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7月全勝の川崎Fが確立した思想。“繋ぐ”ではなく“崩す”から考える。(飯尾篤史)
相手の嫌がることをしているはずなのに、それが歓迎されているのだとしたら、仕掛けている側はたまった... 相手の嫌がることをしているはずなのに、それが歓迎されているのだとしたら、仕掛けている側はたまったものではないだろう。 だが実際、現在の川崎フロンターレの選手たちは、激しくプレスに来られることを歓迎している。 「ガツガツ来てくれたほうがいいですね」 17節のアルビレックス新潟戦のあと、はにかみながらそう言ったのは、中村憲剛とボランチを組む大島僚太だ。今やチームに欠かせない主軸となった21歳の技巧派は、笑顔で続ける。 「そのほうが相手はバテやすくなりますから」 その言葉の背景にあるのは「簡単にボールを失わない」という、自分たちの技術や視野に対する絶対的な自信だ。 「この暑さのなかでの連戦ですから、キツイことはキツイんですけど、相手のほうが絶対に苦しいだろうなって思いながらプレーしています」 再開後、天皇杯を含めて5連勝。 ワールドカップが終わって再開したJ1リーグで、川崎の好調ぶりが際立ってい
2014/08/01 リンク