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さて、前回の続きです。 初めての方は前回記事の方から読んでいただくことを強く推奨します。 前回は本書の前半部分といいますか、主に質問紙による調査について述べた部分を中心にご紹介しました。 山岡師匠の論考は北田師匠の著作に比べ、遙かに冷静で豊富なデータを積み上げた上でなされていますが、とは言え、スタンス的には近いのではないか。北田師匠と山岡師匠は共に腐女子に恋い焦がれる恋敵であり、両者は単に右と左から腐女子の手を引っ張っていただけのところを、ぼくはイデオロギー闘争であると勘違いして、首を突っ込んでしまっただけのことではないか……そんな疑問を述べました。 そしてその疑念は本書後半の「総合考察」と題された第12章から、一気にターボがかかるのです。 何と228pでは悪名高い――スマン、考えると悪名高いのって俺の中でだけだったわ――「やおい論争」が持ち出されます。 これは単純にホモが「腐女子キメェ」
今月1日、海燕さんのニコブログに「上野千鶴子のオタク批判がひどい。」と題した記事が掲載されました。 数年前に出た『バックラッシュ!』という本での上野千鶴子師匠インタビュー「不安なオトコたちの奇妙な連帯――ジェンダーフリー・バッシングの背景をめぐって――」(聞き手 北田暁大+編集部)についてです。 この『バックラッシュ!』という本、要は当時、ジェンダーフリーなどが批判されて立場の悪かったフェミニストたちが、「バックラッシュ(反動)」に対し再反論を試みた本です。ぼくも一読して、何というか、ただただ「アンチフェミはネトウヨ(大意)」と言い募っては感情的に罵詈雑言を浴びせるばかりの、品のない本だなあ、という読後感を持ったことを覚えています。 さて、とは言え、海燕さんは(よくは存じ上げないのですが、ぼくのイメージとしては)どちらかと言えばフェミニズム寄りの人物という印象があり、今回の批判は意外でした
ぼくは時々、オタク界隈で流布している「ラディカル/リベラルフェミニズム」の定義は誤りである、と指摘してきました。 概要は以前の記事、「2012年女災10大ニュース」の「【第2位】ラディフェミ/リベフェミ論のウソがバレる」に書かれています。 そうした主張をするのは、オタク界のフェミニズムに親和的な層であるように思うのですが、彼らの言動を見ていくと、彼らはラディフェミを「ポルノに文句をつけるフェミ」、リベフェミを「表現の自由を重んじるフェミ」と理解していることがわかります。つまり、「ラディフェミは敵、しかしリベフェミは味方」といった区分けがなされていたわけですね(以下、このようなスタンスに立つ人々を「ラディ/リベフェミ論者」と呼称します)。 が、両者を調べてみるとそうした区分は誤りであることがわかります。 『岩波女性学事典』の両項目を見てみましょう。 リベラル・フェミニズム 自由主義を援用した
■はじめに■ 本文の前に、前回記事である『まんが家総進撃』にちょっとだけ加筆しました。 脚注の形で「*a*b」とあるのがそれなので、もしよければ見てみてください。 さて、本文。 「男が働かない、いいじゃないか!」とは何とも頼もしい宣言です。 いやあ、まさにおっしゃる通り。 何しろこう景気が悪くては 「働いたら負け」と思ってしまうのも無理からぬこと。 ぼくだってもう○○なエロゲの○○な仕事を○○KB○○円で受けて、こちらが出した○○についても半月ほど音沙汰なく、その間もやむなく別なメーカーからのオファーを断ったりもしながら待っていたら、結局仕事自体が○○になり、三ヶ月間の労力が一切の○○○○に……などといったことが繰り返されるのはうんざり! 何とか働かずに生きていく方法はないものか……と思っていたら! 見つけたのが本書です。帯にはでっかく「若者男子を全面擁護!!」とあるのも頼もしい。 早速買
