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僕はトマト - マトリョーシカ的日常
仮に僕がトマトだったとしたら僕は僕を断固拒絶する。もちろんそれは仮定の話で結果として僕はトマトで... 仮に僕がトマトだったとしたら僕は僕を断固拒絶する。もちろんそれは仮定の話で結果として僕はトマトではない。あのときまではそう信じていた。 以前、学校の生協でトマトサンドを買おうとした。本当ならフルーツサンドがよかったんだ。でもそこにトマトはなかった。僕は悲しみにくれトマトが入っているように見えなかったトマトサンドを買った。研究室へ入りトマトサンドを食べるとトマトが入っていた。急いでトマトを吐き出して捨てた。それと同時に僕はいなくなっていた。僕はトマトだったのだ。 「私はトマト。ゆえに私は存在する。」僕を存在たらしてめいるものがトマトだとしたら僕からトマトがなくなったら一体僕はどうなるのだろう。この世に生を受けてはや二十四年。今まで意識していなかった命題がいきなり巨大な壁となって僕の前に立ちはだかる。そのとき気味の悪い音が僕の耳に届いた。ぐちゃりぐちゅぐちゅ。肉のちぎれ合う音と形容したほうがい
2013/10/25 リンク