『ある年の夏のお話』

「勝ったね！」「いい試合だったな」「金本も打ったし、JFKもこんないい席で観れたし」「楽しかったよね」 2006年の夏、前年に優勝した勢いをそのままに、その年も阪神は夏場を過ぎても首位を争い絶好調でした。 大下方修正で大荒れの決算発表も終わり、一息ついた9月、ペナントレースも終盤に差し掛かった頃でした。今年で解約する予定だった甲子園のシーズンチケットが二枚あり、経理部長が「行きたい人は？」と言うと、ある経理の女性が「行きたい！ねえ、たにやんさん行こう！」と、その時経理の横で作業をしていたところ、スタッフみんなの前で声を掛けられたので、仕事を早く切り上げ、その日は彼女と一緒に甲子園球場へ行くことになりました。 彼女は根っからの阪神ファンで、下柳が好きで、濱中は怪我をしている時に奥さんを置いて女遊びしてるから駄目、などと、スポーツ新聞や週刊誌から拾ったようなネタなど、いろんな話を聞きました。球

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リストラする側の心境を綴った良エントリ。後日談 https://twitter.com/t_taniyan/status/696538698012192768