サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
アメリカ大統領選
kumamori.org
評議員 森山 昭典 評議員 比留井 幸一 評議員 関 亥三郎 代表理事 室谷 悠子 理事 森山 まり子 理事 中川 壮平 理事 宮井 正三郎 理事 三浦 通澪湖 理事 清水 智美 監事 森 晋吾 監事 木村 溶徹 監事 原田 亮定
日本の国土面積に対する太陽光パネル設置率は、世界一です。もう設置場所がないため、現在、太陽光発電事業は奥地の山林に移動しています。昨年熱海で土石流の大惨事を起こしたにもかかわらず、相変わらず大規模な森林を伐採し、切土盛土をして、数十haを超えるメガソーラーを何百か所も建設しています。 また風力発電も、山の尾根筋の森林を何十キロにもわたって伐採し、切り崩し、道路を作って、1基200m近い高さの巨大風車を何百基も建設する工事計画が各地で進んでいます。 大規模な森林伐採を行えば、まず初めにそこで生息していた野生動物たちが生きていけなくなります。他生物への思いやりが少しでもあれば、できることではありません。ズタズタに切り崩された山は保水力を失い、やがて私たちも水不足に苦しむようになります。 熊森は、現地での調査や、衛星画像の分析から、再エネ開発(メガソーラー、風力)による森林を破壊が、すでに我が国
熊森から 3頭の食べ盛りの子供たちを飢えさせないように、ヒグマのおかあさん、餌探しに一生懸命だったんだろうと思われます。 熊森が母グマ駆除のニュースを察知したのは7月8日土曜日です。 土日は行政がお休みで連絡がつかないため、こういう時いつもやきもきしながら月曜を待ちます。もちろん、行政担当者の皆さんは土日でも携帯電話で連絡を取り合い、すぐ動かれていますが、守衛さんに尋ねても携帯の番号を教えてもらえません。 さっそく7月9日(月)、札幌市担当課に電話してみました。 熊森:和歌山県の猟友会の方に、猟師間には「三つ熊獲るな」(=親子グマは、獲るな)という不文律があると聞きましたが、北海道にはそのような言葉はないのですか? 札幌市:聞いたことないです。 熊森:5月の初めごろから札幌市の住宅地の横で、若い男性のユーチューバーたちがピザなどでクマを山からおびき出しておもしろおかしくキャーキャー騒いで、
6月10日、秋田県鹿角市のタケノコ採り現場で、4人目の遺体を捜索している時に見つかったメスグマが、猟友会の人達に即射殺されました。(熊森、厳重抗議) 熊森は、このクマがどういう罪状で射殺されたのか、行政にたずねてみました。竹やぶの中の遺体現場の近くにいたということでした。クマの餌場に人間が入って行ったのですから、そこにクマがいて当然です。遺体を解剖した結果、ほとんどの胃内容はタケノコだったそうですが、人肉も入っていたということです。このクマは、殺しておかねばならない人食いグマなのでしょうか。人間の味を知り人間を襲うようになる恐ろしいクマなのでしょうか。 死体を食べる野生動物に関して、熊森が知り得た事実をお話しします。 兵庫県では、毎年大量のシカが有害獣として殺され、山に放置されています。1週間もすれば完全に消えています。シカの新しい死体があったので、自動撮影カメラを設置してみました。もちろ
6月14日現在、鹿角市関係者に電話で聞くと、4人亡くなってさすがに現地にタケノコ採りに入る人は減ったけれど、まだ何人かは根曲り竹の竹やぶに入っているそうです。来る人が減ったので、稼ぎ時だと張り切っているそうです。(もう、唖然として言葉を失います)そろそろこの場所でのタケノコの時期は終わりで、この後のタケノコ採りは、標高の高い所へと移動していくそうです。しかし、5人目の死者が出ないという保証はどこにもありません。 行政、警察、森林管理署、皆さん毎日現地に赴き、市道と林道の通行止めを知らせ、他の道からタケノコ採りに入る人たちには、「気を付けて下さい」と、声をかけておられるそうで、連日もう大変だと思います。 熊森は当初、商業用のタケノコ採りはクマの生存を危うくするので、やめさせてほしいと訴えてきました。業者の車が、国有林内に横付けされているというので、どこの何という業者かたずねましたが、どこの人
