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「もっと女のコらしくしたい」人気女子中学生Vチューバーの、VR空間での淡い恋の物語『青のアイリス』やぶうち優【おすすめ漫画】 アバターを用いて動画配信をするVチューバー(VTuber・バーチャルYouTuber)もすっかり言葉として定着しはじめてきた。アニメキャラクター風の存在が話しかけてくる不思議な光景も、見慣れた人には当たり前になってきたかもしれない。Vチューバーを演る人が絶えないのは、好きな姿になれるから、というのがひとつの大きな理由だろう。 『青のアイリス』は雑誌「ちゃお」で、女子中学生のVチューバーを題材にした異色の恋愛コミック。Vチューバー配信の際のディティールの細かさからVRでのチャットまで、かなり現実の技術を調べ尽くして描きつつ、しっかりと中学生の恋愛にスポットを当てている作品だ。 主人公の虹ヶ原愛理(にじがはら・あいり)は、女子たちに「イケメン」と言われるほど、活発で考え
気の弱いただの人間、鈴木入間はひょんなことで魔界に売り飛ばされてしまった! 悪魔の学校に通うことになった彼は、果たして生き延びられるのか!? 主人公の鈴木入間 人間と悪魔の交流を描くドタバタコメディでありつつ、自分と誰かのために全力で頑張る入間くんの熱血青春ドラマでもあり、また様々な魔界の住民たちの群像劇でもある『魔入りました!入間くん』。現在NHK Eテレにてアニメ第2シリーズの全国放送中。人気が加速しっぱなしの作品だ。 第1巻 書影 絶対楽しいと安心して読める展開と、ワクワクさせてくれる緩急のある展開はどのように作られているのか。またキャラクターたちの誕生秘話について、作者の西修先生と週刊少年チャンピオンの担当編集さんにお話を伺った。 漫画を熟読しているファンはもちろん、アニメだけ見ているという人も、まだ読んだことの無かった方も、是非この記事を機会に『入間くん』ワールドの魅力を知ってい
【インタビュー】『チ。ー地球の運動についてー』魚豊「大地のチ、血液のチ、知識のチ。その3つが渾然一体となっているのがこの作品。」 舞台は15世紀のヨーロッパ。異端思想を持つ者が、ガンガン火あぶりに処せられていた時代。命の危険を感じながらも、天動説に逆らい、禁じられた真理“地動説”を研究する人間たちの生き様と信念を描く、『チ。ー地球の運動についてー』(以下、『チ。』)。 第1巻 書影 どのような思想や人生経験を積めば、この凄まじい物語を紡ぐことができるのか……『ひゃくえむ。』に続き、己の信念を貫く漫画『チ。』を描く作者・魚豊先生にインタビューを受けていただきました。 漫画を描くことへの情熱とこだわり、哲学への造詣とリスペクト、作者お気に入りのキャラクターが、意外なあの人物……!? 「週刊ビッグコミックスピリッツ」にて連載中の本作の制作秘話から人生論まで、魚豊先生にたっぷりお話を伺いました。
幼い頃からすべてを注ぎ、それでも大きな試合に出場できるのはわずかという狭き門。華やかな演技と裏腹に、過酷でシビアな面も併せ持つフィギュアスケートの世界。ましてや世界トップクラスの強豪国である日本で小さなチャンスを掴みとり、オリンピックのメダリストを目指す! そんな大きな決断をする小さな勇者たちの成長と、それを見守りながら自らも気づきを得ていくコーチの姿を描くフィギュアスケート漫画『メダリスト』。2020年5月から「月刊アフタヌーン」で連載を開始し、現在2巻まで刊行されています。 単行本第2巻 書影 舞台はフィギュアスケート王国の名古屋。学校でまわりにうまく馴染めない結束いのりが、唯一夢中になれるのがスケート。 だけど家では忙しいお母さんに気を遣いスケートをやりたいと言い出せず、受付のおじさんとの秘密の約束でこっそりリンクに入れてもらい、自主練を重ねる日々。 いのりは11歳。5、6歳でスケー
