 すぐにも近隣の都市から派遣社員の吸い上げに入った。派遣会社も今までに無い大盛況 なので、経験の有無を問わずにフリーターまで含めて確保に走った。すぐにも現場は 雑兵で溢れ返った。開発現場では猫の手も借りたい状況なので、面接中もヘッドフォン ステ
253 名前:YRP常駐from群馬 投稿日:04/07/24 21:42 俺たちは、仕様も知らされぬまま横須賀に送り込まれた。 依頼主も孫請けらしく、正確な情報はかなり伝言ゲーム的に それも口頭でしか伝えられない。 俺たちは、経験5年の軍曹1人と、経験2年の上等兵1人と、新人の2等兵3人 の小隊だった。 現地に就くなり、現場は火を噴いた有様だった。果てしないデバッグの果てに 納期を過ぎてペナルティなのか要求項目が倍増したらしいのだ。俺たちが 派遣された場所の前任者(というより部隊)は全員ウツになって戦線離脱した らしい。引継ぎも全く無いまま、というよりドキュメントらしい物も無かった。 俺たちが最初に与えられた任務は、10万行に及ぶスパゲッティ・コードを 「ちゃんと動くものにする」事であったが、仕様は何度問い合わせても、問い 合わせが上位会社へ何段も口頭で伝えられるうちに伝言が自然消滅して
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