秋田県鹿角市大湯周辺でタケノコとりに入った入山者の相次ぐクマによる死亡事故4人目。 ①5月20日に入山した男性の遺体を5月21日に発見。国有林。 <5月21日ニュース:鹿角市大湯でクマによる死亡事故の報道> にもかかわらず、小遣い欲しさに同場所に入り続ける人々。 ②5月22日に入山した男性の遺体を5月22日午後に発見。国有林。 にもかかわらず、 ③5月25日に入山した男性の遺体を5月30日に発見。民有林。 にもかかわらず、 ④6月8日に入山した男性の遺体を6月10日に発見。民有林。 にもかかわらず、 数は減ったものの、まだ現在小遣い欲しさに同場所に入り続ける人々がいるそうです。 もう、どうなっているんでしょう。 6月10日、あげくのはてに、そのあたりにいた、事故と無関係かもしれないメスグマを猟友会が1頭射殺。 さらに、クマ捕獲檻を新たに設置中とのこと。 (熊森から) 事故現場は、クマの国で
北秋田市マタギの里打当(うっとう)温泉に隣接するマタギ資料館を、見学させていただきました。そこに、マタギの祖先に関することが展示されていました。以下。 日本人はずっと狩猟民族であったという環境省と、弥生時代からは稲作漁労民であるという熊森が、以前、激しく対立した時期がありました。当時、熊森が環境省に、「狩猟者を増やしたいあまり、史実と違うことを国民に広めるのはねつ造で良くない」と、申し入れたところ、証拠を出せということになりました。昔の文献などほとんどないので困りました。 ところが、今回、マタギ資料館の展示物に、上の<マタギの秘伝書>を見つけたのです。これによると、マタギの祖先は、山中で自由に狩猟をおこなえる特権を得て、動物を殺生することを許されたとあります。展示物の下に古文書が置いてありました。証拠を見つけた!他にもこの関連の展示がありました。 狩猟が特権であったということは、一般の人々
兵庫県西宮市浜埋立地でイノシシが捕獲され、山に放獣されたという報道の中に、イノシシが生息地を拡大して人間の生息地にまで出て来たという説明がありました。しかし、事実はその真逆です。 山すそから3分の2の高さまで宅地化が進んでいる西宮市苦楽園町 何十年か前までは、山はイノシシたちの国でした。そこに人間が近年どんどん入り込んで、道路や住宅を建設しました。イノシシを追い出したのは、人間の方です。(もっと昔は、平地にもイノシシが棲んでいました) 下の地図の右下山脈は神戸市の六甲山脈です。 神戸市北区、三田市、加東市、三木市で囲まれた山に、ナメクジが這ったような跡が一面についていますが、これがゴルフ場です。一体いくつゴルフ場を作ったのでしょうか。兵庫県は北海道に次いで2番目にゴルフ場が多い都道府県です。ゴルフ場にする前は、ここはイノシシたちの国だったのです。 これからは人口もどんどん減って来るのですか
いつの世でも、どこの国でも、国民の洗脳や国民の意識改革の宣伝に、効果的に利用されるのは、若くてきれいな女性です。 危険なものや間違ったことでも、「若い女性もやっています!」とプロパガンダされると、多くの国民は、警戒心を失い、同化されやすくなります。 若い女性は、間違ったことに利用されないように、本当に、何が正しくて何が善なのか、よく勉強して、慎重に行動して欲しいと思います。 ● 4月3日、毎日テレビ夕方6時過ぎからの放送「VOICE」で、「狩りガール」が、取り上げられました。 「VOICE」への意見は →voice@mbs.jpまたは、FAX06-6359-3622 この番組は、近畿2府4県と徳島県の一部に報道されています。 ● 「狩りガール」報道は、今や国策プロパガンダ放送局に成り下がってしまったかのように見えるNHKテレビが、昨年10月に、「狩りガール」を持ち上げるニュースを流していま
京都新聞によると、京都市が、鴨川などで繁殖する特定外来生物ヌートリアを、特定外来生物法に基づいて、今春から民間に補殺してもらう計画を策定しているという。京都市はこれまで、農作物の被害がないことから、鴨川のヌートリアの対策に消極的だったが、生態系保全のため、捕獲(=補殺すること)が必要と判断したとのこと。 この生態系保全のためということばが、くせものなのである。専門知識のない一般市民にとっては、「生態系保全のため」という錦の御旗を立てられると、具体性がないため、何のことかさっぱりわからない。行政が、殺さねばならないと言っているから、殺さねばならないのかなと思ってしまう。しかし、実は、行政担当者も、よくわかっていないことが多い。日本の行政担当者は、ふつう3年で担当部署を異動していくため、行政担当者に高い専門性を期待することは一般的に無理である。 では、だれがヌートリアを殺そうとしているのか。「