第86回小学館新人コミック大賞・青年部門で入選を果たした『ウンナ母斑』。圧倒的な画力で表現された美しい世界で、現世に生れ落ちていく命をはぐくむ小さな天使たちの物語は、美しくも悲しい展開で読者の涙を誘います。 WEB公開に続いて「ビッグコミックスペリオール」19号(9月11日発売)にも掲載が決まったのを記念して、天使たちの純粋な慈悲と愛・無慈悲な現実が同居する本作品を描かれたsacco先生にオンラインで取材を実施! 美しい筆致で表現されたメルヘンでファンタジックな世界観についてや、作品内で描き切れなかった設定、作品に込めた想いなどを語っていただきました。 (取材・文:アキミ/編集:ましろ) 最初は絵本にする予定の作品だった ──この度は受賞おめでとうございました。受賞作『ウンナ母斑』は新人賞の応募作とは思えないような完成度でした。 sacco先生(以下、sacco):ありがとうございます。
【インタビュー】『不可解なぼくのすべてを』粉山カタ「描きたいものを描いたら、LGBTという言葉がついてきた。」 女子の制服を着て学校に通う高校生、百雲龍之助(もぐも)は、ある日同級生の岩岡哲にとあるカフェで働かないかと誘われる。可愛い制服に喜ぶもぐもは、しかしそこが「男の娘カフェ」だと知り絶望する。もぐもは、男の子でも女の子でもない、Xジェンダーと称される性自認だった──。 発売したばかりの第4巻書影 『不可解なぼくのすべてを』は、可愛らしい絵柄ながら、もぐも以外にも、ゲイである鈴見奏(鈴)や、可愛い服やコスプレが大好きな犬居天丸(てんちゃん)、女の子になりたくて日々努力を重ねる館林明(めい)、身体は男性だが心は女性の哲の兄、岩岡智(さっちゃん)、女の子が恋愛対象の女子高生・水之江琴音(琴音)など、様々な性自認や性的指向のキャラクターが登場し、ジェンダーにまつわる悩みや葛藤を独特なタッチで
【インタビュー】『スキップとローファー』高松美咲「王道な少女漫画設定を入り口に、心の機微を軽やかに描きたい」 石川県・能登半島の端っこ。過疎地域とされる場所から、東京の進学校へ主席入学した主人公・岩倉美津未(いわくら・みつみ)。 ゆくゆくは東大に進み官僚になり、過疎対策に貢献するという将来設計に向けて上京し、学年屈指のイケメン、東京生まれ東京育ちの志摩くんとなんだかいい感じで順風満帆な高校生活! ……と思いきや……? 第2話扉絵より。左:志摩聡介/右:岩倉美津未 入学初日からトラブルを引き起こす(でも憎めない!)、無自覚天然な美津未ちゃん。ピュアで和やかな彼女と関わるうちに、周りのクラスメイトたちとの関係性が構築され、変化していく様子にほんわかあったかい気持ちになったり、学生時代の自分を思い出すようで胸がきゅっと締め付けられたりする青春コメディ。それが『スキップとローファー』です。 単行本
つかのまの食事の味わいで生気を補充する孤独なフリーターを描いた、労働グルメ漫画!『ご飯は私を裏切らない』 heisoku【おすすめ漫画】 食と生命という題材は、古今東西に取り上げられてなお尽きぬ無限の鉱脈だ。 それらはおおむね「生きるために食べる」と「食べるために生きる」の間に広がるグラデーション上のどこかに切り口を置き、さまざまな人生観・世界観をわれわれに示してくれる。 「(よりおいしく)食べるために」の方向では例えば19世紀フランスの『美味礼讃』や本邦なら北大路魯山人の随筆を大御所として、現在はグルメマンガの分野で皆様にもおなじみのことだろう。 今回取り上げる『ご飯は私を裏切らない』も大枠でグルメマンガに類するが、方向としてはどちらかといえば「生きるため」の食をあつかっている。 主人公は29歳、短期アルバイトをくりかえして糊口をしのぐ一人暮らしの女性である。 学歴は中卒。年齢がそのまま
