写真:建設グラフネットダイジェスト 地域の「ものづくり産業」を支える名古屋港より 国による浚渫土の埋め立て処分場として利用されてきた、名古屋港に浮かぶ通称「ポートアイランド」の将来的な活用計画を見据えた、島へのアクセス手段の基礎的な調査結果が公表されました。ポートアイランドは1975年の着工以来、現在に至るまで埋め立てが行われていますが、既に当初想定された土砂の処分容量を超えており、代替地に中部空港沖が候補地に浮上するなど、新たな処分場の建設も検討されています。そんな中、貿易港として大きな役割を担う名古屋港の重要な未利用地として、20~30年先を見据えた交流・産業拠点としての活用を想定し、経済界からの注目度が高まっています。 今後活用する上での課題 1. 島はどこのもの? 現在「ポートアイランド」はどの地方公共団体にも属さず、「陸」ではなく「海」扱いとなっており、都市計画上の位置付けも定ま