美濃柿は、渋柿です。柿の木に新しい爪痕があるため、クマが最近来ていることがわかりました。 地面の上にはあちこちに、クマがかじって捨てた柿の実が落ちています。かじってみると、ひどい渋柿でした。 クマは、この柿の木に付く実全部が渋いということがわかっていないのだろうかと思ったのですが、美濃柿でも赤く熟しているのはめちゃくちゃ甘くておいしかったです。(下写真) クマは甘くなったのだけを食べていることがわかりました。それにしても、いちいちかじってみないと甘いかまだ渋いかわからないのは、夜、暗闇の中でこっそり食べているからでしょうか。 こわいので、クマが近くに来ないようにしてほしいという地元の方の要望を受けて、熊森が、この柿の木を強度剪定しました。 枝落とし開始。柿の木の枝は折れやすいので、要注意。 チェンソーを樹上に持ち上げるのは危険なので、のこぎりで伐ろうと思いましたが、足場となる木の股がしっか
人間活動や環境の変化によって食べ物を失い、生きられなくなってしまう動物もいれば、食性を変えて何とか生き抜こうとがんばる動物たちもいます。 クマ・サル・シカ・イノシシなどの人間により近い動物ほど、後者の傾向が強いかもしれません。そのような変化を見て、野生動物たちが食性を変えたと批判する権利は、人間にはないと思います。原因を作ったのは人間だからです。動物たちはみんな、必死で生き抜こうとしています。 1、まだ青い実の柿の木にできたクマ棚(8月下旬) まだ青い柿ですが、食べられるのでしょうか。味見をしてみたら、ほんのり柿の香りがして食べられなくもなかったです。もちろん、熟してからのおいしさには及びもしません。 2010年の夏には、夜こっそり集落近くの青い柿を食べに来て、たくさんのクマたちが罠にかかり、殺処分されました。どうしてまだ実が青いのに食べに来たのか、よほど食べ物がなかったんだろうと思います
物事はいろんな角度から見る必要があります。 (静岡県の放置人工林におけるクマの皮はぎ) (三重県の放置人工林におけるクマの皮はぎ) 当協会は、林内が砂漠化して生き物たちが棲めなくなっている奥地の針葉樹の放置人工林を、もう一度生き物たちが棲める広葉樹の自然の森に戻すため、のこぎり、チェンソー、皮むきなどあらゆる手段を用いて、ボランティアで間伐し続けています。とてもしんどくて大変な作業です。 クマたちが樹皮はぎした山を遠くから見ると、人間が壊した森を、クマたちが必死で無料間伐して、元に戻そうとしていると感じます。 クマによる林業被害だ、クマたちを殺せと怒っておられる林業家のみなさんに クマが樹皮はぎをしなかったら、林業収入は望めたのでしょうか。こんな奥地の人工林のスギを伐りだすことは、不可能ですし、架線を張るにしても道を通すにしても、莫大なお金がかかります。そうやって、市場に出したところで、ス
金沢市の中学校で殺されたクマのテレビニュースを、多くの人に見てもらいたいです。クマは、人間に見つかってしまい、銃を持った人たちに追いかけ回され、怖くて非常階段の下でじっとうずくまっていたのです。殺す必要など全くない状況であったことがわかりました。このような弱者への共感や思いやりのない今回の金沢市の対応を知って、人間として恐ろしくなりました。 以下、ブログやさしい雷より 報道によるとクマは暴れるそぶりはなく校舎の非常階段下にうずくまっていたそうです。 ————————————- 現場に駆けつけた県猟友会金沢支部副支部長の広村靖男さん(71)によると、クマは敷地内をうろつき、校舎の非常階段下にうずくまった。暴れるそぶりはなく、麻酔銃の使用も検討したが、登校時間が迫っていたたため、同6時半過ぎに猟友会のメンバーが1発を発砲したという。 http://www.yomiuri.co.jp/kyoik
気の毒にも、NHKは、国策の代弁報道をする義務を背負わされているのでしょうか。 残念ながら、こと自然に関しては、「クローズアップ現代」は、これまでも環境省の国策を是として、国民を洗脳し、環境省の思う方向に国民を誘導する報道を繰り返してきました。一般の方々がこういう番組を見て、報道内容をそっくりそのまま信じてしまわれるのではないかと思うととても怖いです。放映終了後、ただちに、NHKに抗議の電話を入れましたが、苦情担当者の方が、本気で聞いてくださったようには思えませんでした。 「クローズアップ現代」の大きな問題点 ①環境省の一方的な見解だけを報道し、反対意見を一切報道しない。 ②いろいろな説があってよく分からないことを、こうだと断定報道する。 国谷アナウンサー 「かつて日本でも、山里では貴重なタンパク源として、山の命を山の幸としてごく当たり前に食べ、日本独特の狩猟文化がはぐくまれていました」