その日出会った宇宙人の女の子は、どこかへ逃げ出したいと思っていた私の心を光線銃で打ち抜いた──。 「わたしたちは、おでこで繋がる」 人とうまく話せない小ノ星海果(このほし・うみか)は、宇宙に行くという大きな夢を持ち、どこかに自分の言葉が届く相手がいると淡い希望を抱きながらも漫然とした日々を過ごしていた。そんなある日、海果は自らを宇宙人と名乗る少女・明内ユウに出会う。勇気を振り絞り、宇宙人の仲間になりたいと素直な気持ちをユウに伝えた海果の世界は、ときめきに満ちたものへと変わっていく。 「希望」、「夢」、「勇気」、「ときめき」。きらきらとした輝かしい日常を読者に届けてきた「まんがタイムきらら」の次世代を担うガール・ミーツ・ガールストーリー『星屑テレパス』の第1巻が、7月27日に発売されました。 これを記念して、作者の大熊らすこ先生にインタビューを実施。デビューのきっかけから現在までの軌跡を振り
中二病の陰キャ男子・市川京太郎と、学園カースト頂点の美少女・山田杏奈。まるで接点がない二人の距離が、偶然にも縮まっていき……京太郎の青春が今、静かに動き出す……! 『僕の心のヤバイやつ』第3巻書影 陰キャ少年と陽キャ美少女の極甘青春ラブコメディ『僕の心のヤバイやつ』が、『みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞2020』で4位に選ばれました。 そこで前回のインタビュー(『ロロッロ!』『僕の心のヤバイやつ』桜井のりお「私はずっと挑み続ける!(下ネタも)」)に続き、桜井のりお先生へ二度目の取材を実施! 前回のインタビューから丸一年、大きく関係性が変化した市川と山田の恋心を桜井のりお先生に直接語っていただきました。 (取材・文:かーずSP/編集:八木光平) 『王様のブランチ』などマンガ層の外側へ広がり続ける『僕ヤバ』 ──このたび「第4回 みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞」で4位に選ばれまし
【インタビュー】『よふかしのうた』コトヤマ「こういう子、可愛くない?って読者に問いかけながら描いている」 「夜は遊ぶもんだ。遊ぼうぜ 少年」 初めて夜間外出した中2・夜守コウは、ちょっと風変わりな吸血鬼・七草ナズナと出会う。コウの美味しい血を求めるナズナと、吸血鬼になりたいコウ。奇妙な二人の夜ふかしの時間が始まる───。 真夜中に紡がれるボーイ・ミーツ・ガール「よふかしのうた」が「第4回みんなが選ぶ TSUTAYAコミック大賞」のトップ10に入賞! これを記念して、作者であるコトヤマ先生へのインタビューを実施しました。 少年×少女×駄菓子コメディ「だがしかし」に続く2作目の連載。その気負いを感じさせないナチュラルな発言の数々に刮目必至です。 (取材・文:かーずSP/編集:八木光平) ストレートなラブコメは恥ずかしいので、ひねくれたラブコメを描く ──2020年TSUTAYAコミック大賞での
WEBマンガサイト『くらげバンチ』にて絶賛連載中の『極主夫道』は、元・最凶ヤクザの『不死身の龍(たつ)』が極道から足を洗って専業主夫になるという、斬新な設定で繰り広げられるコメディ作品です。 コミックス(既刊5巻)の売上は累計200万部を突破し、『みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞2020』や『このマンガがすごい!2019 オトコ編』、『第4回次にくるマンガ大賞 Webマンガ部門』など数々の賞を受賞・ノミネートされました。 コミスペ! は今回、そんな大注目マンガ『極主夫道』の作者、おおのこうすけ先生と担当編集の西川さんにインタビューを実施。強烈なキャラクターの数々は一体、どのようにして生まれたのか、色々とお聞きしていきます! おおのこうすけ 滋賀県出身。9年のアシスタント活動を経て2016年、『月刊コミック@バンチ』(新潮社)に読み切り作『Legend of Music』が掲載され、デ
