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「世田谷」のブランドイメージ崩壊が始まった
日本経済新聞によれば、全国で最も空き家数が多い市区町村は、東京都世田谷区の約4万9000戸。そして、そ... 日本経済新聞によれば、全国で最も空き家数が多い市区町村は、東京都世田谷区の約4万9000戸。そして、それに次ぐのが東京都大田区という意外な結果になりました(図表も同紙から)。 空き家が全国で増えているのは深刻な問題ですが、東京には関係ない地方の問題だと思い込んでいました。世田谷と言えば、成城学園などの高級住宅地もあるブランド住宅地ですが、実はアクセスの悪いエリアも存在します。 また、東急世田谷線沿線や祖師谷地区などには、高齢者が多く、古い戸建てや小規模アパートが多いそうです。古い建物が建替えられずに放置され、空室が目立つようになると、そのエリアに住みたいと思う人が減っていきます。それが、さらに空き家を増やす結果になり、街の魅力を低下させるというスパイラルに陥ってしまうのです。 東京の世田谷でこのような動きが目立っているのは、不動産はブランドよりも利便性が重視されるようになってきていることを