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今、南方熊楠に出会ったら。(粘菌研究の青写真) | ベーコン研究所・大学院
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今、南方熊楠に出会ったら。(粘菌研究の青写真) | ベーコン研究所・大学院
中沢新一氏が南方熊楠について書いた『森のバロック』という本を読了した。 中沢氏はオウム事件の時に、... 中沢新一氏が南方熊楠について書いた『森のバロック』という本を読了した。 中沢氏はオウム事件の時に、悪い意味で有名になった学者だと聞いていたが、『森のバロック』を読んで、良い文章を書く人だと思った。南方熊楠の残した文章、話した言葉、行為、それら軌跡の表面と、表面からは見えない背景の志向、思考、ビジョンの青写真を、中沢氏の文章は強引でない形で静かに繋いでいく。優しく紙の上 からなぞると、次第に石に刻まれた複雑な化石の模様が浮かび上がるように、そして浮かび上がった模様から太古の生の営みが想像できうるように・・・ 中沢氏の文章を読むに従い、有機的に繋がった俯瞰図、『南方熊楠』それ自体でしかない風景が、読了後には、ふと出会うように目の前に現れるのだ。 それは一枚の絵ではなくて、時間軸の中で複雑に展開する、静かで深い豊潤なイメージである。 凄い書き手だと思う。 この本を読むと分かる事だが、というか周知