都道府県の野生動物問題について、電話でたずねたり何かをお願いしたりしようと思ったら、たいてい、そこの都道府県庁に電話をして、担当部署につないでもらいます。クマを駆除したり、奥山に放獣しなければならないなどの実際的な業務が生じたら、行政から委託されたハンターや委託業者が現地に飛んでいきます。兵庫県も、以前はそうでした。 し かし、兵庫県では、2007年から、県庁から遠く離れた旧青垣町(人工林率81%)に建設された、兵庫県立「兵庫県森林動物研究センター」が、その業務を担 当することになりました。「兵庫県森林動物研究センター」では、研究員として兵庫県立大学の先生たち数名が研究にあたられ、現地に飛び出していく専門員としては訓練を受けた兵庫県庁職員数名があたられて、オール公務員で、兵庫県の野生動物問題に対処するという新体制ができあがったのです。 ところが、困った問題が生じてきました。当協会も、、徹底
かつて、あんなにたくさんいた野ウサギですが、今は、本当に見かけなくなりました。野ウサギがいないと、猛禽類たちが生きていけません。わたしたちは、ウサギが消えた原因を、ずっと知りたいと思っていました。 先日、高齢の猟友会員たちと懇談した際、この件をたずねてみたところ、すぐに答えを教えてくださいました。 「やと病だよ。拡大造林を始めたころ、苗木をすぐにウサギが食べてしまうので、困ってしまった国が、やと病(野兎病)菌を山にまいたのさ。この菌はすごい感染力で、みるみるうちに山からウサギが消えていったよ。当時は、ウサギを捕まえて、腹を裂くと、みんなこの病気にかかっており、白いぶつぶつがいっぱいついていたものさ」 これが本当なら、国は、拡大造林を進めるために、ウサギに対して、生物兵器を使ったことになります。 この件について確実な情報をお持ちの方は、もう時効ですから、当協会にお知らせくださいませんか。
今、人々が、手軽に辞書代わりに使うのが、ネット上の辞書ウィキペディア(Wikipedia)だと思います。ウィキペディアの記述が、どのようになされているか、みなさんは、実態をご存知でしょうか。 ウィキペディアの仕組みは、ある項目に対して、いろんな人たちが匿名によって情報を付け加え続けていき、より詳しいものにしていくという、素晴らしい発想の元にあみだされたツールです。しかし、書き込みを行う匿名者が、公正で責任を持って書き込むという前提があって、初めて価値を持つものなのです。 残念ながら、実際の人間社会は、誤解やねたみ、一方的な思い込みや、欲しい地位を得られなかったことに対する勝手な復讐心等によって相手を陥れようとする人間が渦巻いています。その人たちが、ネットに長けて、時間を十分有している人たちだった場合、匿名性をいいことに、最低限の調査すらせず、いくらでもネット上に自分勝手な書き込みを続けるこ
兵庫県森林動物研究センターのHPによると、2012年度の7月クマ目撃情報は73件で、過去最多年だった2010年の61件をさらに上回り、過去最高となっています。(8月分は現在未発表) 2010年は熊森本部にとっては悪夢のような年でした。私たちくまもりが止めるのも聞かず、兵庫県が絶滅危惧種のクマを70頭も、有害捕殺したのです。 以下グラフ参照 (2011年度の有害捕殺は6頭) 2010年度・・・8月末までの兵庫県クマ有害捕殺数は、11頭 2012年度・・・8月末までの兵庫県クマ有害捕殺数は、10頭 大変だ。また2010年のように、行政によって大量に捕殺されるかもしれない。 ちなみに、近隣府県の、今年8月末までの今年度ツキノワグマ捕殺数をたずねてみると、岡山県0頭、京都府0頭、滋賀県1頭、鳥取県11頭でした。 その年の行政担当者が誰であるかによって、絶滅危惧種に対する行政対応は、すっかり変わっ
