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つばさ 第二部 - 第九章 第十一節
壮麗なるシュラインシュタットの裏手に屹立する山、その頂上付近は〝彼ら〟の領域だった。いくつもの翼... 壮麗なるシュラインシュタットの裏手に屹立する山、その頂上付近は〝彼ら〟の領域だった。いくつもの翼がそこかしこに入り乱れ、何を話すわけでもなく、ただ静かに時が経つのを待っている。 元より、彼らは無駄な言葉を使うことが少ない。不安があれば、しゃべらずにはいられない人間との大きな差であった。 時間を気にしないこともそのひとつだ。待つことを嫌う者は少ないが、それでも今は本来やるべきことがあった。 にもかかわらず動かないのは、ここにいつもいるはずの肝心な人物がいないからだ。 「まぁた、お嬢は来てねえのか」 苛立たしげにゼークは、腰に佩(は)いたままの自身の剣を片手で揺り動かした。 翼人の世界でも、いつも余計な一言の多い者もいる。これに関しては、人間の世界とまったく一緒だった。 やや非難のこもった彼の言葉に、萌葱色の翼をしたナータンが反論した。 「仕方がないよ。侯妹(こうまい)としても忙しいんだし」
2017/11/10 リンク