ある日を境に、この世のものではない「ヤバいやつら」が見えるようになってしまった女子高生・四谷みこ。 しかしみこが取った選択は、彼らから逃げることでも立ち向かうことでもなく──、 それは全力でシカトすること。自分たちが見えていないと悟ったバケモノたちがすごすごと立ち去っていく様は、どこか哀愁を誘います。 単行本は3巻まで大人気発売中、前代未聞のフルシカトホラーコメディ『見える子ちゃん』。いくつものマンガ賞にランクインしている本作が、このたび「第4回みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞」でもトップ10に選ばれました! 「第4回みんなが選ぶ #TSUTAYAコミック大賞」 見える子ちゃん7位いただきました!投票してくださった読者の皆さん!ありがとうございます!!! pic.twitter.com/d4CLmU1m7n — 泉【見える子ちゃん③巻発売中】 (@izumi000) June 17,
溢れ出る有能オーラを纏いながらも、圧倒的に無能な鷹野さんが繰り広げるギャグコメディ!『無能の鷹』はんざき朝未【おすすめ漫画】 はんざき朝未先生の『無能の鷹』第1巻が発売されました。とりあえずあらすじからご紹介。 鶸田(ひわだ)は就職活動中、ある会社の面接で見るからにデキる女性(同じく就活生)・鷹野に出会う。スマートな身のこなし、落ち着いた声、着慣れたスーツ、自信に満ちあふれているのに謙虚。縁あって一緒にその会社に入社したふたり。ただ、1年半後、彼女は社内ニートになっていた。 めちゃめちゃ出来そうな無能 一目見れば「デキる」と分かる、溢れ出る有能オーラをまとった鷹野さん。そんな彼女がなぜ1年半後に社内ニートになっているのかというと、単純に全く仕事ができないから。 社会人として働いている方であればきっと出会うこともあるであろう、「無能な人」いるじゃないですか、そんなレベルじゃないですから。 も
イギリスからの留学生で、日本人以上に日本文化を愛するアリス。見た目は純和風だけど外国と金髪に憧れる忍。真面目でツンデレな綾。明るくてツッコミポジションの陽子。アリスの幼馴染でどこまでも自由なカレン。 髪の色も性格もバラバラなキャラクターたちが織りなす日英ミクスドコメディ『きんいろモザイク』が、単行本11巻の発売をもって完結を迎えました。 きんいろモザイク11巻書影 「まんがタイムきららMAX」に最終回が掲載されたときは多くのファンから祝福と悲しみの声が上がりましたが、同時に特別編『Best Wishes.』の連載開始と、新作劇場版アニメの製作も決定! きんモザワールドはまだまだ続きます。 【きんいろモザイクW特報!】 ①特別編「きんいろモザイク Best wishes.」 まんがタイムきららMAX7月号より連載開始!! ②『きんいろモザイク』新作劇場版製作決定!!!!#kinmosa pi
【インタビュー】『君は放課後インソムニア』オジロマコト「こんな景色が見れるなら、眠れないのも悪くない」 日本人の4人に1人は何かしらの睡眠障害を抱えていると言われている昨今、睡眠とどう付き合うかは誰にとっても関係のあること。それは大人だけの話ではなく、高校生にだって言えることで……。 不眠に悩む主人公・中見 丸太 不眠に悩む男子高校生・中見 丸太(なかみ がんた)は、同じく不眠に悩むクラスメイト曲 伊咲(まがり いさき)と出会い、校内のエアポケットのような天文台でときに一緒に眠り、秘密を共有する、青春ストーリー『君は放課後インソムニア』。 単行本3集書影 まさに「こんな青春過ごしたかった」、甘酸っぱい高校生活がぎゅっと詰まった第3巻の発売を記念して、作者のオジロマコト先生と担当編集の加納さんにお話を伺った。 (取材・文:八木あゆみ/編集:八木光平) 意外と周りに多かった不眠症 ──タイトル
