私の闇の奥: 慈善家は人間を愛しているか？

philanthropyを辞書で見ると、博愛主義、人類愛、慈善とあり、philanthropistは博愛家、慈善家となっています。語源的には、明らかに「人間を愛する」ことを意味しています。 お正月のNHKテレビでオーストラリアのコアラの減少についての番組がありました。コアラが多数住んでいるユーカリの森をよぎって幅の広い舗装道路が出来て、道に出て来るコアラが車に轢き殺される事故が増えています。車にはねられたかユーカリの木から落ちたのか、道路わきにうずくまっているコアラを見たという通報に、コアラ用の救急車が現場に駆けつけて、傷ついたコアラを収容し、コアラ用の病院に急行し、コアラ用の可愛いベッドの上で手術が始まりました。次の場面では、大きな屋敷に住む老婦人が森の中で見つかったコアラの迷い子赤ちゃんを引き受けて、コアラの赤ん坊用に仕立てた屋内の幾つかの個室で手厚く飼育していました。十分成長したら

[Poto]

反語。少なくとも労働を生み出しているだけに、この搾取を本当に搾取と呼べるのかわからなくなってくる。

[su_rusumi]

善意は「可視化／不可視化」を通じて外部から操作が可能。見えるコアラは助けたいし、見えない人の苦しみには無関心。惨事＝露出＝可視化に群がる人もいれば、隠蔽＝不可視化することで利益を得る人もいる。

[pride76354]

人道主義的軍事介入とか惨事便乗型資本主義という言葉を初めて知った。

[agricola]

本邦でもワタミがジャスト最低賃金の「復興支援」をやってたな。

[unorthodox]

「大震災の何と有難くスウィートなこと！」