札幌市でのヒグマ駆除は、例年、0頭~1頭程度でしたが、昨年度は7頭という、大量駆除となりました。(北海道全体では、714頭の大量駆除が行われました。生息推定数2000頭~3000頭) また、今年4月20に、札幌市南区で山菜を食んでいただけの、何の危険性もない若グマが射殺される様子が、映像として全国に流されました。札幌市のクマ対応に危機感を感じた森山会長とヒグマ研究歴43年の顧問、門崎允昭農学博士は、札幌市市長に、「ヒグマ対応は、非捕殺で行うべきである」などの申し入れを行うことにしました。 この日は残念ながら札幌市長さんにはお会いできませんでしたが、環境局みどりの推進部クマ対策調整係などの担当部署係官の方々に、1時間とっていただき、 ①ヒグマの駆除をやめること。 ②住宅地と林の境に柵を設置すること。 ③ヒグマに対する正しい知識を啓蒙することの3つを、申し入れることができました。 担当者の方々
害獣有効活用 児童ら「おいしい」 有害鳥獣として捕獲された鹿を有効活用しようと、宍粟市一宮、千種両町の10小中学校の学校給食で16日、鹿肉を使った「ジビエ料理」が出された。17、23日には山崎、波賀両町の小中学校でも提供される。 (2012年2月17日読売新聞より) <熊森が指摘する問題点>私たちが何を食べて生きていくのかは、大変デリケートな問題です。これまで日本人が食べてこなかったシカを学校給食に出すということは、シカを食べたくない児童に選択権を与えないことになります。シカを食べることに抵抗感を持つ児童にとっては、シカが給食に出されることは、シカ食を強要されたも同然で、人権問題です。メディアが何の疑問も持たずに、このような記事を載せる軽さに、日本の報道の危うさを感じます。おいしい、栄養がある、ジビエという横文字がかっこいい・・・なら、何を食べてもいいのかということになります。裏で誰
推定2000頭の北海道のヒグマですが、3年前から大量に殺されています。この原因の一つは、3年前にヒグマの駆除許可権限が、道庁から市町村に降ろされたことだという指摘があります。とにかく、行政担当者がクマのことはよくわからないので、人間に何事も起こらないうちに殺しておこうと、捕殺一辺倒になっているというのです。国立公園内に罠をかけていた町もあったそうです。 2009年・・・・601頭 2010年・・・・540頭 2011年・・・・約500頭???(10月7日現在??) 北海道の今年のミズナラの実りは道庁発表では大凶作です。しかし、北海道で調査されている研究者に聞くと、結構ミズナラはなっているということです。場所によって違うのでしょうか。 10月6日、恵庭市で殺されたヒグマの場合は、胃の中も腸の中も空っぽだったそうです。各市町村で、太い鉄格子の捕獲檻(1m×1、2m×2、77m)をしか
日本熊森協会を結成してから14年。善意の方々から「日本の森や動物をめぐる状況は、少しは良くなってきましたか」ときかれるのがつらい。良くなるどころか年々悪化していく。今、人類の向かっている方向が、自然を守る方向と正反対であるからだ。わたしたち熊森の活動は、状況悪化のスピードを、かすかにほんの少し遅らせているだけにすぎないというのが実感である。 そんな中、当初からずっと感じていたことがある。野生動物に手を付ける学術研究が、野生動物の絶滅に拍車をかけるということだ。人間の、知りたいというあくなき欲望は、とどまるところを知らない。しかし、研究対象が野生動物であった場合、研究には一定の歯止めがかけられるべきである。すなわち、研究対象物に手をかけてはならないということである。捕獲して麻酔薬を注入し、発信器を付けて苦しめ、追いかけ回すなどの負担をかけてはならない。相手は人間と同じように、命も感情もある
環境省が、「鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律(略称「鳥獣 保護法」という名の狩猟法)に基づいて、平成24年度から5か年間実 施されることになる「第11次鳥獣保護事業計画の基本指針(案)」 (以下「基本指針」という。)の改定について、形だけだと思われま すが、一応意見募集を行っています。 この「基本指針」は、環境大臣名で作成され、都道府県が作成す る鳥獣保護事業計画に関する事項などを定めるものです。 環境省パブリックコメント募集要領 http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=13766 意見は、「意見募集要項」に沿って郵送、FAX又 は電子メールにて 提出することになっています。 この案は、環境省が平成22年に原案を中央環境審議会野生生物部会 鳥獣保護管理小委員会◆委員名簿に諮問してまとめたものです。 期間:平成23年5月12日(木)~6
