磁気テープ、まさかの復権

出典：日経コンピュータ 2013年7月25日号 pp.56-63 （記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります） データ保存手段として、既に過去の遺物と思われていた「磁気テープ」の生産量が急回復している。ここ数年で急速に大容量化し、主に海外で需要が伸びているためだ。復権の背景には日本のメーカーによる技術革新があった。クラウドやビッグデータでも活用が進む磁気テープの最新動向を解説する。 磁気テープは、過去の遺物――。 データのバックアップやアーカイブ（長期保存）の有力手段である磁気テープのことを、そう思っている読者は少なくないだろう。 実際、日本国内におけるテープストレージ（テープドライブやカートリッジの自動入れ替え装置）の市場規模は減少し続けている。IDC Japanの調査によれば、2012年の国内テープストレージ市場規模は、前年比15.2％減となる158億8900万円

[attaka1]

磁気テープの復権？

[lowpowerschottky]

1ビットを記録するための面積の比較

[kirkmas]

米国と比べて日本は、「バックアップ後進国」になっている恐れがある。実際、2012年6月にデータ消失事件を起こしたファーストサーバでは、データのバックアップは内蔵ディスク間でしか行っていなかった。このため、「

[BitterSweetCafe2013]

「・・・データ記録用磁気テープの生産量は、2010年以降、3年連続で増加中だ。(本文引用)」AIWAのカセットデッキAD-FF90も眠ったまま・・・モーターと電源のを修理しながらカセットを聴いたのが懐かしい。

[konstantinos]

“磁気テープを生産しているのは世界中で日本だけ”

[kiyo_hiko]

「磁気テープを生産しているのは世界中で日本だけ」 // 22.6エクサバイト

[tyru]

記憶容量の向上、耐久性の向上、テープ用ファイルシステム(LTFS)によりファイル単位のアクセスが可能になった等、近年の技術革新によりこれからも性能向上が見込めるとのこと

[reachout]

まさかの復権も何も、バックアップ用途ではずーっっとDAT/LTOが主流だったかと思うのですが・・・

[REV]

「（DVD、BDなどの）光メディアは終わコン。バックアップはHDD」とか言われるが、やはり磁気テープなのね。

[okusa75]

画像のgoogleが使用しているstoragetek、最新最高級モデルだと2100PBまで対応してるみたい。何台使ってるんだろ。

[kuzumaji]

"ユーザーのデータが一時消失した際には、磁気テープのバックアップからデータをリストアしている。"長年抱いていた不安が消えた。こりゃーすごい。

[ykfksm]

「海外に目を転じると、磁気テープは意外なほど需要が伸びている。その証拠を、ここでは二つ示そう。まずは数字だ。情報システム分野で使用される「データ記録用磁気テープ」の生産量が、2010年以降「V字回復」」

[kuronama2404]

“国産の技術革新で「1巻35TB」へ”

[call_me_nots]

阿部恵史・日本オラクル／システム事業統括プロダクトビジネス推進部長「数百テラバイトを超えるデータ保存ではHDDよりも安価」

[spacefrontier]

磁気テープ装置がSAS12Gx4で繋がる時代がすぐそこ。

[Itisango]

“富士フイルムによれば、磁気テープは数年内に、6.4テラバイト、12.8テラバイトに大容量化する。将来的には、現在の10倍以上となる35テラバイトにまで容量を増やす技術的なメドも立っているという。”

[minoton]

現状1巻2.5TB。将来35TBまで見えている

[vcc]

2010年代に入って、容量が急速に拡大。2011年IBM3592 4TB、StorageTek T10000C 5TB、2012年LTO-6 2.5TB。要因は富士フイルムが開発した新材料BaFe磁性体。酸化物であるために、微粒子化を進めても、抗磁力が落ちない。また今後さらなる微

[tsupo]

BaFe磁性体の原料は「BaO(Fe2O3)6」という酸化物 / 酸化物であるために、微粒子化を進めても抗磁力が落ちない / 磁気テープの磁性体は、HDDの磁性体と比べてまだまだ大きく、微粒子化の余地 / I/O速度の高速化の面でも前途有望