前々回、今年最初の記事で、ワタクシこと兵頭新児がノストラダムスを超える大予言者であるとの驚愕すべき事実について、ご報告申し上げました。その更に前回の記事でこれから、「オタクはセクシャルマイノリティの一種だ」との論調が流行する、と書いていた直後、そうした騒動が起こったことについてのご報告でした。 そして今回、またしてもぼくの予言が当たってしまいました。 ぼくは先日、「表現の自由クラスタ」に対する憎まれ口として、「アニメや漫画を滅ぼし、フェミとの共栄を計ることを目的とする」存在である、などと書き連ねていました。ぼくは以前から、彼らのロジックは非常に拙く古いモノで、あまり評価できないと考えていたからです。 むろん、彼らの主観では、彼らが「表現の自由を守る正義の戦士」であることは疑い得ません。 しかし前回記事に書いた通り、彼らがフェミニストとのデートを続ける限り、オタク文化はもちろん、男女のあらゆ
著者のワレン・ファレルは全米女性機構(NOW)に参加した初の男性学者であり、元はフェミニストだったそうです。 ところがやがて「男性差別問題」に開眼し、モノしたのが本書。 1993年(二十年前!)の著書であり、累計三十万部のベストセラーということなので、この分野の古典的名著、と呼んでいいでしょう。 が、邦訳は長らくされることがなく、ぼくも今回、初めて目を通しました。 同時期の類書に『正しいオトコのやり方』があり、これもまた大変にラディカルなモノだったのですが、こうしてみるとその「二十年前の著作」がいまだ全然古びていないことに慄然とせざるを得ません。 想像するにアメリカでも、そして言うまでもなく日本でも、男性の置かれた状況はいよいよ凄惨なモノになっているばかりなのですから。 今回、本書についてレビューすると言うよりは、気になったところの引用が主になると思いますが、それは本書が評論と言うよりは資
どうも皆さん、コンニチハ。 「1stガンダムに女性ファンは少なかったと主張」した兵頭新児です。 いや、実際には「気がする」と言っただけだったんですけど、それがここまで騒ぎになるのですから、大変に恐ろしいですね。 先日、訪日したオバマさんを安倍さんが寿司でもてなした件について、ツイッターで以下のようなことをつぶやいていた方がいました。 右派が「左派がまたも『安倍が寿司に三万円も使った、ケシカラン』などとバカなことをつぶやいていたぞ」と繰り返していたが、そんなことを言った者はいないぞ(大意)。 どちらが正しいのか、ぼくには判断することはできませんし、「でも、言うヤツはどこかにはいるだろ、常識的に考えて」と思うくらいなのですが、しかしこれは確かに陥りがちな罠であるように思います。 「誰かが言ったぞ」ではあまりに曖昧ですから、仮に「山田君が言った、言わない」で揉めたと仮定しましょう。 仮に「山田君
リゾリベ 作詞:たまプラーザ中野 作曲:アナーキー末広 嘘だったのか あの人権も 嘘だったのか あの時の総括も 君のあの糾弾会も 全ては嘘だね そんなものだね 夏のリベはまぼろし 嘘じゃないね ウヨじゃないね 夏の左派はまやかし フェミにへつらい ホモにすり寄り 次は俺の番だと思ったけど 嘘だったね あの革命も 嘘だったね あの時のオルグも 君の美しい理念も ――というわけでバクシーシCLAMPの新曲『リゾリベ』をお聞きいただきました。 ネット上で「ネトウヨ川柳」というステキなモノを見つけましたので、真似てやってみました、「ブサヨJポップ」。いかがでしたでしょうか、みなさん。 さて、そんなこととは何の関係もなく(またかよ!!)。 『黒子のバスケ』脅迫事件の被告人意見陳述(以降、「陳述」)の全文が公開されました*。 申し訳ありませんが、今回長くなりそうなのでこの事件についての説明は省略します
風流間唯人の女災対策的読書・第52回『あの子もトランスジェンダーになった SNSで伝染する性転換ブームの悲劇』 KADOKAWAより出版予定されていた欧米のトランス事情についての書籍。 ヘイト本だと決めつけられ、焚書の憂き目に遭ったが……。
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