読書メモ：『ヘイト・スピーチという危害』ほか - 道徳的動物日記

davitrice.hatenadiary.jp 前回に引き続き、来たる６月１３日の「左からのキャンセル・カルチャー論」トークイベントに向けて、表現の自由というトピックに関して復習中*1。 最近に読んだり再読したりした本は以下の通り。 ヘイト・スピーチという危害 作者:ジェレミー・ウォルドロン みすず書房 Amazon 「表現の自由」の明日へ:一人ひとりのために、共存社会のために 作者:志田 陽子 大月書店 Amazon 「表現の自由」入門 作者:ナイジェル・ウォーバートン 岩波書店 Amazon ウォルドロンと志田の本はどちらも初読。前者はアメリカの法哲学者が書いたものでヘイト・スピーチ規制がはっきりと打ち出されているもので、後者は日本の憲法学者が判例や事例を紹介しながら法律上の「表現の自由」の意義と実際の運用について解説したもの。ウォーバートンの本については以前にもこのブログでメモを取

[Jamchan]

難しい話。被害を受けた人が匿名・抽象的集団・実名個人で被害の大きさが変わってくるからそこで分けられそう。日本の法律でも実名個人にたいしては事実でも名誉毀損になり得るけど匿名個人はほとんど保護されてない

[wxitizi]

"ウォルドロンの議論は理論の打ち立てに失敗しているだけでなく、表現の自由の価値を過少に見積もることで、規制を安直に正当化する……向き合うべき「難しさ」から逃避したものであるようにも思える"

[yujimi-daifuku-2222]

公共空間における表現の自由の幅はできるだけ広く取るべきで、さもなくば、その社会における表現の自由とは社会の多数派の好みと同義になってしまう。/その社会は多様性や少数派の権利保護とは食い合わせが悪い。

[zatpek]

自分自身は日常的に痴漢に遭遇する属性ではないんで、そうでない人らの抗議に対して「不快感の問題では」という発言をする勇気はちょっとないな。

[yuimoke]

安心と尊厳…。どこの国も主張する内容は変わらんのなぁ。これらは主観に基づくのでインフレするし自由を過度に制限してしまうというところに賛同。ではどういう線引がいいのか？はワシも分からん…

[jaguarsan]

「入手しやすい家庭用製品からきわめて効果の高い神経ガス」これは既に実例があって、特定の入浴剤から硫化水素を作る方法が有害情報として警察から削除要請されてたんだよな。

[lcwin]

恣意的に動く概念になりかねないということは、政治の善意(悪意)によってボーダーラインをいくらでもアドホックに変えられかねないので、ゆるめに起きつつ、道徳や公徳心に頼るのが王道な気はするが・・

[mekurayanagi]

“表現の自由というものの重要さとヘイト・スピーチがもたらす危害の曖昧さを考えると、その理論を打ち立てるのはかなり難しい”

[nikumiso10]

匿名とゆう害毒か…

[ebmgsd1235]

市民同士とはただ単に同じ社会に生活しているのではなく共に「協働の冒険的企て」に参加している仲間であるという理由から他の市民に対して尊敬や関心を示すべき。このウォルドロンの議論を全面的に支持できるか否か

[maeda_a]

“「協働の冒険的企て cooperative venture for mutual advantage」”