中学二年生の美術部に所属する宇佐美みずきは、同じ美術部員の内巻すばるに片思い中。ところがすばるが夢中なのは、現実の女子ではなく、絵に描いた「二次元の嫁」!? 「片思いする女の子は可愛い」を真っ向から描いたラブコメ漫画『この美術部には問題がある!』(以下、この美)の最新12巻が2月27日に発売されました。 『この美術部には問題がある!』12巻書影 2012年に「電撃マオウ」にてスタート、2016年にはTVアニメ化。単行本10巻からは内巻すばるの姉・ゆりねも登場して、ますます盛り上がっている本作をコミスペで大特集! デビュー時に起こした残虐非道行為って!? 宇佐美みずきの意外な源流ヒロインとは? 舞台を中学校にした意外な理由など、作者のいみぎむる先生にすべて答えていただきました。 (取材・文:かーずSP/編集:八木光平) 電撃コミックグランプリで受賞するも…? 紆余曲折の『この美』スタート ─
【特別座談会】劇場版『メイドインアビス 深き魂の黎明』公開記念!つくしあきひと×富田美憂×伊瀬茉莉也×井澤詩織 インタビュー! 隅々まで探索されつくした世界に、唯一残された秘境の大穴「アビス」。どこまで続くとも知れない深く巨大なその縦穴には、奇妙奇怪な生物たちが生息し、今の人類では作りえない貴重な遺物が眠っている。 『メイドインアビス』1巻書影 深層まで進めば二度と戻れないと言われているアビスの深淵。そんなアビスに挑む探窟家に憧れる孤児の少女リコは、ある時少年の姿をしたロボットレグと出会い、共にアビスの深淵に挑む偉大な探窟家であるリコの母ライザの背中を追いアビスへと潜っていく。 アビス内で新たな仲間、”成れ果て”のナナチを一行に加え更なる深淵へと挑む3人だが、3人の向かう先にはライザと同じく偉大な探窟家の証である白笛を持つ「ボンドルド」が待ち受けていた──。 「WEBコミックガンマ」で現在
ベテランの領域にアマチュアの若者が到達していることが驚異 石黒:しかし、世間のみんなは、大童さんがどう凄いのか分かって『映像研』を読んでいるんだろうか……。俺はさっきからそれを言ってきたんだけど、大童さんは恐ろしいマンガ家である。みんなはわかってるのかな、この得体の知れなさ。 ──マンガの文法に縛られない、ルールブレイカーな部分でしょうか? 石黒:そこが作品を作っているのか壊してるのかわからない部分かもしれない。大童さんが昔作ったアニメをTwitterにアップしてましたけど、『映像研』を好きなユーザーが「動画も作るんですね」って普通に見てるんですよ。「君ら、この動画のどこがテクニカルか、この凄さ、わかってる!?」って訊きたくなる(笑)。 石黒:俺はあれを見てぞっとした。宇宙服を着た人がふわって何もない宇宙空間に体を投げ出す不安感を動画にしてる。事故って回転している様子をカメラで内側から撮っ
自身の名前のルーツを探すため、ひとり海外の地に降り立った七瀬海(ななせ うみ)。道中で知り合った画家の少女・安藤りえと一緒に、ヨーロッパ各地を旅することになります。 ポルトガルのロカ岬。スペインのサグラダ・ファミリア。イタリアのミラノ大聖堂……。『旅する海とアトリエ』も読めば、あなたも海外旅行に行きたくなること間違いなし! 単行本1巻書影 11月27日の単行本1巻発売にあわせて、作者の森永ミキ先生にインタビューを実施。本作の制作秘話、緻密に描き込まれた背景へのこだわりなどをたっぷりと伺ってきました。 (取材・文:ましろ/編集:八木光平) 最初のタイトル案は『旅する海とキャンバス』 ──本日はお忙しい中、インタビューをお受けいただきありがとうございます! 森永ミキ先生(以下、森永):こちらこそありがとうございます! 外出する良いきっかけになりました。ここに来る前、担当さんとクロアチア料理を食
とある田舎の名門女子中学・私立蠟梅(ろうばい)学園。ブレザーの制服に憧れて入学する生徒もいるこの学園には、なぜかひとりだけセーラー服を着ている女の子がいた。 スカートのプリーツをはためかせ、セーラーカラーを翻しながら、学園内を所狭しと駆け回る。『明日ちゃんのセーラー服』は、見る人すべてを笑顔にする。 読者のとなりにいてほしいキャラクターという、「となりのヤングジャンプ」のテーマにふさわしいヒロイン・明日小路(あけび こみち)はいかにして生まれたのか? 単行本6巻の発売を記念して、作者の博(ひろ)先生にインタビューを実施しました。 (取材・文:ましろ/編集:八木光平) ”動き”のある絵を追求した結果、背景もコマもなくなった ──単行本6巻の表紙は、明日ちゃん、木崎さん、兎原さん、龍守さんの4人なんですね。5巻までは明日ちゃんひとりのイラストで統一されていたので新鮮でした。 博先生(以下、博)
