都会に住むネズミたちは日々進化している。実際には「チューチュー」というよりも、「キューッ、キューッ」といった鳴き声を発するが、それとは別に、人間には聞こえない超音波で、独自の言語で会話し始めたというのだ。 アメリカの研究チームによれば、ニューヨークに住むネズミたちは、社会的な役割分担を持ち、まるで都市の住人のように超音波でコミュニケーションをとり、情報を共有しながら生活しているらしい。 相手を見て声のトーンを変え、演技までするというから、これはもう「ネズミ語」と言っていいのかもしれない。 人間には聞こえない高周波で会話する都会のネズミたち ニューヨーク州ニューヨーク市に拠点を置く研究機関、ベイシス・リサーチ・インスティテュート(Basis Research Institute)の研究チームは、市内の公園、歩道、地下鉄駅などで、ネズミたちの動きと音を詳細に記録した。 すると、人間の耳には聞こ