人間集団の大きな流れの物語──『人口で語る世界史』 - 基本読書

人口で語る世界史 (文春e-book) 作者: ポール・モーランド出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2019/08/29メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る人口については、日本においては最重要検討事項のひとつだろう。日本の年齢の中央値は現在46歳。世界で最も高い部類で、米国より9歳も高い。1950年に20人に1人だった65歳以上の人数は、2005年には5人に1人。出生率は世界的にみても最低レベルで、どんどん人口減少と高齢化が進む、世界でも有数の先駆者だからである。 で、本書はそうした人口的な観点から世界史を捉え直していく一冊である。人口は戦力的にも経済的にも重要だから、その変動をおうことで文明の発展、個人の生活の変化について、多くの部分の理由を説明することができるし、これがおもしろい。たとえばバラク・オバマの当選については、アメリカが非白人社会に向かっていなければ実現し

[ultimate-ez]

「基本的に、女性が教育を受けるようになると、出生率は下がる」👉医療・生活の向上で出生率が下がる→女性が若いうちからたくさん子供を産まなくてよくなる→教育を受けるようになる、という因果関係の気もする。

[cider_kondo]

社会が近代化する→教育の価値が上がる→子供の教育コストが増える→子供の人数に制限がかかる、だと思っている(前近代社会では、普通は子供の労働力としての価値が高いので、ローコストハイリターンな投資先だった

[yama_bousi]

少子化対策は人口を減らさないための対策じゃない。減り方を緩やかにするための対策だよ。どれだけ対策しようが人口は減る。でも減りが急か緩やかかで社会への影響は違う。これからは世界でゆっくり人口を減らす時代

[dazz_2001]

地球の人口と、文明のレベルは相関関係にあるけど、地球全体の人口が総体的に減った時に、文明のレベルがどのように衰退するのか？ということに興味がある。

[hobbling]

ムスリム国家もイランやUAE、カタールなど近代化が進んでるところから順に少子化に突入している。日本や中国もそうだが近代化の過程で多子化→少子化のサイクルが起きるのであり、ムスリムも例外では無い。

[myogab]

過去の人口推計て、どの程度の精度なんだろね。当時の行政や教会の把握してた所属民はその社会の構成員全てではないもんだし。争乱の前の人口増の実体は割り増して考える必要がある気がする。戦乱の死傷者も丼勘定で

[greenT]

"日本の年齢の中央値は現在46歳"中央値が高いことは寿命が長い事以外あまり何も説明してないような気がする。そこに引っかかって後ろが読めない。女に教育しない社会が生き残るってこと？

[onesplat]

不都合な真実って感じだな。女がキャリアうんぬん言い出すと子供産んで育ててる余裕なんて無くなるんだろう。養育はまだ男が協力や肩代わりできるが、出産だけはどうにもならんからな

[kitone]

『教育を受けた女性が六人や八人の子を生むことは、個々のケースではあっても、社会全体のレベルでは起こらない。』について、どう理由を説明してるんだろう。

[hobbiel55]

世界的な人口減少のその先はどうなるのかな

[gabill]

うーん >女性が教育を受けるようになると、出生率は下がる。