【インタビュー】『娘の友達』萩原あさ美「自分の反省の気持ちと、『わからない相手を知りたい』という欲求が合わさった作品」 君に出会わなければ、正しくて、つまらない人生だった──。 家庭では家庭の、会社では会社のしがらみに縛られ、いつしか“理想的な自分”を演じるように生きている主人公・晃介。だが彼の人生は娘の友達である少女・古都との出会いにより180度変化することとなっていく。社会の中で自己を抑圧する現代人へ贈る、“ミドルエイジ・ミーツ・ガール”ストーリー。 単行本2巻書影 コミスペ! は様々な場所で話題が広がりつつある『娘の友達』の単行本2巻発売のタイミングに合わせて、作者の萩原あさ美先生へインタビューを実施。危うい雰囲気を醸し出す本作の魅力について伺って来ました。 (取材・文:春川 三咲/編集:八木光平) この子はこの子の行動原理で生きている ──本日はお忙しい中インタビューを受けてくださ
とかくにこの世は生きづらい。会社で激務に追われるナルと、家での居場所をなくしたユキ。『社畜さんと家出少女』のふたりは、都会の片隅で肩を寄せ合って暮らしている。 間違った関係かもしれない。けれど、大切な人と過ごすこの時間のあたたかさだけは嘘じゃない。 制服+エプロン女子高生の破壊力 コミスペ!は今回、単行本1巻の発売を記念して作者のタツノコッソ先生にインタビューを実施。本作の誕生経緯や、「社畜」「家出」というセンシティブな題材を扱う上での心構えなどをお伺いしてきました。 (取材・文:ましろ/編集:八木光平) 「連載化は無理だ」という気持ちから偶然生まれた第1話のラストシーン ──本日はインタビューをお受けいただきありがとうございます。いきなり個人的な質問なのですが、ペンネームの由来はなんですか? タツノコッソ先生(以下、タツノコッソ):クラレのミラバケッソのCMが放送されていたころ、ガチャガ
子どものころの自分を満足させられるように ──『まちカドまぞく』は4コママンガの中でも特に絵が細かくて、そのぶん作画コストも高いと思うのですが、そのあたりの大変さは感じていますか? 伊藤:描くのは確かに大変で、締め切り前はよく担当さんに弱音を吐いてます。だけど、コマに白いところが残っていると埋めたくなるんです。 きっかけのひとつになったのが、子どものころ読んだ新井理恵先生の『×-ペケ-』というマンガでして。4コマなのに少女マンガみたいな絵柄で、ずっと誰かが何かを喋っているからコマがセリフでビッシリなんです。4コマでもこんなに描き込んでいいんだと衝撃を受けました。 ──昔から4コマはよく読まれていたのでしょうか。 伊藤:はい。むしろ、4コマばかり読んでいました。小学校時代は家が結構厳しめで、中学受験のために週に数日塾に通っていて、マンガやゲームの摂取もある程度制限されていました……。この話、
「まんがタイムきららキャラット」(毎月28日発売・芳文社)で連載中の、ぽんこつ系まぞくと物理系魔法少女がおりなすマジカルコメディ『まちカドまぞく』。 「次にくるマンガ大賞」にも2年連続でノミネートされていましたが、このたび満を持してTVアニメ化が決定しました。「次に」どころか、時は来た! 『まちカドまぞく』5巻書影 コミスペ!は今回、6月27日の単行本5巻発売と、7月11日からのTVアニメ放送を記念して、作者の伊藤いづも先生にインタビューを実施。 4コママンガとしては異例の描き込み量。緻密に張り巡らされた伏線。様々な魅力を持つ『まちカドまぞく』は、いかにして生まれたのか? その秘密は、どうやら伊藤先生の小学校時代にまでさかのぼるようで……。 (取材・文:ましろ/編集:八木光平) アニメ化が決まったとき、熱が出ました ──伊藤先生は長野県在住と聞いていたので、ダメ元でインタビューを申し込んだ