申し訳ありませんが、現在このページは存在しません。 以下ページにアクセスして目的のページを再度お探しくださいませ。 ※5秒後に自動的にページが切り替わります。 トップページへ
避難生活を送られている被災者・被災動物のみなさん、救援物質は届いていますか。 先日、当協会のある会員が、新潟経由で福島県郡山まで自車で水を届けに行きました。行ってみて一番不安だったことは、現地ではガソリンが入手できないということだったそうです。途中で帰れなくなったらどうしようかとこわかったそうです。 また元医者の会員は、まだまだ動けるので、自車で岩手県まで医療応援ボランティアに行くことを決意され、昨日、当協会会員達から昔の出征兵士のように送り出されました。こうすることが熊森魂であると、力強く語られていました。 熊森自然農チームのメンバーは、今年とれたお米は味見分だけ取って、残りは東北の被災者に送ると決められました。 熊森会員たちは、自分に関係なくても、他人や動物たちが困っていると聞けばほっておけないタイプの人たちばかりです。(日本人に多いタイプ) 被災者のみなさんは、地震だけでも
2月27日、兵庫県森林動物研究センター主催の「-野生動物の保全と管理の最前線―ツキノワグマの大量出没の要因と対策を考える」シンポジウムが、兵庫県立美術館ミュージアムホールで開かれ、230名が会場を埋めました。野生動物の生息数を人間が管理すべきと考える行政や研究者たちが勢ぞろいしました。5人の研究者全員が、兵庫県森林動物研究センターと兵庫県立大学に所属されており、パネルディスカッションも、この人たちだけでなされました。(!) 全員の発表内容をまとめると、兵庫県の山の自然環境は大変良く、クマも増え過ぎて、個体数調整に乗り出さないといけない時期に来ているということでした。 (発表内容の詳細) ●兵庫県の山は戦後、どんどんとアカマツなどが消え、クマの棲めるコナラなどの自然の森が増え、動物たちにとって好環境なものに変化した。 ●最近、クマは年平均22%ずつ増えており、1994年に60頭だった
当初からずっとテレビを見ていますが、政府や東電の記者会見は、何を言っているのかさっぱり理解できません。こうなるのは、わたしたちが知りたいことを彼らが隠そうとしているからだと思います。記者たちからの鋭い質問もなく、日本にジャーナリストはもういないのかとがっかりします。国民をパニックに陥らせない配慮だという人もいますが、もしそうなら、国民をばかにしています。起きるかもしれない最悪の事態まで教えてくれないと、国民は自衛策が取れません。 熊森はずっと海外メディアをチエックしていますが、こちらの方はとてもよくわかります。本当のことを伝えているからだと思います。海外メディアは、福島原発はチェルノブイリ級に陥っていく恐れがある大惨事だと言っています。 そんな中、広瀬隆氏がとても説得力のあることを話されていることがわかりました。以下のユーチューブを、熊森会員だけではなく全国民に見て頂きたいです。 ニ
今年、兵庫県北部但馬地方は大雪です。1月に、こぐま2頭が冬眠できずに雪の中をさまよっているという情報を得て、どんぐりを持って何度か、現地調査に行きました。(母グマを駆除された可能性大)。今年、年初めに、熊森本部がした初仕事でした。積雪120センチ。地元の人も、クマたちはどこに行ったのかわからないということでした。 ドングリを置いても1日に雪が30センチ~40センチ積もるから、すぐ雪に埋まってしまうと、地元の方が教えてくださいました。しかし、何とか見つけてほしいと願い、何カ所かに置いてきました。絶滅危惧種のクマが、冬眠場所がわからず雪の中をさまよっていると知って、うちの納屋で春まで寝ていたらいいよと言ってくださる方がおられないかなあと思いました。昔の山里には、きっとこういうことをしてくださる人がおられただろうと思いました。 全国で、母グマを殺されてさまよっている子グマがたくさんいます。春
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『一般財団法人日本熊森協会クマの棲む豊かな森を次世代へ』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く