【インタビュー】『ヴィンランド・サガ』幸村誠「『暴力が嫌い』を描きたかったら、描く世界は暴力に満ちたほうがいい。」【アニメ化&22巻発売記念!】 2019年7月7日(日)24:10より、NHK総合にて放送開始されるアニメ『ヴィンランド・サガ』。原作は、幸村誠先生による講談社「アフタヌーン」連載の作品である。 『ヴィンランド・サガ』 22巻書影 現代から約千年前の北欧。あらゆる地に現れ暴虐の限りを尽くした「ヴァイキング」の中でも、最強と謳われた戦⼠・トールズの息⼦トルフィンは、幼くして戦場を⽣き場所とし、幻の⼤陸“ヴィンランド”を⽬指す──激動の時代で巻き起こる、本当の戦⼠の物語(サガ)。 アニメ化&最新22巻の発売記念として、6月2日に都内某所で行われたアニメプレミア上映会にてゲスト登壇された直後の、幸村誠先生(ヴァイキング装備)にインタビューを敢行! 暴力を否定しつつも、荒々しいまでの残
性別を偽った男装女子ヒロインの指宿くん、何だか最近気になる幼なじみの江火野さん、自分の理想の女性像が具現化した存在である「初恋ゾンビ」のイヴ。この3人のヒロインと、省エネ系主人公のタロウを中心に織り成す物語は、甘く切ない──。 誰と結ばれるか分からない緊張感に、時に言葉を無くしてしまうような、青春の最前線を走り続けてきたラブコメが『初恋ゾンビ』です。 『初恋ゾンビ』17巻書影 6月18日に最終巻である17巻が発売されたのにあわせて、作者の峰浪りょう先生にインタビューを実施。主要キャラの誕生秘話から、先生の漫画家としてのルーツなど、これまで表に出ることの無かったお話が盛り沢山! どうぞ心ゆくまでお楽しみ下さい! (取材・文:ふな/編集:八木光平) ネームは書き上げる時は一日 ──週刊連載を終えての率直な感想をお聞かせ頂けますか。 峰浪りょう先生(以下、峰浪):もう、ほっとしてます(笑)。
ボンドルドとリコの関係は「レクター博士とクラリス」に似ている ──原作マンガについて、倉田さんの思うところをお聞かせください。 倉田:1巻~3巻と読み進めると、マンガ作りがものすごく上手くなっていくのが分かるんですよ。1話目は世界観の紹介が手探りで、モノローグの説明が多い。だけど2巻以降はキャラのセリフと動きだけで、世界観が自然とわかるように進化している。 つくし:キャラクターの作り方が段々わかってきたんです。例えば、最初オーゼンはおじいちゃんだったし、マルルクは普通の女の子の予定でした。 変化のきっかけは小池一夫先生の『人を惹きつける技術 -カリスマ劇画原作者が指南する売れる「キャラ」の創り方-』という本を読んでからです。「膨大な背景を持つキャラクター同士をぶつけると、何かしら起こる。それがドラマになるので、それを描け」とこの本から教わりました。 『人を惹きつける技術 -カリスマ劇画原作
隅々まで探索されつくした世界において、ただひとつ残された秘境の大穴「アビス」。 どこまで続くとも知れない深く巨大なその縦穴には、奇妙奇怪な生物たちが生息し、奥底に潜れば二度と帰還できないといわれている。 そんなアビスの謎を解き明かすことを夢見る孤児のリコは、ひょんなことから少年の姿をしたロボット・レグと出会う。偉大な探窟家であり生き別れたリコの母・ライザを目指して、二人はアビスの果てへと挑むことになるのだが──。 唯一無二の世界観の中で、可愛らしいキャラクターたちが過酷な冒険に挑んでいく様を描いた、21世紀を代表するファンタジー作品のひとつ、『メイドインアビス』。「WEBコミックガンマ」で連載され、5月30日には待望の新刊・第8巻が発売された。 『メイドインアビス』8巻書影 また2017年にはTVアニメ化もされ、躍動感にあふれるアクション、緻密でリアリティあふれる背景、世界観に没入させる伴
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